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目を見れば分かること

Jiromaru

「目は口ほどにモノを言う」ということわざがあるように、もともと口がきけない馬にとって、目は心を映し出す窓になります。ディープインパクトやキングカメハメハ、マカヒキ、今年のダービー馬であるワグネリアンなど、数々の名馬を探し当てた金子真人オーナーは、馬選びの際に「まずは目を見る」とおっしゃっていました。馬の目には、喜怒哀楽といった感情だけでなく、その馬の性格さえも映し出されます。気性が穏やかで賢い馬は、黒く澄んだ目をしているものです。

レースにおいても、やる気や気合は目に表れてくるものであり、生き生きとして底光りするような眼光の馬は、間違いなく体調が良く、走ることに対して前向きです。逆に精彩を欠き、どんよりと濁っているような目の馬は、明らかに調子を落としています。走る気のない馬は、相手をうかがいながら走るフリをしているズルそうな目になります。

それでは、具体的にどのようにして、サラブレッドの目つきから体調を推し測ることができるのでしょうか。恥ずかしながら、私も言葉で説明するのは難しいと思っています。しかし元来、僕たち人間には、相手の目を見て心を推し量る能力が備わっているのではないでしょうか。あなたが馬を見て、「走る気に満ちている」、「元気がなさそう」などと感じたら、その直感をまずは大事にしてみることから始めてください。

たとえば、今週の天皇賞秋に出走してくるスワ―ヴリチャードの目だけを見てみてください。そして、前走の安田記念のときの目と比べてみてください。もしかすると私の主観が少し入ってしまっているかもしれませんが、安田記念時はどんよりと曇っていて、どこか寂し気で、何かをこちらに訴えているような目に映りませんか?それに対して、今週の天皇賞秋の目は、いくらか活気に満ちていて、闘争心が宿っているように映りませんか?

瞳には僕たちの姿も映りますので、なるべく思い込みを排して観ることが大切です。それでもやはり、僕には安田記念時と今回の天皇賞秋時のスワ―ヴリチャードの目には違いがあるようにしか見えないのです。ただ単純に距離適性がない(距離が短い)という理由だけで、安田記念ではスワ―ヴリチャードに本命を打ちませんでしたが、陣営の言うように、夏負けの傾向があったのかもしれませんし、大阪杯を強引に勝ったことによる反動が出ていたのかもしれません。調子の悪さをスワ―ヴリチャードは目で訴えかけていたのです。それでも、あれだけの走りを見せて3着したのですから、この馬の能力は相当なものです。

ということで、今回の天皇賞秋の目を見る限りにおいて、スワ―ヴリチャード自身の体調は良さそうなので、迷わず本命を打ちたいと思います。まるで恋人同士みたいですが、目を見れば分かるということですね(笑)。能力的にはぶっつけでも天皇賞秋を勝つだけのものは十分にあります。あとは展開やミルコ・デムーロ騎手の乗り方、そして最後は運次第でしょうか。本格化した今のスワ―ヴリチャードならば、無理に押したりせずとも先行でき、あとは最後の直線でタイミングを見計らってゴーサインを出すだけです。

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