« 父ディープを力強くした馬体ステファノス:5つ☆ | Main | 地を這うように »

勝ち切れない馬が勝つのはどのようなときか

Cover

勝ち切れない馬がいる。能力は高くても、あと一歩のところで勝利を逃してしまう馬。どのレースでも安定して力を発揮するが、なぜかいつも自分の前に1頭か2頭がいる馬。昔でいえば、ナイスネイチャやロイスアンドロイスのように3着を繰り返す馬もいれば、ステイゴールドのように2着でフィニッシュしたレースが12回もある馬もいる。次こそ勝つのではないかという期待と、それでもまた惜しいところで負けてしまうという詰めの甘さと憎めなさが相まって、つい応援したくなってしまうため勝ち切れない馬にはファンが多い。

勝ち切れない馬に共通しているのは、どのような相手関係であっても勝ち切れないということ。たとえば、強いメンバーが集うG1レースで3着する実力を持っているにもかかわらず、自分よりも格下の馬たちと走る非重賞のオープン戦でも同じように3着と敗れてしまう。なぜ敗れてしまうのか不思議になってしまうほど勝ち切れないのは、勝ち運に見放されているからではなく、勝ち切れない馬それぞれに特有の内的要因があることが多い。たとえばステイゴールドは、内に持たれてまともに追えない(走らない)という気性的な問題を抱えていたのは有名な話である。

(週刊Gallopを買い忘れた方や、超馬券のヒントだけ読みたい方はこちら
*安田記念の予想と馬券を公開中です。

|

Comments

次郎丸さん
おはようございます。
今月2日未明にナイスネイチャの母ウラカワミユキがせん痛の為36歳で亡くなったみたいです。
この日はウラカワミユキの誕生日でもありました。悲しいことですが こんな馬が1頭でも多く存在してくるたら競馬のロマンは100年先も光がありそうです。
競馬の格言に『いつも上がり最速で負けてる馬はいつまでたっても勝ちきれない』というのがあるようです。それは簡単に言うと前目につければ勝てるのではないかと思わせますが このタイプの馬はそれができない馬なのでしょうね。それがこの馬の欠点であり、長所なのでしょう。『人は長所ばかりを好きにならない』です。
競馬を始めた頃の馬ですがレーヴドリアンという馬がいました。この馬がまさにそんな馬でいつも上がり最速で負けていました。次こそはと思いながら応援していましたが腸が破裂したか何かで亡くなってしまいました。それからレーヴディソールがデビューしてレーヴドリアンを重ねながらレースを見ていました。
勝ちきれない馬が勝つときはどのようなときかを新聞広告にあてると

『自分を捨てても、自分は残る。』

という感じでしょうか。
1999年 天皇賞・秋のスペシャルウィークです。

スペシャルウィークがおかしい。
気がついたのは、スタートしてすぐだった。得意技の「好位差し」をする気配もなく、馬群のなかを走っている。負けを重ねて血迷ったのか。そうじゃない。この馬は、捨てたのだ。磨きあげ自分のものにしたスタイルを、みずから手放した。勇気か、自棄か。「追い込み」で勝負に出る。そして、勝ってしまった。思えば、こんな走りだった。3歳馬の頃に僕が見とれたのは。

得意技とか「らしさ」を捨てて、
なお残るものが、本当なのだ。

安田記念はエアスピネルとブラックスピネルを応援してます。

スピネルはスピネルでもエアスピネル
スピネルはスピネルでもブラックスピネル

この実況が聞きたいです。

Posted by: 通りすがりの皇帝ペンギン | June 04, 2017 at 09:39 AM

通りすがりの皇帝ペンギンさん

ナイスネイチャの母が亡くなったのですね。

でもずいぶんと長生きしました。

勝ち切れない馬はその短所ゆえに愛されますし、勝ったときの喜びがひとしおですね。うらやましいキャラです。

計ったように3着に来るナイスネイチャは、私が競馬を始めたころにちょうど出会った馬で、思い出に残っています。

エアスピネルにとっては大きなチャンスでしたし、ペースも良かっただけに、あれで前が開かないとは競馬は恐ろしいです。

武豊騎手もさすがに頭を下げたのではないかと思います。

Posted by: 治郎丸敬之 | June 08, 2017 at 11:42 AM

Post a comment