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咆哮

Sprinterss2016wt
スプリンターズS2016―観戦記―
外枠からミッキーアイルが先頭に立ち、前半が33秒4、後半が34秒2という、G1のスプリント戦としてはごく平均的なラップを刻んだ。速すぎもせず、遅すぎもしないペースであり、どのポジションでレースを進めた馬にもチャンスがあった。どの馬にも脚が残っているため、最後の直線では激しいスペース争いとなり、後ろから行った馬たちの中には、前が壁になり、力を出し切れずに終わってしまった馬がいた。逃げて2着に粘ったミッキーアイルは誰にも邪魔されることなく、勝ったレッドファルクスは外を回って早めに進出したことが功を奏した。

レッドファルクスは前走の強さをそのまま持ち込んで、G1の栄冠を手にした。前残りの競馬を1頭だけ別次元の末脚で勝利したCBC賞は桁違いの強さであったが、右回りに良績がなかったことや、3ヶ月の間隔が開いたことも含めて、人気の盲点になっていた感がある。使い込むと馬体が硬くなることもあり、ぶっつけでスプリンターズSに向かったことも吉と出た。スウェプトオーヴァーボードの産駒として初の芝のG1制覇となり、母の父サンデーサイレンスが大きく影響しているのは確かだが、父の種牡馬としての価値に新たな光をもたらした。

ミルコ・デムーロ騎手はこの馬に跨って3戦3勝。最初からレッドファルクスを選択していたように、CBC賞の勝ち方からもこの馬の強さを信じていたのだろう。思い切ってスタートから出していき、ポジションを悪くすることなく、最後の直線に向いた。この思い切りの良さがレッドファルクスの進路を開いたとも言える。騎手にも攻める気持ちがなければ、G1レースを勝ち切ることはできないのだ。そして、追い出してからのアクションも素晴らしい。これまでも何度も言ってきたし、これからも何度も言うことになるが、デムーロ騎手が追った馬は最後まで伸びるし、馬を追う技術には特筆すべきものがある。

ミッキーアイルは高松宮記念に次いで、またもや2着に敗れた。1200m戦だとあとひと押しが足りず、1600m戦だと最後に止まってしまう。1400m戦がこの馬の弱さを出さない距離であり、それゆえにG1の勲章に手が届きそうで届かない。仕上がりは良かったし、松山弘平騎手も迷いなく乗って力を引き出しているが、これがこの馬の限界だろう。

ソルヴェイグも鞍上の思い切りの良さが好結果に結びついた。前走は思い通りのポジションが取れず、この馬の良さを出せなかったが、乗り替わった田辺裕信騎手はそのあたりを踏まえ、積極的に出して行った。スタートしてスッとビッグアーサーの前をカットしたのも、隠れたファインプレーであろう。邪魔をされることなく、力を出し切ることができれば、G1レースでも上位争いをする力があることを証明した。

圧倒的な1番人気に推されたビッグアーサーは、馬群に包まれる形になり、馬が気の難しさを出し、最後の直線では行き場がなくなるとともに躓くアクシデントもあり、大敗を喫してしまった。このような形になると苦しいことは予期していたが、それ以上に厳しいレースを強いられ、絵に描いたような負け方であった。強くて速い馬であることは確かなだけに、力を出し切れずに敗れた感は果てしない。福永祐一騎手にはいつも苦言ばかり呈しているようで心苦しいが、1番枠を引いた時点で、何もしなければこのような状況に陥る確率は高かったはず。調教師からの指示があったのかもしれないが、たとえ止まってしまう可能性があったとしても、スタートから先頭に立つぐらいの気持ちで思い切って出していけば、そのまま逃げるか悪くてもソルヴェイグの走ったポジションを取るかを選ぶことができたのではないだろうか。前走で逃げたことが伏線となっているところもあり、難しい判断ではあるが、トップジョッキーとして、負けるべくして負けた罪は重い。

Photo by 三浦晃一

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Comments

治郎丸さん、こんばんは。

凱旋門賞の総括コメントの続きをこちらで軽く・・・違和感を感じるとおっしゃってますが、実際にいろいろな記事を読むと計時方法の違いに言及したうえで、日本式の補正をかけてる方が多いですね。本質はホーリックスとオグリキャップが当時の世界レコードを出したJCのようなレースだった、と総括されてる方もいるようです。

スプリンターズSですが、中山で行われた過去10回の当レースのうち、7回が32秒台のラップだったことや、当日の8R500万下を前半32.8で逃げた馬が逃げ切ってる高速馬場だったこと、などを考えると、馬場を考慮したらGⅠとしては遅い、と思います(競馬ブックの吉岡さんも触れてましたが・・・)
ビッグアーサーが逃げたら33.0-34.2くらいでまとめられたはずなのにな、とどうしても考えてしまいます。仮にアイルが譲らずオーバーペースになったとしても、32.8-34.5くらいで収まったのではないでしょうか。

アンチの執拗な宣伝で誤解されてる方も多いようですが、実は福永騎手は過去GⅠで6度1倍台の人気馬に騎乗して[4.1.1.0]と大崩れしたことはなく、一般的に考えてもかなり優秀です。確かに良い経験にはなったかもしれませんね・・・ただ、前哨戦からのプロセスは、個人的には間違ってなかったと思ってるので、どう総括するのか?
消極的な総括に向かいそうで心配です。

Posted by: シンプル | October 06, 2016 at 10:45 PM

シンプルさん

こんばんは。

中途半端な書き方をしてしまいましたが、今年のスプリンターズSは、G1レースとしては遅いですね。

だからこそ、勝ち馬以外は前に行った馬たちで上位は占められています。とはいえ、後ろの馬にもノーチャンスなほどかというとそうでもなく、33秒台前半の脚を綺麗に使えれば勝機はあったはずです。

ゴチャついたことで、スムーズに走れなかった馬が多いのが残念でしたね。ビッグアーサーもそのうちの1頭です。

ただ、他馬と違うのは、1番人気を背負っていたにもかかわらず、あえて引くようなレースをしたことで、自ら大きなリスクを取ってしまったということでしょうか。

ギャロップにも書きましたが、逃げれば勝つチャンスは大きかったと思いますし、逃げるつもりで行けば、ミッキーアイルの番手が普通に取れるはずでした。

前走を逃げたことで、作戦が難しくなり、迷った挙句に、悪い方を引いてしまうという人間らしい行動だったと思います。

私は福永騎手のファンですが、G1レースでの負け方が良くないといつも思っています。攻めて負けるのではなく、守って負けるという歯がゆさが残る感じですね。

でもスタイルはそう簡単に変えられないということだと思います。裏を返せば、馬の力を安定的に引き出すことのできる、ムラのない騎手ということでもあるからです。

凱旋門賞については、時計やラップとレースの結果や形が相反している不思議なレースですね。よほど内の馬場が良く、前が止まらない馬場だったのか、そうだとすればかなりバイアスがかかった特殊な馬場ですね。

Posted by: 治郎丸敬之 | October 06, 2016 at 11:36 PM

治郎丸さん、こんばんは。

あ、いえいえ「全馬にチャンスがある流れだった」の部分で、おっしゃりたい文意は十分に伝わって来ましたよ。こちらこそ拙い文章で申し訳ありません(汗)

私がずっと納得いかなかったのは、セントウルSで逃げたことに対して、競馬サークルや競馬村の住人ほど冷たい意見が多かったことですね。

付け加えて言うと、福永騎手が乗る以前、どのような形で負けて賞金を加算できずにいてここまで出世が遅れたのか?の考察が出来てないような意見が大半と感じました。

プロ顔負けのラップ派の方や分析派の方たちは、(日頃はどちらかというと福永騎手に批判的なことが多い方であっても)おおむね好意的に見ていた気がします。

以前、治郎丸さんのTwitterで「大昔は脚を余して負けることが騎手の恥だとされてきたが、今は折り合いを欠くとかレースの流れに乗れないなど、綺麗なレースが出来ないことが騎手の恥と受け取る風潮に感じる」と言われてるものがあって、非常に共感しました。
そこに外国人騎手や地方騎手の参戦、馬場の高速化にもかかわらずスローペースが蔓延してることで、今は折り合いよりも位置取りやタイトなコース取りが問われるように変化してきてると思います。

実はその辺の変化についていけてないのは調教師の皆さんや、そういう調教師について競馬の知識を身に着けた評論家の皆さんが、馬の個性を無視して器用な競馬が向いてない馬にまで、器用な競馬をハメ込んで大成を阻んでいるような気がするのです。今回で言えば(ずいぶんいろんな評論に目を通しましたが)細江純子さんや東スポの虎石TMなどがそうですね。とにかくおっぱなすのは悪だ、緩急がつかなくなる、折り合いが台無しだ・・・etc・・

調教師さんの側は、折り合って脚を余して負ける方が、早仕掛けして勝ちに行ってしまい甘くなったり、おっぱなしてタメが効かなくなるという恐れよりはマシな人が残ってるんでしょうね。

そう言った風潮で個性を殺されて、かかってもハイペースにしたほうが強い馬(長距離ならエピファネイア、短距離ならショウナンカンプやビッグアーサー)もずいぶん埋もれてるような気がします。あるいは好走する機会が減っているかと。凱旋門賞の敗戦もそのあたりも原因の一つになってる気がします。今の日本ではなかなか持久力は身につかない。

祐一もどちらかというと武騎手の系譜で、きれいなレースと引き換えに差し損ねや脚余しなどで批判されがちでした。そんな彼が最近は平場から重賞まで(馬によっては)割と早目に動いて持久力を引き出す競馬が出来るようになってきた。セントウルSもかかっても一瞬迷ってすぐおっぱなしました。ファンの自分としては少し殻が破れそうな雰囲気を感じましたが、自分の目から見るとそんな芽が摘み取られて行くような冷たい反応を感じました。どうも管理者の藤岡師も含めてビッグアーサーの個性を把握してない人たちが、狭い競馬観で型にハメて批判してるような流れを感じてしまいました。

治郎丸さんもしきりに「ビッグアーサーは逃げたことで次が難しくなる」とおっしゃってました。それは気性面での話でしょうか?それとも戦術や駆け引きの面での話でしょうか?たぶん細江さんや藤岡師とはまた別の視点で言われてるような気はしましたが、その辺少し突っ込んだお話が聞けたらな、と思います。

長文、乱文失礼しました。

Posted by: シンプル | October 07, 2016 at 11:13 PM

シンプルさん

おはようございます。

ビッグアーサーと福永祐一騎手のことが好きなのが伝わってきます。

そういう人馬には、力を出し切ってもらいたいですよね。

ギャロップに書いたことなので、詳しくはそちらを読んでくだされば幸いですが、セントウルSを勝つためには、あの逃げの判断は良かったと思います。

ただ、前哨戦で逃げたことで、大本命でもあるスプリンターズSでの乗り方が難しくなったわけです。

もう1度逃げると今度は徹底マークされるので、かなり厳しいレースを強いられることになります。

一旦ぶっぱなすと、馬はその方が楽なので、次も思いっきり行こうとして、次に控えようとすると馬と喧嘩することになります。行く癖がつく馬は一度ぶっ放したら、元に戻すのは難しくなります。

たぶんこのあたりのことを細江さんは言いたいのではなかったのでしょうか。

僕は馬群の中に入るとビッグアーサーは嫌がるタイプだと思っていますし、前走で行き切ってしまったので、スプリンターズSで抑えるとなるとかなり抵抗すると考えていました。

だから、たとえマークが厳しくなっても、勝つためには再度逃げるべきだとギャロップには書きました。

といいつつも、たぶん福永騎手や陣営は迷って、控える競馬をしてくることも予想していましたので、おそらくスローになって、逃げた馬が逃げ切るのではと思い、レッツゴードンキに思い切って逃げてみたらハマると予想しました。

そんな言葉も届かず、レッツゴードンキは追い込みを選択して届かず(笑)。戦略次第ではどの馬にも勝つチャンスがあっただけにもったいないですね。逃げるという一手は、G1レースのような大舞台でこそ使うべきですが、G1レースだからこそ消極的になり、思い切った逃げは打てなくなるものです。

Posted by: 治郎丸敬之 | October 09, 2016 at 08:22 AM

治郎丸さん、こんばんは。

治郎丸さん同様に、私は祐一が好きです。ビッグアーサーについてはそれほど思い入れがありませんが、バクシンオーの正統後継者として岡崎特別の頃から将来は種牡馬入りして欲しいなあと思ってました。

ギャロップの記事は当週購入したので拝見してました。
また、スプリンターズSも逃げた方が良いとおっしゃってたのも存じてます。

>たぶんこのあたりのことを細江さんは言いたいのではなかったのでしょうか。

おっぱなすと次走以降うんぬんはよく聞く内容の話ですし、クラシックに向けて馬を作ってる段階の2歳・3歳馬ならわかるのですが、ビッグアーサーはもう5歳ですでにGⅠを勝ってて種牡馬入りも9割がたは確定してる馬です。個人的な推測ですが、もしスプリンターズSを勝ったら引退か、引きずっても年末に香港(もっとも藤岡師自身は輸送の懸念で消極的らしいですが)で1戦する程度のもので、そういう立場の馬ならばもう短所を矯正するよりは、ストレートにストロングポイントを活かして毎レース勝つことだけに的を絞った戦略をとるのが当然ではないでしょうか?

これ、netkeibaで祐一自身も似たような意見を書いてましたが、私自身はもっと早く、セントウルSで1枠を引いた時点であちこちの掲示板でこのような意見を書いてきました。「別に逃げてもエエんちゃうの?どうせやってもあと2戦やし」と。

1)そりゃあ折り合って優等生的競馬で勝つスマートさには敵わないが、「折り合ってスローにする」よりも「かかり気味、暴走気味でもハイペースする」方が勝つ確率が上がる馬である
2)もう5歳馬で残された生涯レースは少ない
3)次に禍根が残る説が正しいとして、じゃあたった1戦逃げただけでそれまで勝利と引き換えに教えて来たはずの「レース教育」が全て台無しと言うのであれば、そもそも「負けてもいいから抑えつけて教育」というよく競馬サークル内で言われる行為自体に意味がないのではないか?

ということです。

祐一はロードカナロアの函館SSで逃げを封印して仕掛け遅れで負けたことで降板となりました。でも私はあれば仕方なかったと思うし逃げなくて良かったと思ってます。なぜならロードカナロアは3歳春までに逃げて差されて負けるパターンを繰り返していたし、この時点で4歳春ですから先(マイル路線にも対応可能にする)を見据えてレースを教えると言うのもわかります。

でもビッグアーサーはそういう立場になかった。

納得できないことは他にもあって、そもそも祐一は上にも書いたように、そもそも誰よりも馬にレースを教えて負けるということで叩かれて来た騎手です。ある意味、ワリを食ってた、あるいは食わされてきたこともあったでしょう。

細江さんはこれら全てを無視して批判しています。
(個人的な推測ですが、根っこに私憤晴らしめいた感情を感じるのは勘繰り過ぎでしょうか?)

次は戦術面のデメリットです。
ハイペースならハイペースで良いじゃないかというのが私の立場ですが、藤岡師はハイペースに巻き込まれて潰れるのを恐れてるように見えました。

ならば、ハイペースで残れるかどうか?はさておき、次はじゃあどれほどの確率で自身が潰れるほどのペースになるのか?という問題ですが・・・

1)メンバーを見渡して他馬がついて来れない展開
2)2番手・3番手の騎手たちが、自分たちが上位入線するためにあえてハナのビッグアーサーをつつかない展開

これらの可能性もあったと思います。

レッツゴードンキの桜花賞が2)に該当します。
スタート後の位置取りのアヤもあるでしょうが、あのレースで番手につけたのは人気薄の馬に乗ってた若手・中堅騎手の2人でした。

彼らにしてみたら人気薄の自分たちが上位入線するにはドンキにそのままスローペースでいてもらったほうが都合が良かったので、レースが動かない、動かさない方がいいとなります。

治郎丸さんも言われてますが、逃げ争いを演じると思われてたミッキーアイルは純スプリンターというより1400くらいがベストの馬です。アーサーがテンから主張してハナを叩いたとして、無理してでもハナを主張したでしょうか?したくても1)になる可能性もあったし、控えれば2)の可能性も考えられました。藤岡師がそこまで考察してたかどうかは不明ですが、なぜあれほど逃げを恐れて厳罰(マスコミに「逃げはない」と福永騎手にプレッシャーをかけていた)命令を出したのか疑問です。

夢中で書いたのでまたしも長文・乱文になり失礼しました。

Posted by: シンプル | October 09, 2016 at 10:16 PM

シンプルさん

こんばんは。

シンプルさんのお考えにおおむね同意です。

無理に抑えると反抗するのは目に見えていたので、残されたレースのことを考えると、この馬の行きたいように行かせた方が力を出し切れたはずです。

でも逃げられるかどうかはまた別問題で、行かせる=逃げるではなく、行かせたけどもミッキーアイルの2番手という形がベストだったと思います。

真ん中から外の枠を引いていれば、そのような競馬が出来たはずですし、藤岡調教師もそのようなイメージでいたと思います。

ただ運悪くも内枠を引いてしまったことに加え、なぜか逃げない=抑えるという解釈で進んでしまったのか、わざわざビッグアーサーのスピードを殺し、馬群に入れて気性の難しさを出してしまう結果となりました。

もしかすると、騎手と調教師間での戦略のすり合わせが上手く行っていなかったのではと思わせるほど、中途半端な競馬になってしまいましたね。

Posted by: 治郎丸敬之 | October 11, 2016 at 10:45 PM

治郎丸さん、こんばんは。

本来は治郎丸さんがリードして楽しい競馬談義をするはずのこの場所をお借りして、長々と居座って申し訳ありませんでした。

セントウルSの細江さんの批判から始まって、スプリンターズS当週の藤岡師の批判や逃げ厳禁指令まで、憤懣やるかたなしの気持ちで過ごしてました。
トドメの一撃が金曜朝に1枠1番と決定したことで、以前は期待感MAXだったのに、これでもう祐一が開き直って好きなように乗る以外に勝つ見込みはないだろうな・・と絶望的な気持ちになりました。

世間がみんな祐一の敵に回ったような感覚で、特に味方と信じてた藤岡師の一連の言動は祐一がどんな気持ちでこれを聞いたか?どれだけ孤独な闘いを強いられる状況に追い込まれてるのか?と想像するとストレスで仕事が手につかないほどでした。

そして、一連の報道を待ってましたとばかりに利用するアンチたち。

あの時ほど、自分が世間に出て擁護論を強く主張したいと思ったことはなかったです。

いちおう、中立の立場から祐一が正しいと言ってくれてる人気ブロガーさんたちもいましたし、そちらに共感することの方が多々ありましたが、いかんせん声が小さいかな・・・とも。

もちろん治郎丸さんが言われるようにトップジョッキーとしては情けない負け方ですし、陣営と上手くコミュニケーションをとる能力が今回は足りてなかったとも思うし、厳しい言い方も出来ますが、それ以前に背負ったものが今回はちょっと重すぎたかな・・・と。
心配になったので、どうしても本人に伝えたくてnetkeibaの質問フォームからこれまで述べて来たようなことを送信しておきました。
今後、汚名返上の機会があればいいのですが。

失礼しました。

Posted by: シンプル | October 12, 2016 at 12:18 AM

シンプルさん

いえいえ、思ったことを書いてくださっていいのですよ。

私としてはセントウルSの判断は正しかったと思っていますが、そこはコインの裏表で、次が難しくなると思っていました。

逆にセントウルSで折り合いをつけようとして下手に負けていれば、スプリンターズSは迷うことなく行かせて、レッドファルクスとの叩き合いになっていたはずです。

私は2チャンネルなどは見ませんので、福永騎手にどんなアンチがいるか把握していませんし、福永騎手がとやかく言われる理由も良く分かりません。アンチの人たちは、親の七光り的なところに反応するのですかね。彼はむしろお父さまのことを乗り越えてトップジョッキーになったのだと私は考えています。

とはいえ、背負ったものが重すぎたから負けたとは言ってほしくないんですよね。世界の一流ジョッキーは、日本人騎手たちとは比べものにならない重圧の中で乗って、結果を求められています。そのせいでどれだけのジョッキーが自らの命を絶ったことがあるか。重圧が良いとは言いませんが、福永祐一騎手ほどのジョッキーであれば、重圧を乗り越えて、自分の力と判断で結果を出せる騎手になってほしいと願っています。

Posted by: 治郎丸敬之 | October 12, 2016 at 11:59 AM

治郎丸さん。

懐の広い対応をしてくださって感謝します。

数年前からいろいろ調べてますけど、祐一のアンチで最大勢力は武豊騎手の一部のファンです。ID検索とか、netkeibaなら過去の投稿履歴などですぐわかります。残りはディープインパクトのファンが多いですね。

武騎手のファンにしてみれば、本来はユタカの方が上手いのにユタカがケガした隙をついて、下手糞極まりない祐一のエージェントが社台に取り入って乗り馬の質を上げている・・・ということらしいです。

ディープインパクトのファンの方は期待産駒が祐一でなかなか結果が出ないので気に入らないようですが、こちらの方たちは総じて騎手みんなに厳しいので、そうしつこくありません。(ちなみにデータ上ではむしろ祐一はディープインパクト産駒の成績はいいです。ただ重賞でなかなか勝てませんよね)

やっぱり武騎手のファンの方ですね、酷いのは。彼らは2チャンネルやネット競馬の掲示板は関係者が大勢見てるので、そこで祐一の評判を落とせばまた武騎手が昔のように良血馬を独占できるのでは?という思いもあるようです。他愛のない作り話程度ではなく、かなり悪質な捏造悪口などは日常茶飯事です。

自分は雑誌ネットの類はかなり見てる方ですが、ただでさえ情報量が少ない競馬というジャンルで、ネットを開くのもウンザリさせられるくらいのアンチ活動は異常だと思います。そもそも現在の祐一ほど叩かれてるアスリートって江川投手とかサッカーの柳沢選手、そして岡田監督くらいしか記憶にありません。

海外の騎手が自殺例が多いことは、私自身は不勉強で今まで一例も知りませんでした。

祐一自身が知ってるかどうかはわかりませんが、モレイラ騎手との対談記事で「海外ではいかに乗り馬獲得競争が激しいか?いかに汚い手段で他人の乗り馬を奪おうとするか?」ということを聞かされたようですね。

Posted by: シンプル | October 12, 2016 at 10:33 PM

シンプルさん

そうなんですね。

武豊騎手も福永祐一騎手も、どちらも日本の競馬を支えている素晴らしいジョッキーの1人なんですけどね。

海外のジョッキーは、馬主や調教師からのプレッシャーだけではなく、メディアからの批判にもさらされますので、結果を出さないと大変だと思います。

そういう意味では、日本の騎手とは全く環境が違うので、向こうからこちらに来る騎手は気が楽になるのではないでしょうか(生活や文化の違いがあったとしても)。

まあネットで叩かれることがあるかどうか知りませんが(笑)、そのあたりは日本特有のものなのでしょうか…。

福永祐一騎手には、(ネットの悪口ではなく)あらゆるプレッシャーに打ち勝って、勝利できるようなジョッキーになってもらいたいです。そうしなければ、海外から来るジョッキーたちに太刀打ちできなくなってしまいますからね。

Posted by: 治郎丸敬之 | October 14, 2016 at 10:56 AM

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