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馬体と血統をリンクしてみる


【ROUNDERSチャンネル】今回は馬体と血統をリンクして見ることをテーマとして語ります。コントレイル、ワーケア、ラインベック、ブラックホールなど、2019の有力馬の馬体評価も行います!*18分以降の音声が聞えなくなっておりますことをご容赦ください。

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馬の美点を見る(有馬記念2019出走馬馬体評価)


【ROUNDERSチャンネル】「馬体は語る」の著者・治郎丸敬之による、重賞出走馬の馬体評価コーナーです。今回は馬の美点を見るをテーマとして語ります。アーモンドアイ、サートゥルナーリア、ワールドプレミア、スワ―ヴリチャードなど、有馬記念2019の有力馬の馬体評価も行います!

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自分を恥じるのみ


朝日杯フューチュリティS2019ー観戦記ー
朝日杯フューチュリティSは内枠からビアンフェが逃げ、前半マイル45秒4、後半マイル47秒6のハイペースで突っ走った。これだけの激流を3番手で追走し、最後の直線では後続を突き放して、もうひと伸びしたサリオスは強い。馬体の緩さが気になって、これほど強いとは思っていなかった自分を恥じるのみ。後方からレースを進めたタイセイビジョンが2着に入り、ほぼ最後方から直線に賭けたグランレイが3着に突っ込んだ現象からも、前に行った馬たちが軒並み止まってしまったことが分かる。スピードだけではなくスタミナをも問われるレベルの極めて高いレースであった。

勝ったサリオスは、新馬戦からあの緩さで勝てたことに驚かされ、サウジアラビアRCでも余裕残しで完勝してまた驚き、朝日杯FSではその圧倒的な強さに驚嘆させられた。レースを使うごとに緩さは解消つつあるが、まだこれから良化する馬体であり、あとはとにかく無事に来年を迎えることを願うのみ。走る能力が高くて、エンジンが素晴らしい反面、サスペンション部分に緩さが残る馬は、レースに行って限界を超えて走ってしまうと、その反動が怖い。諸刃の剣のようなもの。早くから走ることは素晴らしいが、早くから走ってしまったがゆえの心配は尽きない。

ライアン・ムーア騎手は、サリオスの力を信じてスタートから出して行き、正攻法の競馬に徹していた。今回は誰が乗っても勝てただろうが、ゴール前で追い出してからの馬を追う姿はさすが様になる。これだけビッシリと追われることで、馬自身も最後まで気を抜かずに走ることを教わるのである。

タイセイビジョンは、スムーズにレースの流れに乗って、初のマイル戦を克服した。その気性を考慮して、前半は馬をプッシュして行かせることなく、また馬群の外に出して走らせたことで力を十全に発揮させた武豊騎手の好騎乗である。気難しいムラ馬を気持ちよく走らせる見本のような乗り方であった。また、難しい馬をコンスタントに走らせている西村真幸調教師の手腕も見事であり、近いうちに厩舎初のG1レースのタイトルにも手が届くはず。

グランレイは無理のないペースでポツンと走らせて、最後の直線に賭けた池添謙一騎手の好判断が光った。人気薄だからできることではあるが、それにしても腹をくくったからこその3着であった。タガノビューティーも、一瞬2着に入るかと思わせるだけの力強い末脚であった。初芝でこれだけの走りができたことが素晴らしい。正直、この1戦だけでは、この馬にとってダートと芝のどちらが合っているのか判断するのは難しい。

3番人気に推されたレッドベルジュールは、ポジション的には悪くなかったが、ラストがほとんど伸びなかった。初めてのハイペースを追走して、脚がなくなってしまったのか。人気先行の感はあったが、それでも期待外れの結果になってしまったことは否めない。ビアンフェはこれだけのハイペースを逃げて良く粘っている。来年はマイル以下の距離でこの馬のスピードを生かしてもらいたい。ラウダシオンは外枠が響いた形で、最後は止まってしまった。外枠を意識しすぎて、ルメール騎手が前に行き過ぎたかもしれない。ラウダシオン自身もレース前から入れ込んでいたように、気が流行りすぎてしまった。

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馬体をパッと見る(朝日杯フューチュリティS2019出走馬馬体評価)


【ROUNDERSチャンネル】今回は馬体をパッと見ることについて話しました。アーモンドアイの国枝栄調教師も、著書の中で言及していたことです。サリオス、レッドベルジュール、ウイングレイテスト、ラウダシオンなど、朝日杯フューチュリティSの有力馬の馬体評価も行います。果たして5つ★はどの馬に?

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影も踏ませない


阪神ジュベナイルF2019―観戦記―
阪神ジュベナイルFは、スピードの違いでレシステンシアが先頭に立ち、前半マイルが45秒5、後半マイルが47秒2というハイペースを自ら刻んで逃げ切った。実はファンタジーSも前半3Fが33秒7、後半が35秒1というハイペースであり、前走の強さがフロックでなかったことを証明した。とにかく強いの一言。これだけのハイペースを自ら作り出しながら、しかも5馬身の差をつけて逃げ切ったのだから、他馬とは何枚も力が違う。さらにゴール前では右耳を立てているように(実は前走も同じ)、まだ余力があった。ダイワメジャー産駒だけに完成度が高いのは確かだとしても、影も踏ませないとはまさにこの走りのこと。

北村友一騎手は、今回に関しては乗っていただけで勝たせてもらった感が強い。ペース配分もコース取りも不要であった。道中もそれほどカッとなって行き過ぎるタイプでもないはずで、折り合い自体に不安もないはず。今回は先頭に立ったが、レシステンシアよりも速い馬がいれば、2番手に控えることも難しくないだろう。これだけ乗りやすくて強い馬に当たることは滅多になく、騎乗技術と経験を磨き続けてきたからこそのめぐり合わせである。今後、他馬の成長曲線が追いついてくるまでは、このコンビで負ける方が難しい。

マルターズディオサはハイペースを早めに追いかけ、ゴールまで粘り通したのだから強い。キズナ産駒らしいパワフルな馬体をフルに使って走り、外からクラヴァシュドールが来たらもう一度伸びたように、勝負根性も素晴らしい。トモの実の入りには物足りなさがあるので、肉体的な成長の余地は十分にある。キズナ産駒がどれぐらいの成長曲線を描くのかまだ分からないが、来年に向けての期待は大きい馬である。

クラヴァシュドールは好スタートから、中団を追走し、外を回して、最後まで良く踏ん張って伸びた。新馬戦とサウジアラビアCは道中リラックスして走っていたが、今回はやや力みが見られた。レースの苦しさ知って気負い出したのか、それとも陣営の勝ちたい気持ちが伝わりすぎたのか分からないが、もう少しリラックスして走れるようになることが今後の課題となる。スピードは十分にあるし、血統的に距離が延びて良いタイプなので、この馬も来年に向けて楽しみが広がる。

1番人気のリアアメリアは、展開を踏まえると決して悪いポジションではなかったが、思いの外、手応えが悪くて伸びなかった。序盤からこれだけの速いペースで追走するのは初めての経験だけに、知らずのうちに脚を失ってしまったのではないか。最近は前半よりも後半が速いレースがほとんどで、リアアメリアのような切れるタイプが有利なのだが、突如強い逃げ馬が現れると真の強さが問われることになる。これを馬脚を現すという。

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馬の尾(尻尾)を観る(阪神ジュベナイルF2019出走馬馬体診断)


【ROUNDERSチャンネル】今回は馬の尾(尻尾)をテーマとして語ります。リアアメリア、クラヴァシュドール、ウーマンズハートなど、阪神ジュベナイルF2019の有力馬の馬体評価も行います!

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世界のダートの舞台へ

インティが好スタートから内枠を利して楽に先頭に立ち、前半800m48秒7―後半47秒7という絶妙なペースをつくり出した。コーナーを4つ回るコース形態とスローペースが合わさって、前々のポジションで内ラチ沿いを走った馬たちにとって有利なレースとなった。そのポジションを有力馬が占めたことで、人気どおりの決着となり、伏兵の出る余地は全くなかった。昨年もそうであったが、東京競馬場の2100mでジャンカップダートが行われていた頃に比べると、道中ただ回ってきて最後の直線だけの勝負となるダートの頂上決戦は少し寂しい。ダート競馬ファンとしては、もっと激しい競馬が見てみたい。

勝った3歳馬クリソベリルは、デビューから6連勝で頂点に登り詰めた。JDDでその姿を生で観たときから、かつてのダートの鬼たちと遜色ないパワフルな馬体とハートの強さを備えていることは身をもって感じていたので、これだけ高レベルのメンバーでも勝ち切ってしまったことに何ら不思議はない。普段は堂々と歩いている馬だが、今回は初めてレース前に気持ちがカッカする面が見られた。それだけキッチリと仕上げられたということだろう。まだ馬体全体に緩さが残っているだけに、古馬になって身体に芯が入ってくれば、さらに効率よく全身のパワーを前進する力に変えられるだろう。緩さがなくなると故障のリスクも高まるので、そのあたりに気をつけてケアをしつつ、世界のダートの舞台を目指してもらいたい。

川田将雅騎手は今年に入ってようやく中央のG1レースに手が届いた。春は不運なレースが続き、秋はあと一歩の競馬が多かった中、常に騎乗馬の力を十全に出し切ってきた(先週のジャパンカップのワグネリアンは除く)。それでも競馬は勝負事でありスポーツである以上、勝てないときは勝てないし、勝てるときはこんなものだろう。枠順も良く、逃げたインティの直後を走ったポジションも完璧で、最後の直線はたまたま2頭の間を割る形になったが、手応えは十分にあったから焦りはなかったはず。世界の名手たちが揃ったレースにおいて、最後の追い比べでも迫力は負けておらず、川田騎手にも世界の競馬に挑戦してもらいたいと願うのは私だけだろうか。

川田騎手以上に秀逸な騎乗だと感じたのは、ゴールドドリームに乗ったクリストフ・ルメール騎手であった。レースがスローに流れることを読み切って、相手となるであろうクリソベリルが番手につけるのも知っていたはず。そこで自身も前に行かないと勝ち目がないと判断し、スタートしてから迷うことなく外の3番手を取りに行った。前半でゴールドドリームの行く気に任せていたら、道中は中団を進み、最後は脚を伸ばしたものの連対できず終わっていた可能性もある。力は落ちてはいないが、決して上積みはないゴールドドリームの現時点での力とレースにおける最適なポジションを組み合わせて勝ち取った2着である。さすが日本のリーディングジョッキーである。

インティは武豊騎手お得意の逃げにはめこまれて、前走の惨敗を払拭する走りを見せてくれた。もっと速いペースで飛ばし、後続にも脚を使わせて、自身はそのまま押し切るのがこの馬本来の勝ちパターンだが、まだ絶好調時には戻っていないため、今回は無難な競馬をして正解であった。気持ちで走る馬だけに、肉体的にも精神的にも充実してくれば、再び強いインティが戻ってくるはず。

チュウワウィザードは、決して力負けではなく、もうひとつ前のポジションが取れていれば、勝ち馬と同じような競馬ができていた可能性が高い。ということは、クリソベリルはもう1頭分後ろか外になっていたはずで、苦しい競馬を強いられただろう。勝ち馬と勝利ジョッキーとの違いはそのポジションを狙っていたかどうかあり、狙っていなかったから譲ってしまったのである。乗り替わりだから慎重に乗ったと弁護することもできるが、せっかくの2枠なのだから攻めるべきであった。

オメガパフュームはこのようなスローのヨーイドンの競馬は向かない。デットーリ騎手もこの馬にとっては最善のポジションを走らせているが、前に行った有力馬たちが止まらなかった。展開が違えば(もっと激しいレースになれば)、上位馬たちを逆転するのは可能な力関係である。5着に入ったキングズガードは、あのポジションから最後の直線だけで突っ込んできた。年齢を重ねて道中はゆっくり追走できる距離の方が合ってきているのかもしれない。それにしても磨きのかかった驚きの末脚であった。

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