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冬場のレース毛艶を重視する

Jiromaru

サラブレッドは冬場になると冬毛が伸びるため、どうしても毛艶が悪く見えてしまうことは仕方ありません。しかし、レースを間近に控えた馬が、あまりにも毛艶が悪いのはいただけません。冬毛が生えてきて毛艶が冴えないのは、内臓が休眠状態に入っているということを意味するからです。内臓機能が優れていて、新陳代謝が活発な馬ならば、冬でもほとんど冬毛が生えることなく毛艶が悪くなることはありません。あのサクラローレルが冬場でもピカピカに毛艶を輝かせていたのは有名な話です。

毛艶は馬の内臓の状態を映し出す鏡です。内臓の状態が良ければ、毛艶はピカピカに輝きます。逆に、疲労から内臓に問題のある馬の毛艶はくすんでしまいます。ブラッシングをすれば、ある程度取り繕うことは出来ますが、滲み出てくるような毛艶の良さは、やはり内臓の状態が良くないと表れてこないものです。さらに毛艶が良いということは、皮膚が薄いということもつながります。皮膚が薄い馬は、総じて馬体が柔らかく、伸びのある走りをすることができるのです。

冬場のレースは、毛艶の良し悪しが如実に表れます。寒くなるにつれて、新陳代謝が悪くなり、内臓の働きが活発さを失い、皮膚にも硬さが出て、明らかに毛艶が冴えない馬が増えてくる一方、冬場にもかかわらず、ピカピカの毛艶を誇る馬もいるのです。冬場はそうした臨戦態勢が万全であることが伝わってくる馬を狙いたいものです。

毛艶の輝きを見る以外に、毛艶の良し悪しを見極める他の方法として、馬体に銭型の斑点が映るときには、毛艶が良いサインであることが挙げられます。内臓の調子が良かったり、きっちりと仕上げられたことで皮膚が薄くなってくると、不思議なことに内側から小判の形をした模様が外に浮かび上がってくるのです。

今週行われるマイルチャンピオンシップの出走馬の中で、全身に斑点が浮かび上がっている馬がいます。ミッキーグローリーです。前走を快勝した勢いと調子の良さをそのまま持ち込んできていることが毛艶から伝わってきます。

もうひとつ、芦毛の馬が黒く映るときは毛艶の良いサインです。普通の毛色の馬であれば、パッと見た瞬間に毛艶を見分けることができます。しかし、芦毛の馬に限っては、白毛が差し毛のように混じって入っているため、毛艶の良し悪しを見分けることが非常に難しい。皮膚のなめらかさや光具合から、毛艶を判断するのが難しいのです。

そこで、芦毛の馬の毛艶については、いつもより黒く見えるかどうかという見方をします。芦毛にも白さの度合いがあるので、他の馬と比べて黒く見えるかどうかではなく、1頭の馬を見る時に、いつもと比べて黒く見えたときは毛艶が良いということです。アエロリットは前走の毎日王冠よりもさらに黒味を帯びていて、毛艶の良さは文句なしです。

毛艶の良さだけで判断すると、ミッキーグローリーとアエロリットは迷うところですが、京都競馬場で行われるということや人気も含めて、ミッキーグローリーを思い切って狙ってみたいと思います。大型馬だけに、馬体が出来上がってくるのに時間が掛かってしまいましたが、じっくりと使いながら完成の域に近づいてきています。さすが国枝厩舎ですね。ディープインパクト産駒らしい、鋭い末脚を繰り出してくれるのではないでしょうか。

Milecs2018wt


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Comments

治郎丸さん
お久しぶりです。
毛艶のよし悪しに手入れは関係ないんでしょうか。
例えば人間の髪の毛なら柘櫛でとくと艶が出るなんて聞きます。
果物だと柿がわかりやすいのですがちょっとみがくだけでピカピカになって美味しそうに見えます。
そう考えるとより手入れの行き届いている馬の毛艶はよりよくなるように思いますが どこの厩舎もそれは怠ってないだろうから やはりコンディションからくるものなんでしょうか。
つまらない質問ですみません。
ミッキーロケットがジャパンカップ回避ですからグローリーにはロケットのぶんまでがんばってもらわんといけませんね。
下町ロケットも中盤に入り、まだロケットは飛ばないだろうから少し休んで有馬記念にはロケット飛ばして欲しいです。
いまのところモズアスコットかなと予想です。

Posted by: 通りすがりの皇帝ペンギン | November 18, 2018 at 01:12 PM

治郎丸さん
おはようございます。
モズアスコットの予想外してしまいました((T_T))
ジャパンカップがんばります。
昨日の毛艶の質問ですが 説明不足だったので追記します。
①毛艶というのはコンディションに関係するものなのか。
丹念な手入れなくともコンディションの良い馬の毛艶は
自然によくなるのか。
②手入れ次第ではコンディションが良くなくてもそれなりに見せることができるものなのか。

簡単にゆーと 手を加える(この場合体調が万全ではない馬として考えてください)ことで 変化はあるかを知りたいです。

どの毛色も魅力的ですが青鹿毛や黒鹿毛の黒く輝くピカピカの馬体を見ると惚れ惚れします。
私的に栗毛が陽だとすれば 青鹿毛や黒鹿毛は陰のイメージです。
その黒く輝く馬体の内に妖しさを秘めてるというか ヒーローでなく ヒールが似合う毛色です。

Posted by: 通りすがりの皇帝ペンギン | November 19, 2018 at 08:13 AM

通りすがりの皇帝ペンギンさん

お久しぶりですね。

毛艶の手入れの質問ありがとうございます。

手入れをするのとしないのとでは、毛艶は全然違うと思いますよ。ブラッシングすると、皮膚のマッサージ効果がありますので、毛艶が良くなるだけではなく、皮膚やその下の筋肉も柔らかくなるはずです。

ですので、ある程度は毛艶は手入れによってつくることができます。

ただ、これは厩務員さんから聞いたのですが、どれだけ外から毛艶をつくっても、表面的でしかなく、内側からみなぎってくるような毛艶の良さにはならないそうです。

私たちが見るサラブレッドの立ち写真等は、きちんとブラッシングをされたあとのものになりますので、その時点で毛艶が良くないということはつまり、内側からにじみ出る毛艶の良さが足りないということなのでしょうね。

有馬記念でロケット飛ぶと良いですね(笑)

Posted by: 治郎丸敬之 | November 20, 2018 at 02:55 PM

治郎丸さん
こんばんは。
回答ありがとうございます。
その見極めが素人には難しいところですね。
人間でゆーところの地毛とカツラを見極めるくらい難しいかもしれませんね。
最近のカツラは素晴らしく出来がいいですからね。
あとサラブレッドにも天パ(天然パーマ)はいるのでしょうか。
ほぼ直毛しか見たことないのですが 大泉洋なみの馬とか存在するんでしょうか。
どうでもいい質問ですみませんが気になります。

有馬記念はオジュウチョウサンが参戦ですから
こちらも楽しみですね。
ロケットですが下町ロケットは飛んでもミッキーロケットは飛んで欲しくないですね。
てことは飛ぶのは下町だすから 松本、浜田が飛ぶでしょうね。
メイショウさんの馬は登録あるんでしょうか。
要注意です。

Posted by: 通りすがりの皇帝ペンギン | November 20, 2018 at 09:07 PM

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