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夏は牝馬の馬体的理由

Jiromaru

夏は牝馬、という格言があります。先週のキーンランドカップを勝ったナックビーナス、関屋記念もディープインパクト産駒の牝馬のワンツースリーで決着したように、夏競馬で活躍する牝馬は多いのです。牝馬が夏に強い理由はいくつかあって、牝馬は暑さに強いというものから、夏競馬は高低差のほとんどない平坦な競馬場で行われるからというものまで。前者は生物学的な理由であり、後者は物理的な理由(坂道を駆け上がるにはパワーが必要ですが、アップダウンの少ない平坦なコースでは、非力な牝馬の能力が削がれることがないから)と言うべきでしょうか。

もうひとつ肉体の特性を付け加えると、夏競馬が行われる函館、札幌、小倉、福島などの競馬場は、小回りで直線が短いことも、牝馬が夏に活躍する理由として挙げられます。最後の直線が長ければ、スタミナにものを言わせてジワジワと伸びても相手を捕らえられますが、小回りかつ最後の直線が短いコースで勝ち切るためには、一瞬でスパッと切れる脚が求められる。1ハロンだけ、いやもっと短くても良く、他馬を抜き去る一瞬のスピード(瞬発力)が武器となるのです。最後の直線が短いことで、牡馬のスタミナを生かした地脚の強さが殺され、牝馬のスピードを生かした瞬発力が生きるということです。

さて、馬体的な観点としては、毛艶にも牝馬の調子の良さは如実に現れます。牝馬は冬場になると冬毛が生えてきて、一気に毛艶が悪くなります。調子が悪くなったから毛艶が冴えなくなるというよりも、寒くなったことで自然と冬毛が生えてきて、それに合わせて競走馬としての調子が悪くなってくるということです。つまり、走れる身体ではなくなってくるということですね。牡馬にも季節による毛艶の浮き沈みはありますが、牝馬はアップダウンが激しい。冬場が冬眠に入ったようにくすんだ毛艶になり、夏場は逆にピカピカの毛艶を誇る。毛艶は鏡のように、牝馬の調子の良さを映し出します。

今週行われる小倉2歳ステークスにも多くの牝馬が出走します。どの牝馬も調子が良さそうで目移りしてしまいますが、新馬戦の内容が良かったタムロドリームに本命を打ちたいです。ハイペースを自ら逃げてつくり出し、そのまま余裕の手応えで押し切りました。現時点ではやや前が勝った体型だけに、最後の直線が平坦な小倉競馬場は合うのではないでしょうか。もちろん毛艶もピカピカですね。顔つきを見るといかにも気性が素直そうで、2、3番手からでも競馬はできて、持てる力を全て出し切ることができるはずです。前走からさらに上積みが見込めますし、好調と仕上がりの早さを生かして、タムロドリームが勝利すると見ています。

Kokura2sais2018wt

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