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勝つためには、勝つ気で乗らない(賭けない)こと

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力はあるのに勝ち切れない馬がいる。勝てないレベルは様々だが、たとえばナイスネイチャやステイゴールドなど、特にG1レースにおいて惜しいところで勝利を逃がしてしまうような馬たちには、自分を重ねてつい応援してしまう競馬ファンも多い。しかし、その馬に関わる人たち(馬主や調教師、ジョッキーなど)は頭を抱えたくなるだろうし、馬券を勝った人々もそう。もちろん馬にとっても、引退後のことを考えると死活問題となる。

だからこそ、あらゆる手を使って勝とうとするのだが、そのことで人間が空回りして、かえって勝利から遠ざかってしまうことがある。たとえば、鞍上を交替させたにもかかわらず持ち味を引き出せなかったり、ジョッキーは切れ味を引き出そうとして差しに回ったら前が壁になって脚を余したり、今度は勝つために自ら早めに動いたことで足元をすくわれてしまったり。勝とうとすればするほど、悪循環を辿るようになる。

岩田康誠「勝つにはどうしたらよいでしょうか?」
安藤勝己「勝つ気で乗らんことや」

私が敬愛してやまない安藤勝己元騎手と岩田康誠騎手の間で、岩田騎手の中央移籍に際して、こんな言葉のやりとりがあったことを思い出した。まるで禅問答のような安藤勝己の騎乗論であるが、これはまさに老子の説く「無為(何もしない)」の思想である。

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Comments

勝つ気で乗らない(賭けない)…、勝負においては究極の境地なのかなと思います。当てようとどうしても迷いますし、メディアや周りの声に引きずられますし。

最近心がけているのは掛金は「このレースを観戦するために支払う金額」と考えるということです。野球観戦では、試合を見ることで得られる興奮や感動の対価として数千円のお金を支払うわけですが、レースでも同じ感覚でやれないかなー、と。観戦料ですから返ってくることはハナから期待しない。まあ、完全に期待しないで掛けるなんてことは出来ないのですが、「このレースは本当にこれだけのお金を出して見る価値がある?」と自分に問いかけながら楽しめたらいいなと思っています。

Posted by: やっとこやっ | April 24, 2018 at 08:15 AM

やっとこさん

勝つ気で乗らない(賭けない)は究極の境地ですね。

マイラーズCもフローラSも、勝つ気で乗らなかった騎手が勝ったように思えました。

私たち馬券ファンとしては、勝つために賭けている以上、勝つ気で賭けないとは難しいのですが、100円で楽しむ、観戦料として考える、など色々な方法はあると思います。

最終的には、大局的にレースを考えられるということが、勝つ気で賭けないということなのかなと思います。

Posted by: 治郎丸敬之 | April 24, 2018 at 10:41 AM

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