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良く見える馬がたくさんいるときには

Jiromaru

僕は馬の立ち写真をずっと見てきました。スペシャルウィークやグラスワンダーが活躍していた時代から、今に至るまで、星の数ほどのオープン馬やG1馬たちの馬体を見続けてきました。最初は見るだけだったのですが、いつしかブログ上で評価を書くようになり、気が付くと予想をしていました。その重賞レースに出走する馬たちの立ち写真を見て、いちばん良く見えた馬に本命を打つというシンプルな予想です。

ただ単純に馬体が良く見えるという根拠だけで馬券を買うのは、最初の頃は抵抗がありました。各馬の力関係やジョッキー、馬場、展開、コースなど、競馬の予想をする際にほとんどの競馬ファンが利用するであろう要素(ファクター)を、全く考慮しないからです。

ところが、半信半疑で予想をしているうちに、かなりの良い確率で、しかも高配当の馬まで、馬券が的中ことに気づき始めたのです。僕があらゆる要素を使って延々と悩んで出したそれまでの予想よりも、ほとんど時間をかけていない(パッと見るだけ)にもかかわらず、当たるのです。G1レースを4連勝したこともあれば、7000円台の単勝が当たったこともあります。

自分の知識や経験を総動員した予想よりも、立ち写真だけを見た予想の方が回収率が良いという事実は、たとえ事実であっても、僕には受け入れがたいものでした。なぜなら、新しい予想法を手に入れる代わりに、それまでの自分が競馬予想に費やしてきた膨大な時間を否定しなければならないからです。葛藤の末、僕は立ち写真を使った予想法を受け入れることにしました。それぐらい、結果に明らかな違いがあったからです。

結論としては、馬体が良く見える馬は体調と仕上がりが良く、そのレースで力を十全に発揮できるということです。当たり前のことですが、競馬は調子の良い馬が勝ちやすいということなのです。もちろん、体調や仕上がりが良ければ勝てるというわけでありませんが、各馬の力関係やジョッキー、馬場、展開、コースなど、レースの結果を左右する要素はたくさんあるにもかかわらず、その中でも馬の体調と仕上がりは最優先されるべきなのでしょう。

前置きが長くなりましたが、つまり僕の予想法は、そのレースに出走する馬たちの中で最も良く見える馬を1頭ピックアップして本命を打ちます。しかしごく稀に、本命が決まらないレースがあります。それには2パターンがあって、ひとつはどの馬も良く見えないレースです。1頭もピンとくる馬がいない重賞というのも稀にあるのです。そして、もうひとつは良く見える馬が複数いて、1頭を選べないレースです。甲乙つけがたいというレースが、こちらも稀にあるのです。

今年の菊花賞は、後者の良く見える馬がたくさんいるパターンです。それはレースレベルの高さを示していて、ワグネリアンというダービー馬不在であっても、素晴らしい馬体の出来を誇る有力馬が多くいるということです。このようなレースは、観る前から楽しみですし、必ずや激しいレースになるはずです。僕の中では、ブラストワンピースとエタリオウ、ジェネラーレウーノ、そしてメイショウテッコンが最後まで残った4頭です。ここから1頭に絞りたいところですが、今回ばかりはどうしても1頭だけを選び切れません。

ブラストワンピースは、新潟記念時は決して良い仕上がりとは言えませんでしたが、菊花賞に向けてきっちり仕上がってきました。エタリオウは前走の神戸新聞杯は余裕残しでしたが、さすが友道厩舎ですね、本番に向けて絞り込んできたのが分かります。ジェネラーレウーノは皐月賞時の馬体が最高でしたが、そのときとそん色ない仕上がりです。メイショウテッコンは前走時の研ぎ澄まされた馬体をそのまま維持しており、夏から使っていたことによる調子落ちはありませんね。

上記4頭のボックスを買うかどうか迷いますが、そこは単勝のスタイルを崩さず、週刊Gallop誌上で晩成のステイヤーという理由で本命に推した、メイショウテッコンの単勝を買いたいと思います。春時点では体質が弱く、クラシック路線には乗れませんでしたが、ここに来て馬体に芯が入ってきて完成されつつあります。雄大な馬格を誇り、フットワークが大きく、簡単にはバテないタイプであり、3000mの距離は全く問題ありません。父マンハッタンカフェも菊花賞で表舞台に現れた、奥手のステイヤーでした。

Kikka2018wt


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