好きな馬どうし

今年のPOGは「優駿」に応募することにした。昨年は締め切りに間に合わなかっただけに、今年に賭ける想いはその分だけ強い。ぜひとも上位に入線してPhotostudのオリジナルポスターを手に入れたいと思う。とはいっても、今年は自分の好きな馬の産駒を選んだので、かなりミーハーなチョイスになってしまったことは否めない。

その中でも、私の好きな馬どうしの間に産まれたルーラーシップには、迷うことなく1票を投じた。ルーラーシップの父は日本ダービー史上最も強い勝ち方をしたキングカメハメハであり、母は熱発休み明けをものともせずにオークスを制したエアグル―ヴ。どちらも私が知る限りでは最強牡馬・牝馬の1頭である。ベスト・トゥ・ベストの配合から必ずしも名馬が生まれないところが血統の難しいところであり、面白いところでもあるのだが、それでもキングカメハメハとエアグル―ヴの間に産まれた仔に期待しないわけにはいかないだろう。

Signorinetta好きな馬どうしと言えば、有名な話ではあるが、シニョリネッタ誕生のドラマが思い浮かぶ。ナポリに住んでいたイタリア人のオーナーブリーダーは、シニョリーナという美しい牝馬を持っていた。シニョリーナは英オークスを2着した名牝でもあり、彼はこの繁殖牝馬をもとにして、本場イギリスの馬たちを打ち負かすような、つまり英ダービーを制する最強馬を生産しようとした。意気込んだ彼は、当時一流とされる種牡馬を次々と配合していったが、いずれも成功することなく、シニョリーナもついに17歳になってしまった。

1904年の春、オーナーブリーダーは最後のチャンスを求めて、あの有名なアイシングラス(英3冠馬)に配合すべく、イギリスのニューマーケットへと向かった。シニョリーナを連れてニューマーケットの通りを歩いていると、馬服にシャルルーと名前の書いてある、どこから見ても一流とは言い難い種牡馬が向こうから近づいてきた。どうやらシャルルーはシニョリーナにひと目惚れしたようだ。そして、これまで一流とされている種牡馬ばかりを相手にしてきたシニョリーナも、なんとシャルルーのことを気に入ってしまったらしい。お互いに陶酔状態を示している2頭を見て、彼は事情を大いに察した。

「どうやら2頭はお互いに好きなようだ。結婚をさせようではないか!」

このようにして誕生したのが、かの偉大な牝馬であるシニョリネッタである。シニョリネッタは100対1(単勝101倍)の低評価を覆し、史上4頭目の牝馬としてダービーを制しただけではなく、2日後のオークスをも連覇した。名血を重んじるイギリスの貴族や名士たちは、あまりに驚きに口が塞がらなかったに違いない。

キングカメハメハとエアグル―ヴは私の好きな馬どうしということだが、お互いのことをどう思っていたのだろう。シーズンで100頭以上にも種付けしなければならない現在の状況を考えるとバカバカしい空想ではあるが、いち競馬ファンの妄想として許していただきたい。

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◆最終指名◆エグズマキーの06(牡)父シンボリクリスエス

私がシンボリクリスエスに初めて出会ったのは、東京競馬場で行われた青葉賞であった。ダービーと同じ舞台で行われるにもかかわらず、なかなかダービーと直結しない重賞として有名であったが、シンボリクリスエスが勝った時には、これでようやく青葉賞からダービー馬が生まれるとほとんど確信したものだ。

それぐらい、シンボリクリスエスの青葉賞での勝ちっぷりは大物感に溢れていた。いかにも東京競馬場に合いそうな大きなフットワークもそうだし、前進意欲を表面に出しつつもジョッキーの指示に素直に従う気性もそうだし、何よりも直線を向いてゴーサインを出されたときのアクションと俊敏な反応はダービー馬に相応しいと思われた。

2002年青葉賞

3番シンボリクリスエスの勝ちっぷりにダービー馬の誕生を確信したが…

しかし、さすがにダービーでは上には上がいた。青葉賞でシンボリクリスエスに跨った武豊騎手が鞍上にいなかったことも驚きだったが、その武豊騎手が操るタニノギムレットが大外からもの凄い勢いでシンボリクリスエスを差し切ったことも衝撃的だった。今から思えば、シンボリクリスエスはあの時点では未完成だったのだろう。「引退レースの有馬記念の時点でも、まだ成長を続けているような馬だった」と藤沢和雄調教師が語っていたように、晩成型の馬の典型だったのだから。

シンボリクリスエスとの再会の機会は、彼の引退後、社台スタリオンステーションで訪れた。ある方の厚意によって、私は歴代のスターたちが暮らす社台スタリオンステーションの馬房内を覗かせてもらう幸運を得た。トウカイテイオーやクロフネ、ダンスインザダーク、ウォーエンブレム、マンハッタンカフェなど、引かれてくる名馬たちの姿を目の当たりにして、私は圧倒され、身動き一つ出来なかった。その中でも、ひときわ神々しい存在感を示していたのがシンボリクリスエスであった。一線を退いてきたばかりということもあったのだろうが、それでも黒々とした毛艶の素晴らしさや柔らかな身のこなしには、サラブレッドとしての活力が溢れていた。

そんなシンボリクリスエスから、サクセスブロッケンという名馬が生まれたのも当然と私には思える。最初は産駒がなかなか勝ち上がれなかったり、2勝目を挙げるのに苦労したりしていたが、種牡馬としての未来も明るいことが証明されたのだ。もっとも、サクセスブロッケンはヘイルトゥリーズンの4×4という妙があったからこそ、早い時期からあれだけの活躍を出来たということもある。残念ながら、このエグズマキーの06にはヘイルトゥリーズンのクロスは生じていないが、馬体から放つ大物感ならばサクセスブロッケンにも劣らない。まずはデビューしてくれることを願いつつ、ダービーに間に合うことを夢みてみたい。

Egzmaky

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◆第5位指名◆プラチナチャリス(牝)父ロックオブジブラルタル

先週負けてしまった馬を指名するのは気が引けるが、6月の時点で既に選んでしまっていたのだから仕方ない。そして、もうひとつ正直に言っておくと、プラチナチャリスは当初、指名から外す予定であった。雑誌「優駿」の『ゆうしゅんPOGノート選手権』に応募するつもりで、6頭から4頭に絞込みをかけた中、選外にした1頭なのである。6頭を指名できる「Gallop POG」に参加することになり、この馬を再浮上させたのである。

Silverchalis

プラチナチャリスを外した理由は、馬体の線が細いからである。もちろん、他の馬たちと比べて、馬体全体のラインが非常に美しいので6頭の候補には入れたのだが、そこから敢えて2頭を外す理由として、線の細さを挙げたということになる。別の言い方をすれば、力感がないということになるが、これがプラチナチャリスの本質的なものなのか、それとも成長途上ゆえのものなのか。おそらくどちらでもあると思うのだが、いずれにせよ、少しずつ力をつけていくタイプと見て間違いないだろう。

さて、今回、プラチナチャリスを指名するにあたって、この馬の父であるロックオブジブラルタルについて少し調べてみた。恥ずかしながら、G1レース6連勝というミルリーフの世界記録を塗り替えたこと以外に、ロックオブジブラルタルについてほとんど知らなかったからである。これまではイギリスとオーストラリアで種牡馬入りしたのでそれほど馴染みがなかったが、2007年度は日本軽種馬協会静内種馬場で供用されたので、来年はおそらくたくさんの産駒たちが日本のターフで活躍することになるだろう。知っておいて損はない。

ロックオブジブラルタルの血統背景としては、父がご存知デインヒルであり、もはや日本競馬への適性は説明するまでもないだろう。母系としては、母父はビーマイゲストで、曾祖母のリバーレディからはあの名種牡馬リバーマンが出ている名門である。自身もマイル戦で圧倒的な強さを誇ったように、短い距離で爆発力を発揮できるようなマイラーを輩出する血統である。個人的にはビーマイゲストの血が好みではないが、気ムラな面が産駒に伝わらなければと思う。

主な産駒としては、フランスの2歳G1クリテリウムインターナショナル(芝1600m)を制したマウントネルソンがいる。ちなみに、この年のクリテリウムインターナショナルでは、3着にもロックオブジブラルタル産駒のイエローストーンが入っている。これらのことに、ロックオブジブラルタル自身の競走成績を含めて考えても、産駒は総じて仕上がりが早く、3歳になって完成され、マイルまでの距離を活躍の場にすることが分かる。

■ロックオブジブラルタル競走成績
2歳時
メイドン(芝5F) 1着
コヴェントリーS(G3・芝6F) 6着
レイルウェイS(G3・芝6F) 1着
ジムクラックS(G2・芝6F) 1着
シャンペンS(G2・芝7F) 2着
グランクリテリウム (G1・芝1400m) 1着
デューハーストS (G1・芝7F) 1着
ジムクラックS (G2・芝6F) 1着
レイルウェイS (G3・芝6F) 1着

3歳時
英 2000ギニー (G1・芝8F) 1着
愛 2000ギニー (G1・芝8F) 1着
英 St.ジェームズパレスS (G1・芝8F) 1着
英 サセックスS (G1・芝8F) 1着
仏 ムーランドロンシャン賞 (G1・芝1600m) 1着
米 BCマイル (G1・芝8F) 2着

実はプラチナチャリスの母系には、偶然にも私の大好きなブラックホークがいるので、この馬の距離適性はどう転んでもマイル前後だろう。“ザ・ロック”と呼ばれた父の名を日本で轟かせるためにも、プラチナチャリスには少しずつ力をつけて、ぜひとも阪神ジュべナイルFか桜花賞を勝ってもらいたい。勝ち出したら止まらない馬になってくれたらもう最高である。まだ先は長い。

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◆第4位指名◆ラスリングカプスの06(牝)父クロフネ

本日、嬉しい知らせが届いた。POG第2位指名馬であるガンズオブナバロン(牡)が、2戦目にして未勝利を勝ち上がったのだ。スタートから絶好のポジションを確保するや、スムーズに折り合い、直線では他馬を突き放す一方で1.1倍の圧倒的人気に応えた。レコード勝ちというオマケまでついてきたのだ。馬体だけで選んだ馬が、早速結果を出してくれて素直に嬉しい。

さて、第4位指名はラスリングカプスの06(牝)である。もちろん、この馬も馬体だけで選んだ1頭であるが、あのアストンマーチャンの妹であることを知って驚いた。その愛くるしい容貌を知りつつも、一度も馬券を買って応援したことがなかったことを後悔していた馬だけに、その妹とPOGで繋がったことは驚くべき縁である。さらに、馬体だけを見ると、アストンマーチャンとは似ても似つかないことにもまた驚かされた。

アストンマーチャンはとにかく柔らかい筋肉がギュッと詰まった、肉厚の典型的なスプリンター体型であった。2歳時はなんとかマイル戦までこなしたが、3歳になり、スプリント色が濃くなっていったのは当然とも言える。距離適性が年齢によって変化するのは、年を重ねるごとにその馬の血統的な肉体面が強く出てくるため、長距離が得意になったり、反対に短距離の方がレースがしやくなったりするからだ。また、気性面の成長により、長距離でも折り合いが付くようになったり、逆に我慢が利かなくなって、短距離でしか力を出せなくなったりすることもある。

アストンマーチャンに関して言えば、肉体的には2歳時から短距離馬のそれであったし、究極のピッチ走法であることからもスプリンターの資質は見え隠れしていた。それでもマイル戦の阪神ジュべナイルFでウオッカを最後まで苦しめたように、2歳時は走ることに対して余裕があったため、距離がなんとか持った。ところが、3歳時になると、とにかく前へという気持ちが抑えられず、ムキになって走る傾向が顕著になってきたのだ。競馬(レース)の苦しさが分かってきたからこそ、少しでも早くこの状況から回避したいという本能が強く働くようになり、気持ちがはやってしまうようになったのである。スプリンターの資質を強く持った馬が、気持ちに任せて突っ走るのだから、マイルの距離でバタバタになってしまっても何ら不思議ではない。「スプリンターの色が濃くなってきたね」、と桜花賞のレース後に武豊騎手が語ったのはそういうことだ。

Laslingcaps

しかし、妹においては、父がアドマイヤコジーンからクロフネに変わったことにより、馬体に十分な伸びが感じられる。「この馬体の見た目どおりにパワーがあり、スピードの乗った走りを見せています。クロフネの産駒らしく、気は優しくて力持ちといったところですね」という関係者の言葉も心強い。筋肉の質・量ということであれば姉が上だが、全体的なスケールということであれば、妹に軍配が上がるだろう。マイル以上の距離をこなせるスタミナを感じさせるように、姉が桜花賞に近い馬であったことを思えば、オークス、いやその先までも夢を抱くことのできる馬である。

姉が走り残した分まで、この馬には走り切って欲しい。


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◆第3位指名◆キュンティアの06(牝)父ダンスインザダーク

第3位指名はキュンティアの06(牝)である。しなやかな馬体の造りで、利発そうな顔つきからも気性の良さが窺える。陣営の「ハミをかけてビシッとやったらいくらでも時計が出そうで…」というコメントからは、気性が前向き過ぎて距離が持たない可能性もあるが、伸びのある馬体面からは、マイルから2000mくらいまでの距離で良さの出る馬だと見ている。

Kyuntia

血統的には、父がダンスインザダーク、母がキュンティアで、今年のファンタジーSを制したオディールの下である。近親にミエスクがいて、香港のグッドババと同じ牝系になる。母のキュンティアは、キャリア1戦ながらにして阪神3歳牝馬S(現阪神ジュべナイルF)で2着に突っ込んできて、私にとっては勝ち馬アインブライド以上に印象に残っている馬である。

また、実はこの馬の下にもダンスインザダークがかけられていることにも注目したい。これだけあまたの種牡馬がいる中で、ダンスインザダークを2年連続してかけているということは、それだけキュンティアの06の出来が良かったということに他ならない。姉のオディールはあの凡庸な馬体でよくあそこまで走ったと思っているので、この馬には姉以上の期待をかけても良いのではないか。

そして、これはあくまでも個人的な感想だが、今年の大山ヒルズの生産馬は総じてレベルが高いと感じた。「優駿」の大山ヒルズの生産馬が掲載されている2ページのほとんどの馬が、(俗っぽい言い方をすれば)品格があって、走りそうな気配を漂わせている。社台ファームやノーザンファームよりも良く見せる馬が多いのではないだろうか。と思っていた矢先に、ルシュクル(父サクラバクシンオー)が7月5日のメイクデビューで勝利していた。今年の2歳は大山ヒルズの馬から目を離せない。

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◆第2位指名◆ガンズオブナバロン(牡)父スペシャルウィーク

第2位指名はガンズオブナバロン(牡)である。やや迫力に欠ける馬体ではあるが、毛艶も良く、全体的にコンパクトにまとまっていて、余計なパーツを搭載していないという印象を受ける。タクティクスのような大物感はないが、エンジン(心臓)が優れていれば化ける可能性もあるのではないだろうか。馬体だけで選ぶという今年のテーマと矛盾するようではあるが、エンジン(心臓)は外見からでは分からないものであるから、その辺りは運を天に任せるしかない。

Gunsofbalon

それから、後付けの理由ではあるが、スペシャルウィーク産駒は総じて小柄に出た方が走る傾向にある。なぜなら、スペシャルウィーク産駒は馬体が大きく出ることが多く、脚元に負担が掛かるため、満足な調教を施せず、素質を引き出すことが出来ないことがままあるからだ。たとえば、スペシャルウィークの代表産駒のシーザリオ(450kg台)、インティライミ(470kg台)ともに、コンパクトにまとまった中型の馬体である。それに対して、下級条件をウロウロしているスペシャルウィーク産駒を見ると、500kgを超える馬をよく見かける。ちなみに、ガンズオブナバロンの馬体重は牡馬にしては小さい440kg台だが、スペシャルウィーク産駒であることを考えると吉と出る可能性は高い。

また、これはPOGではなく馬券的なヒントであるが、スペシャルウィークの産駒は(たとえ大型馬でも)暖かい時期に馬体が絞れると走ることもある。インティライミが京都新聞杯(3歳時)を快勝し、先の宝塚記念であわやという好走をしたのも、馬体が絞れたことに大きな理由が隠されている。スペシャルウィーク産駒は時期と馬体重で狙い撃ちするのも面白い。

最後に血統について少し。父がスペシャルウィーク、祖母がウインドインハーヘアという、そう、あのディープインパクトの近親にあたる良血である。ノーザンファームの調教スタッフによると、「同じ時期の(ディープインパクトの)調教の映像を見ると、走り方がそっくりですね。時計が速くなってもフォームが崩れないところ、乗っていて気持ちの良い背中も、ディープインパクトと一緒です」とのこと。さすがのリップサービスだと思うが、それでもここまで言われると淡い幻想を抱いてしまいそうになる自分がいる。藤澤和雄厩舎に初のダービーの勲章をもたらすのは、この馬かもしれない。

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◆第1位指名◆タクティクス(牡)父アグネスタキオン

第1位指名はタクティクス(牡)である。馬体だけでPOG馬を選ぶ!というテーマに沿って、生産牧場や血統などは一切見ることなく、「優駿」に掲載されている立ち写真だけを頼りに、1頭1頭つぶさにチェックしていったところ、この馬に行き当たった。いや、行き当たったというよりも、一目惚れしてしまったと言った方が適切か。それぐらい、2歳馬としてではなく、サラブレッドとして理想的な馬体をしている。私がもし馬主で、セリ市でこの馬を見つけたら、迷うことなく手を挙げるだろう。

Tactics

何といっても、全体のシルエットが素晴らしい。頭は小さく、手肢はスラットと長く、胴部にも伸びがあって、それでいて筋肉のメリハリは欠いていない。皮膚の薄さが伝わってくるように、体も柔らかいはずである。また、賢そうな表情からも、おそらく精神的にも余裕があるのだろう。鑑賞者によっては、力強さを欠いたり、未完成に映るかもしれないが、そうではない。良い意味での「緩さ」があるということだ。この「緩さ」があるからこそ、クラシックディスタンスをこなしたり、爆発力が他馬よりも長く持続する。高級車のハンドルには必ず遊びがあるように、G1級のサラブレッドには他馬にはない「緩さ」があるのだ。

ちなみに、この馬の父は今年のダービー馬を輩出したアグネスタキオンであり、兄弟にはリンカーンやヴィクトリーといった大物が並んでいる。生産牧場もノーザンファームとくれば、3拍子揃ったと言える。そして、なんと「優駿」POGの指名人気馬の第2位でもあるそうだ!

しかし、くれぐれも言っておくが、私はこの馬を血統や生産牧場や世間の評判ではなく、馬体だけで選んだ。たとえこの馬が聞いたこともない種牡馬の産駒で、聞き慣れない生産牧場の出身で、全く評判になっていなくとも、私は間違いなくこの馬を指名する。何が言いたいかというと、つまり、それぐらいこの馬の馬体は秀逸だということだ。もちろん、私だけではなく、ほとんどの人はそう評価すると思うが。

今年は馬体だけでPOG馬を選ぶと宣言した以上、この馬を選ばないわけにはいかない。

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今年は馬体だけでPOG馬を選ぶ!

Pog08

今年のPOGはテンションがガタ落ちだった。なぜかと言うと、意気込んで応募しようとしていた「優駿」の『ゆうしゅんPOGノート選手権』の応募期限を間違ってしまったのである。4頭に絞り込むところまでは早々に済ませていたにもかかわらず、ノンビリと構えていたところ、ハガキを出しそびれてしまった。優勝者にはあのPhotostudがデザインしたオリジナルパネルがもらえたのに、嗚呼。たくさんの方々に参加を勧めておきながら、本当に情けない話だ。

そんなことで、今年のPOGは不参加にしようと考えていたが、丸1年間を棒に振るのも惜しい気がして、せっかくなので昨年に引き続き「Gallop POG」に参加することにした。「Gallop POG」は父親の違う産駒を6頭(牡馬3頭、牝馬3頭)選んで応募するのだが、「優駿」で4頭に絞り込む前がちょうど6頭だったので、幸いなことにそのまま応募すればよいことになった。再び気持ちを立て直して、今年も香港競馬ツアーを目指して頑張りたい。

さて、私はPOGをやり始めて今年で3年目になるが、これまでの反省を生かして、今年はPOG馬の選び方をガラッと変えてみた。というのも、1年目はフサイチオフトラ(父ブラックホーク)、2年目はポルトフィーノ(父クロフネ)ぐらいしか活躍馬を指名することが出来ていないからだ。ポルトフィーノに至っては、新馬戦、ではなくメイクデビューのレース振りを見てから後出しという体たらくだ。その他の馬たちはデビューすらも定かではない。

これまでの2年間は、基本的には思い入れのある血統や現役時代に応援していた馬の仔をピックアップしていた。たとえばブラックホーク産駒であったり、スペシャルウィーク産駒であったり、シンコウラブリイの仔であったりと。本当のところは、今年はキングカメハメハの産駒を選びたかった。個人的にも色々な思い出が詰まった馬だし、もしあのまま順調に走っていれば、ディープインパクトと互角の勝負をしたと今でも信じている。種牡馬としても、サンデーサイレンスの肌馬にドンピシャで、軽さとパワー、瞬発力と持続力が融合されれば、恐ろしいほどの強さを持った馬が誕生しても不思議ではないだろう。そのように、心を奪われた馬たちの産駒たちが、再びターフで活躍することに想いを馳せるのは、競馬最大の楽しみであり喜びのひとつである。POGであればなおさらだ。しかし、それではPOGでは勝てないのだ。

今年は馬体だけでPOG馬を選ぶ!

こう決めてからは、ただひたすらに「優駿」に掲載されている立ち写真を見続けた。(結果的に)「Gallop POG」に応募するのに、「優駿」を穴が開くほど眺めたというのも変な話だが仕方ない。1頭1頭の馬体を見ながら、まるでG1レースの「ガラスのパドック」でやるように、各馬を5段階評価していった。5つ☆が付いた精鋭たちのみをPOG馬として指名するつもりだ。もちろん、2歳馬の馬体など刻々と変化していってしまうことは百も承知だが、それでも、現時点での馬体からでも素質の原石を見つけることは出来ると信じて。


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POG最終結論!

Jiromaru

実は私も香港に行ったことがないので、香港のビールが美味しいかどうか知らないんですよね。でも、ルドルフおやじさんなら、どこに行ってもウマイウマイって顔をしてビールを飲んでいる姿が目に浮かびますよ。VIP席に招待されるんですから、あまり飲み過ぎないようにしてくださいよ!

Honkon

最後の牝馬は水前寺清子エイシンチーターときましたか。スペシャル×スペシャルという、まさにスペシャルな大物の血です。兄マイネルスケルツィよりも日本の競馬向きの軽さが出て、さらにパンチが効いているとは、まさに君子蘭賞5着に相応しい牝馬の誕生です。スペシャルウィークの産駒は大きく出ると走らないことは昨年のPOGで学びましたので、エイシンチーちゃんのバディにも注目ですね。

さて、お互いに3頭ずつ指名し合って、これでようやくダービー馬、オークス馬候補の精鋭が6頭揃いました。もしかしたらエプソムダービー馬も混じっているかもしれませんね。いや、もしかしたらダービー前にダーレーに40億円くらいでトレードされてしまう馬もいるかもしれません。サラブレッドの運命は数奇なものです。

もう一度、牡馬牝馬に分けて整理しておきましょう。

牡馬
スガホマレ 
父アグネスデジタル 母タカノセクレタリー(母父Seattle Slew)

ダンシングバッカス
父タニノギムレット 母ダンシングサンデー(母父サンデーサイレンス)

サバース=ブリリアントベリー
父アドマイヤベガ 母ブリリアントベリー(母父ノーザンテースト 兄レニングラード)

牝馬
サムワントゥラブ
父シンボリクリスエス、母シンコウラブリイ(母父Caerleon)

ポルトフィーノ
父クロフネ 母エアグルーヴ(母父トニービン)

エイシンチーター
父スペシャルウィーク 母アラデヤ(母父Machiavelian 兄マイネルスケルツィー)

Pogouboken_3これら6頭の馬主孝行なサラブレッドたちが、私たちを香港に連れて行ってくれると思うと愛おしくてたまりませんね。彼ら彼女らの運命を見守りましょう。何よりも無事にデビューして走りきってくれと祈りを込めながら、名を書き、応募券を貼り、郵便ポストにハガキを投函してきましたよ。あとは果報を寝て待つだけです。棚からカタマチボタンも落ちてくることでしょう。

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エイシンチーター(父スペシャルウィーク)牝

Rudolf

ポルトフィーノときましたか?まだ見たことないんですが、「どこにでもいるような馬」に見えるというのはいいんじゃないですか。きっと来年の5月の第3週あたりには「あっ、ポルトフィーノちゃんだ!」とすぐに分かるようなグラマーに大成していると思います。ちょっといいにくい名前なので、「ポルちゃん」にしておきましょうね。

おやじは最後の馬で桜花賞3着か、君子蘭賞5着をひそかに狙っています。馬名はエイシンチーターになる予定だそうです。チーターといえば水前寺清子のニックネームですなあ。そこに「栄進」という冠名がつけば、もう「365歩のマーチ」を唄わざるをえないでしょう。さあ、ご一緒に!

幸せは歩いて来ない、だから・・・・だから・・・だから・・・うーむ、忘れてしまった。

おやじが365歩のマーチを唄えないのは、「果報は寝て待て」「棚からぼた餅」で一生を過ごして来たせいなんです。来年の桜花賞は、この水前寺清子、エイシンチーターで狙えないでしょうか?

エイシンチーター=アラデヤの2005(牝)
(父)スペシャルウィーク
(母)アラデヤ      (兄)マイネルスケルツィー

スペシャルウィーク サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
キャンペンガール マルゼンスキー
レディーシラオキ
アラデヤ Machiavelian Mr.Prospector
Coup de Folie
フェアシャーリー Shierley Heights
Fairly Dancer

母のアラデヤは名牝、スペシャルから出る血統です。この血統については語るまでもないでしょう。ヌレイエフやサドラー、フェアリーキング、などを出す、まさにスペシャルな血統です。こんな血を引く牝馬が日本にもいるんですねえ。古い頭のこのおやじにはそれだけでも驚きなんです。

兄のマイネルスケルツィーは惜しいところでG1を取り損ねています。それはこういう重厚な真の名牝系のもつ血の宿命かな、と思っています。代を重ねるごとに軽いスピードや切れが不足してくる。おまけにMスケルツィーにはグラスワンダーがかけられていて、これでもか、これでもかと血統表には名血が集められてしまって、なんだかすっきりしない配合になっています。Mスケルツィーは切れとスピードも要求される日本のG1では少し苦戦するタイプの馬なのかもしれません。

ひとつ上の兄にはエイシンイチモンジという馬がいます。まだ1勝馬ですがまあまあ力のある馬です。父はマンハッタンにかわって、今度は血統表にリボー系のクロスがひとつ現れてしまっています。成長して大物に育つ可能性を秘めていますがコンスタントに走るタイプの馬ではないように思えます。失礼ですが、ちょっと変わり者なのかもしれません。

で、水前寺清子にはスペシャルウィークがかけられたというわけなんでしょう。きっと・・・・。まあいいじゃないですか、父スペシャル母スペシャルですから。血統表をみると、まずニジンスキーの4×4で底力を強めている。これはいい。というのも新阪神コースになって初の桜花賞を制したのは底力血統だったからです。そこにヘイローの3×4で日本のG1に欠かせないスピードと切れを補っている。実にパンチのきいたすっきりした配合だ!人生はワンツーパンチ・・・こぶしが回れば血もまわる。エイシンチーターはやはり水前寺清子だったのです。

2008年桜花賞は水前寺清子の果報は寝て待て、棚からカタマチボタンでなんとかならないものでしょうか。香港のビールってうまいのかなあ、治郎丸さんご存知ですか?

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ポルトフィーノ(父クロフネ)牝

クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
ブルーアヴェニュー Classic Go Go
Eliza Blue
エアグルーヴ トニービン カンパラ
Seven Bridge
ダイナカール ノーザンテースト
シャダイフェザー

ルドルフおやじさんの2番手は、ブリリアントベリーの仔ですね。ミラクルアドマイヤからカンパニーを出した頃から、私もこの母系には注目していました。アドマイヤベガの天才が注入されて、もうソロソロが爆発しそうですね。私のダンシングバッカスはエプソムを目指しますので、サバースにダービーはお任せしましょう。

さて、私からの最後の指名ですが、正直迷いました。ほとんど全てのPOG本は立ち読みしたのですが、どうしてもこれ!という馬が見つかりませでした。そこで、ちょっと昨年とは視点を変えてみることにしました。どう変えたかというと、もう既にデビューしている馬の中から選ぶということです。この後だしジャンケンのようなことも、週刊GallopのPOG大会では許されるようです。ブレイクしたアイドルを少し遅れてカワイイと言うようで気恥ずかしいのですが、それもルドルフおやじさんと香港に行くためなら我慢しますよ。

私の3頭目はポルトフィーノです。新馬戦は圧勝でしたね。この馬は血統馬だからこそ騒がれていますが、馬だけを見ると、どこにでもいそうな普通の馬です。父がクロフネになって、垢抜けなくなりましたが、私はそれがかえって良いと思います。エアグルーヴのこれまでの産駒とは少し違う味が出ているのではないでしょうか。

初仔のアドマイヤグルーヴはうまく走りましたが、ひとつ間違えば全く走らなかった馬だったと思いますし、それ以降の産駒も、肉体的にも精神的にも良血特有の難しい部分があるなと感じていました。ポルトフィーノは強さを感じさせないタイプですが、この馬は危うい部分がなくなった分、安定して走ってくれると思います。

母エアグルーヴは私の中では最強牝馬です。ウオッカというダービーを制した強い牝馬が出てきましたが、それでもエアグルーヴの強さは別格だったと思います。牝馬特有の軽いスピードではなく、国際級の牡馬たちとスタミナと底力で真っ向勝負できた規格外の牝馬でした。バブルガムフェローに勝った天皇賞秋よりも、ピルサドスキーに負けたジャパンカップ、シルクジャスティス、マーベラスサンデーと激しく叩き合った有馬記念の頑張りが心に残っている馬です。やっぱり、あれほど我慢強い牝馬は後にも先にもいないのではないでしょうか。

父クロフネは荒々しいながらも優等生的な馬でしたね。そのスピードの持続力は超一流で、芝のレースよりもダートで圧倒的な強さを見せてくれました。早く引退してしまいましたが、私の最強馬の1頭であるキングカメハメハと、スピードの持続力という点では匹敵するものがあったと思います。その産駒は柔らかくも出るので、芝でも十分に走ることが出来ます。何といっても、切れる脚がない分、故障することが少ないのが安心ですね。私としては、大成しなくてもいいので、父母の最後まであきらめない精神を体現する馬になってほしいと思います。

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サバース(父アドマイヤベガ)牡

Rudolf

アドマイヤベガ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ベガ トニービン
アンティックヴァリュー
ブリリアントベリー ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
クラフテイワイフ Crafty Prospector
Wife Mistress

治郎丸さんの2頭目はオフトラの下でしたね。父ギムレットに大いなる期待がかかります。ギムレットの母系はレディージョセフィン系で大種牡馬血統です。近い将来、これはギムレットの仔だとすぐにわかるような仔をたくさん出すかも知れませんね。

おやじの2頭目は競馬でたいせつなソロソロに期待して選んでみました。競馬で賭けるんだったら、ソロソロの期待に賭けてみるのが一番楽しいかなと思っています。

たとえば今年の七夕賞。騎手の好判断があったとはいえ、勝ち馬のサンバレンティンはナカナカ強かなレースをしましたね。このレースではフォルテベリーニという馬も穴人気を集めて好走しました。そして最近の地方開催といえば、ワンモアチャッターという馬は欠かせません。この地方開催でやたら活躍する3頭はペルースポートという牝馬から出た一族なんです。こんなふうにポツポツ走る馬を出す血からはいつかナカナカの大物が出るもんです。この血統からはダービー2着のインティライミーが出ました。

たとえばシャドウゲイト。シンガポールのG1ではナカナカ強いところをみせました。またどこかできっと穴をあけてくれますよ。これはナイトアンドデイから出ている血統なんですが、ここからもポツポツ走る馬がでていました。カッティングエッジはゲイトの祖母ですし、クラフトワークやクラフトマンシップはG2ではナカナカ強かった。オーガストバイオというユニークな名の馬はダートで走ってます。

要はナカナカの馬がポツポツ現れればソロソロG1馬が現れてもいいころだということ。ソロソロにはおやじの競馬予想の1000倍期待していいと思います。

クラフテイワイフという牝馬からもポツポツ走る馬が出ていますね。いや、そのポツポツの頻度が異様に高い。今クラッシックホースを搾り出しているところなんですよ、と言わんばかりの血の勢い。ワイフの仔には多少地味ですが、ビッグショウリ、キョウエイフォルテ、スパイキュールなんかがいます。底力のある兄弟ですね。孫の世代になると、ニューベリー、カンパニー、レニングラードの兄弟にダークメッセージとG1でもちょっと期待のもてた馬が現れています。もうソロソロいいんじゃないですか、お願いしますよ、クラフテイワイフちゃん。

そこでおやじの2頭目。

サバース=ブリリアントベリーの2005(牡)
(父)アドマイヤベガ
(母)ブリリアントベリー (兄)レニングラード

で、どうでしょうか。ワイフは高齢になっていい仔をだしましたし、ブリリアントベリーの仔も年々強くなっていっている気がします。父のAベガのクラッシック血統を受け継いで来年の5月の最終週あたりに走りごろになっているはずのサバースです。ソロソロの機は熟した!

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ダンシングバッカス(父タニノギムレット)牡

Jiromaru

タニノギムレット ブライアンズタイム Roberto
Kelley's Day
タニノクリスタル クリスタルパレス
タニノシーバード
ダンシングサンデー サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ダンシングキイ Nijinsky
Key Partner

ルドルフおやじさんの一押しは、カワカミプリンセスの下ですね。スガホマレ。昭和の匂いのする、何とも哀愁のある名前ですね。調べてみたところ、やっぱりいましたよ、同じ名前の馬が。エブロス産駒で、1967年の安田記念で7着に入線しています。福島記念の2着もあるれっきとしたオープン馬だったようです。この馬は京成杯の掲示板と言わず、皐月賞の掲示板を目指しましょう。

私の2頭目は、ダンシングバッカス(父タニノギムレット母ダンシングサンデー)です。そうです、昨年に1位氏名したフサイチオフトラの下です。父ブラックホークであるフサイチオフトラがあれだけ走ったように、この母系はやはり底力がありますね。ブラックホークは大好きな馬でしたが、種牡馬としての能力ということを考えると、明らかにウオッカを輩出したタニノギムレットの方が上です。

これは何度も言ってきたことなのですが、初年度の産駒でクラシック馬を出したのは過去20年で7頭しかいません。

シンボリルドルフ(トウカイテイオー)
トニービン(ベガ、ウイニングチケット)
リブリア(ナリタタイシン)
ブライアンズタイム(ナリタブライアン、チョウカイキャロル)
サンデーサイレンス(ジェニュイン、ダンスパートナー、タヤスツヨシ)
メジロライアン(メジロドーベル)
アフリート(プリモディーネ)

初年度からクラシックの勝ち馬を出すのは簡単ではないということです。そんな中で、複数頭出したのは、トニービン、ブライアンズタイム、サンデーサイレンスという時代を作った名種牡馬たちばかりです。そして、それ以外の4頭の種牡馬に共通していることは、2歳新種牡馬チャンピオンに輝いているということです。しかし、2歳新種牡馬チャンピオンになっていないタニノギムレットは、クラシック馬、しかもダービー馬のウオッカが出してしまいました。ということは、単純に考えて、タニノギムレットはトニービン、ブライアンズタイム、サンデーサイレンスに匹敵する種牡馬になる可能性があるということですね。

ディープインパクトのオーナーであった金子真人氏は、馬体が小さく、あまり評価の高くなかったディープインパクトを購入した理由として、「上のブラックタイドを持っていたから買いやすかった」と述べたそうです。私も来年のダービー後に、なぜダンシングバッカスを指名したかと聞かれた時には、「上のフサイチオフトラを持っていたから」と答えるのでしょう。お酒の飲めない私にとって、バッカス(ギリシャ神話の酒の神)という名前は気に入りませんが、たまにはお酒の力を借りてみるのもいいのかもしれませんね。

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スガホマレ(父アグネスデジタル)牡 

Rudolf_44

香港へ行きましょう!
飛行機が苦手で今から屋根にのぼったりして調教を重ねておかないといけません。

治郎丸さんの一押しはシンコウラブリーでしたね。
うむうむ、分かる気がします。

おやじの一番手はアグネスデジタルでいきましょう。

スガホマレ(牡 栗毛 2005年5月11日生)
 父アグネスデジタル 母タカノセクレタリー(母父Seattle Slew)
 姉カワカミプリンセスはオークス・秋華賞の勝馬。

アグネスデジタル Crafty Prospector Mr.Prospector
Real Crafty Lady
Chancey Squaw Chief's Crown
Allicance
タカノセクレタリー Seatle Slew Bold Reasoning
My Charmaer
Summer Secretary Secretariat
Golden Summer

デジタルの父クラフティプロスペクターが、デジタルの活躍によって種付け料が引き上げられたほどの2級種牡馬だったことを忘れたわけではありません。デジタルも2級種牡馬に甘んじることもあるかもしれませんね。しかしネイティブダンサー系にはとてつもない大物を出すという魅力があります。その魅力を買いましょう。

デジタルの産駒のなかにはサクラクレアーの血を引く馬なんかもいましたが、米国血統で固めた方がよりデジタルの良さを引き出せるのではないかと考えました。タカノセクレタリー2005はパワーとスピードのあふれる配合になっています。栗毛といっても赤みがかった毛色はいかにも米国血統といった雰囲気を醸しています。

現役時代のデジタルは「異色」とか「異能」という言葉で語られることが多かったように思います。それは大いなる誤解ではなかったのでしょうか。パワーとスピードを併せ持ったアグネスデジタルこそサラブレッドの「正統」を表現した競争馬だったと思います。

カワカミプリンセスの下で、兄弟でクラシック連覇というのは難しいかなあ。京成杯なんかで掲示板にのれば最高です!

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サムワントゥラブ(父シンボリクリスエス)牝

Jiromaru_43

それでは、「POGで香港に行こう!」企画の記念すべき1頭目として、まずは私から挙げさせていただきますね。ジャーン!

サムワントゥラブ(父シンボリクリスエス、母シンコウラブリイ)です。

シンボリクリスエス Kris S. Roberto
Sharp Queen
Tee Kay Gold Meridian
Tri Argo
シンコウラブリイ Caerleon Nijinsky
Foreseer
ハッピートレイルズ ポツセ
ロイコン

いきなり牝馬で申し訳ないのですが、今は牝馬でもダービーを取れる時代ですので、ご理解ください。実は、この企画をルドルフおやじさんに持ちかける前に、私の中で今年のPOGの目玉はこの馬!と決めていました。なんせ、父母ともに、思い入れのある馬だからです。

父シンボリクリスエスはもう説明するまでもありませんが、非サンデーサイレンス系から出た超大物です。ウオッカを輩出したタニノギムレットにダービーで後塵を拝してしまいましたが、もし2頭が古馬になってから戦うことがあれば、私はシンボリクリスエスの方が圧倒的に強かったと信じています。ビッシリ仕上げられた引退レース(有馬記念)の、9馬身差の勝利は圧巻でした。種牡馬になってすぐ、社台スタリオンステーションで対面したのですが、その時の気高いオーラは今でも忘れられません。

父以上に思い入れが強いのが、母シンコウラブリイです。シンコウラブリイは、藤沢和雄調教師と岡部騎手という考えうる限り最高のチームで育てられ、数々の重賞を制し、マイルチャンピオンシップを最後に勝って引退していった才女です。一番充実していた時期の引退だったのですが、藤沢調教師いわく、「余力を持って繁殖牝馬になってほしい」という理由では仕方ありませんよね。

あのシンコウラブリイも、もう18歳になってしまったのですね。「名牝系は晩年に大物を出す」は血統評論家の吉沢譲治さんの受け売りですが、シンコウラブリイの牝系からは数え切れないほどの活躍馬が出ています。繁殖牝馬としての大きな期待にまだ応えられていないシンコウラブリイですが、そろそろ晩年にさしかかって、大物を出してくる予感がします。

サムワントゥラブを見た感じでは、とても利発そうな顔をしています。馬体も現時点では申し分ないでしょう。お母さんに似て、おそらく気がいいタイプなので、初戦からかなり動けるのではないでしょうか。とはいえ、父も母も古馬になって完成した馬ですので、有り余るほどの成長力もあるはずです。とはいえ、特にシンボリクリスエス産駒は遅咲きだと私は思いますので、ダービーいやオークスに間に合うかどうかは心配ですが、そこはダービートレーナーの角居調教師の手腕にお任せするとしましょう。

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POGで香港に行きましょう!

Jiromaru_42

ルドルフおやじさん、ご無沙汰しております。

遅くなりましたが、宝塚記念の◎アドマイヤムーンはお見事でした。エンドスイープの後継者としてアドマイヤムーンに本命を打ったのは、ルドルフおやじさんの他にはいないのではないでしょうか。血の歴史を知っているということは、それだけで強みになりますね。

余韻に浸っていると思いきや、もうサマーシリーズに突入されているようで(笑)。夏には夏の熱い戦いが繰り広げられ、そこからまた秋へと実りをつなげていく馬が現れてくるのでしょう。今年は私も、夏競馬をジックリと楽しみたいと思っています。

さて、今回こうしてお手紙を書かせていただいたのは、POG(ペーパーオーナーゲーム)のお誘いです。何を隠そう、私は昨年からPOGを始めたPOG初心者です。どうもPOGのリアル感のなさが好きになれず、全く興味がなかったんですね。でも、昨年は1頭どうしても注目したい馬がいて、ようやく重い腰を上げて参加してみました。

その1頭とは、フサイチオフトラという馬でした(その時のバックナンバーはこちら)。父ブラックホーク×母父サンデーサイレンスという、私にとっては待ちに待った配合で、NHKマイルCぐらいはいけるんじゃないかと正直思っていました。でも、故障でクラシックを前にリタイアしてしまいました。その他7頭の馬を指名したのですが、その結果たるや目を覆いたくなるほどでしたよ。

POG(ペーパーオーナーゲーム)の本質は、サラブレッドはデビューすることすらままならず、そこからライバルを退けて勝ち上がっていくことの困難さ、確率の低さを体感することが出来るということだと思っています。まさに、馬は期待するほど走らないということを、私は身をもって知ることができたんですね。しかし、こんなことでショゲてしまう私ではありませんので、今年こそは「一国の宰相になるよりも難しい」とされる、ダービー馬のペーパーオーナーになってみたいと思います。

そして、今年はもうひとつ楽しみがあります。それは、ルドルフおやじさんと一緒に香港に行くことです。せっかくPOGをやるのであれば、どこかの大会に参加したいと思っていたところ、「週刊Gallop」でPOG大会の募集を受け付けていました。その大会の1~3位までの景品が、なんと香港競馬3泊4日観戦ツアーなんです!しかも、1位はVIPシートでの観戦です。これは応募しない手はないでしょう。ダービー馬、オークス馬のオーナーになって、一緒に香港に行きましょう!

大会のルールは、父の違う6頭の馬(牡馬3頭、牝馬3頭)を選ぶということです。こうしませんか?お互いに1頭ずつ順番に3頭を挙げて応募するということでいかがでしょうか?

香港の夜景を見ながら、ルドルフおやじさんと競馬のうんちくを傾けることを想像するだけで、今からワクワクしてきましたよ。


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◆第8位指名◆ミッキーダンディ(父アグネスタキオン)牡

アグネスタキオン サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
アグネスフローラ ロイヤルスキー
アグネスレデイー
フェアディール Zilzal Nureyev
French Charmer
Fadetta Fappiano
Glorious Natalie

今やセレクトセールを抜きにしてPOGを語ることは出来ないだろう。1998年から始まった当セールであるが、庭先取引の不透明性をなくし、優秀な血脈を世界へと開いていく試みは、まずは順調に成功しつつある。あのディープインパクトもこのセール出身であり、今年は6億円の国内セリ史上最高額馬も誕生し、競馬関係者のこのセールに向ける宝探しのまなざしは熱い。

しかし、その熱さとは裏腹に、高額落札馬が期待ほどには走っていないという現状もある。「競馬考察ブログ~深い衝撃~」さんの、このエントリーを参考にさせていただくと、やはり予想以上にコストパフォーマンスが悪いということが良く分かる。

とはいえ、これだけを見て、「高額馬=走らない」という安易な図式を作ってしまうのは大きな勘違いである。稼げるサラブレッドなどほんの一握りに過ぎず、箸にも棒にもかからない値段で取引されて、箸にも棒にもかからない競争成績で終わってしまう馬はごまんといる。セレクトセールのこの結果から私たちが知ることができるのは、「競馬考察ブログ~深い衝撃~」にもあるように、競走馬を購入することの難しさ、つまり、「たとえ高額馬であっても走るとは限らない」ということなのである。

そもそも、馬が走るかどうかは誰にも分からないのである。馬体や動きや血統を見ただけで、走るかどうかを見極めることが出来るほど、競馬は単純なものではない。そしてまた、私たちがPOGというゲームに参加することの意義はここにある。つまり、五感をフル活用して自分でスカウトした競走馬を追っかけることによって、サラブレッドはデビューすることすらままならず、そこからライバルを退けて勝ち上がっていくことの困難さ、確率の低さを体感することが出来るのである馬は私たちが期待するほど走らない、ということを身をもって知ることになるのだ

ミッキーダンディは、2004年のセレクトセールで5番目の価格(1億300万)で取引された高額馬である。近親にキンググローリアスがいる良血で、母父のジルザルは3歳の5月末という遅いデビューをしたマイラーで、瞬発力よりも力で押し切る特徴を産駒に伝える。アグネスタキオンの瞬発力がうまく加われば、名マイラーに成長する可能性を秘めている馬だが、果たしてこのセレクトセール高額落札馬は走ってくれるのだろうか。自腹を切っていない分、暖かい目で見守ることができるのかもしれない。

追記

P-1グランプリは10頭まで指名できるのだが、私にとって魅力的な馬がどうしてもあと2頭見つからなかった。無理に選んでも仕方ないので、今年のPOGは、これまで指名してきた8頭のサラブレッドで楽しんでみたい。早速、1位指名馬のフサイチオフトラが今日9/10(日)の札幌5R、2歳新馬(芝1800m)に藤田伸二騎手で出走する。素質の片鱗だけでも見せてくれると嬉しいのだが。

やっぱり1位になりたい↓

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◆第7位指名◆サクラヴェローチェ(父ウイングアロー)牡

ウイングアロー アサティス Topsider
Secret Asset
サンヨウアロー ミスターシービー
タニイチパワー
サクラセレブレイト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
サクラハツユキ パーソロン
サクラジヨオー

ちょうど1年ぐらい前に、「サンデーサイレンスの後継者は?」というエントリーを書いたが、この考え方は今でも変わっていない。つまり、サンデーサイレンスの後継者はという問い自体がナンセンスであって、これからもサンデーサイレンスの影響を受けた産駒が活躍するだろうということである。その中でも、「サンデーサイレンス系種牡馬の産駒」と「母父にサンデーサイレンスを持つ産駒」の2パターンが考えられ、私としては後者の方が活躍するのではないかと考えていた。

そして最後に、「もちろん父サンデーサイレンスの繁殖牝馬を確保することが前提だが、一旦それが叶ってしまえば、一発逆転のチャンスはどの種牡馬にも転がっているという群雄割拠の時代がすぐそこまで来ている。」と締め括ったわけだが、私が言いたかったのはこの「群雄割拠の時代」ということなのである。

つまり、種牡馬としての成功は、どうしても繁殖牝馬の質と量に左右されてしまう面があるが、たとえそれらに恵まれなかったとしても、「群雄割拠の時代」には、たった1頭のサンデーサイレンスを父に持つ繁殖牝馬との出会いが運命を変えることもあるかもしれないということだ。

たとえば、ウイングアローにとっては、このサクラヴェローチェの運命が自身の種牡馬としての運命をも決めてしまうかもしれない。母サクラセレブレイトはスイトピーSを2着してオークスに駒を進めた素質馬であり、パーソロン→サンデーサイレンスとくる母系は、正直なぜウイングアローにチャンスが回ってきたのか分からないぐらいの奥行きを感じさせる。驚異的な強さでフェブラリーSJCダートを制した砂王ウイングアローは、果たしてこのチャンスを掴むことができるのだろうか。

やっぱり1位になりたい↓

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◆第6位指名◆ハギノポンパドール(父クロフネ)牝

クロフネ French Deputy Deputy Minister
Mitterand
Blue Avenue Classic Go Go
Eliza Blue
ポンパドール ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
パッショナリア2 Beldale Flutter
Djallybrook

今年のノーザンファームの生産馬は、ここ数年の世代に比べると、少し落ちるのではないかという気がする。これはあくまでも個人的な感覚でしかないのだが、最大のライバルである社台ファームに比べ、POGとして魅力的な馬が今年は少ないのではないだろうか。これまでならば、魅力的な馬は意図せずともノーザンファームの生産馬であったが、今年はなぜか社台ファームの生産馬に行き着いてしまうのだ。もしかすると、今年は社台ファームの巻き返しがあるかもしれない。

とはいえ、私はノーザンファームの生産馬が好きである。ノーザンファームの生産馬というよりノーザンファームが、いや、ノーザンファームというより吉田勝己氏が好きなのである。ノーザンファーム生産馬のスケールの大きさは、ノーザンファームのスケールの大きさであるし、ノーザンファームのスケールの大きさは、吉田勝己氏のスケールの大きさであると思う。たとえ不作の年があろうとも、ノーザンファームがディープインパクト級のスケールの大きな馬をこれからも生産し、日本競馬の将来を担っていくことは間違いない。

ノーザンファームの生産馬ということで選んでみたのが、このハギノポンパドールである。馬体や血統からは大物感は感じられないが、得てしてこういうところにダイヤの原石が転がっているのも、ノーザンファームのスケールの大きさである。気性の素直そうな目は、父クロフネの優等生的な部分を受け継いでいるのだろう。走らせてみないと馬体の柔らか味までは分からないが、立ち写真を見る限りは健康そうな体つきをしている。あまり大きな期待をせずに、無事に走ってくれるよう見守りたい。

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◆第5位指名◆キラメクネオン(父アドマイヤコジーン)牡

アドマイヤコジーン Cozzene Caro
Ride the Trails
アドマイヤマカディ ノーザンテースト
ミセスマカディー
キャバレー サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ガラスザイク コインドシルバー
デリラハード

誰も言わないので私が言うが、アドマイヤコジーンは凄い馬である。2歳時にG1(現・朝日杯フューチュリティS)を勝ち、さらに6歳になってからもG1(安田記念)を勝っている。その間、なんと4年もの歳月が流れているのである。しかも、2度の骨折を挟んでのものである。普通、骨折を経験した馬は能力が半減してしまうと言われているだけに、その価値は計り知れない。

2歳時のアドマイヤコジーンは、柔らか味のある馬体から繰り出される鋭い末脚を武器にした馬であったが、6歳時は馬体すら硬くなったものの、最後まであきらめずにスピードを持続させる渋い馬に変身していた。復活というような生易しい表現ではなく、アドマイヤコジーンはまさに生まれ変わったのである。

安田記念を勝った時の観戦記に付けた「長かったよ」というタイトルは、アドマイヤコジーンと後藤騎手のG1勝ちだけではなく、なかなか大ヒットのなかった私の予想にも掛けたものでもある。後藤騎手やアドマイヤコジーンの関係者と一緒に、私も長いトンネルを抜けた感慨を味わったレースであった。そういった意味でも、アドマイヤコジーンは実に思い入れのある馬である。

コインドシルバー→ガラスザイク→キャバレー→キラメクネオンというネーミングも、透明感を増したかと思いきや、あっと言う間に華やかさに行き着いてしまって、小田切氏(馬主)らしい遊びに満ちている。スタミナ豊富な母系を考えると、もしかするとダービーの2400mは適距離かもしれない。キラメクネオンという名の馬がダービーを勝利するイメージがどうしても湧かないが(笑)、そんな私の狭い了見などぜひ打ち破ってほしいものである。

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◆第4位指名◆ダイワチャーム(父フジキセキ)牝

フジキセキ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ミルレーサー Le Fabuleux
Marston's Mill
エグズマキー Pleasant Colony His Majesty
Sun Colony
Hangin On a Star Vice Regent
Hangin Round 

ダービー馬のペーパーオーナーになりたい、という最初の主旨とはズレてしまうが、この馬にはダートでコツコツと、いや、大きく稼いでもらいたい(笑)。素直そうな目をしているし、雄大かつバランスの取れた馬体は、父を同じくするカネヒキリに思わずその姿を重ねてしまう。

母父プレザントコロニーは、リボー系で初のケンタッキーダービー馬である。芝の中長距離を圧倒的に得意とする種牡馬で、底力抜群、根性抜群、成長力抜群、芝抜群、ダート抜群、スタミナ抜群と6拍子揃っている。ステイヤー血統にありがちな重苦しさはなく、3歳からも活躍できるし、マイル戦の対応力も十分にある。

ダイワチャームの馬体の伸びを見る限り、このプレザントコロニーの良い部分が出ているように思う。父であるフジキセキの産駒は、重たく硬く、胴が詰まり気味に出ることが多く、こういった馬はほとんど走らないし、走ったとしても短距離専門になってしまう。逆説的になってしまうが、フジキセキにいい意味で似ていないので、ダイワチャームには走るフジキセキ産駒の特徴が出ているのだ。あとは、松国流の調教で馬体の伸びやかさが失われないことを祈るだけである。

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◆第3位指名◆エルソルダード(父スペシャルウィーク)牡

スペシャルウィーク サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
キャンペンガール マルゼンスキー
レデイーシラオキ
ポピーデイ トニービン Kampala
Severn Bridge
カルポピー Be My Guest
Panetona

ディープインパクトが登場するまでは、誰が何と言おうと、サンデーサイレンス産駒の中でスペシャルウィークは最強馬だと思っていた。馬体のトータルバランスが素晴らしく、成長力もあり、絶対能力は極めて高く、欠点という欠点が見あたらなかった。乳母に育てられたというエピソードも、個人的には好きだった。今となっては、ディープインパクトに最強馬の座は譲ってしまったが、それでもナンバー2であることは間違いないと思う。

スペシャルウィークのレースで最も印象に残っているのは、やはり武豊騎手に初のダービー制覇をもたらした、あの日本ダービーだろう。皐月賞でのまさかの敗退にリベンジするかのように、府中の直線ラスト300m時点で力強く抜け出してきた時、既に私は拳を高く挙げて、大きくガッツポーズをしていた記憶がある。武豊騎手が直線でムチを落としたことに気付かないくらい、観客もみな興奮し、熱狂していた。

ライバルに恵まれたのも、スペシャルウィークの幸運だろう。グラスワンダー、セイウンスカイ、エルコンドルパサー、キングヘイローと、個性的なライバルが揃いも揃っていた。奇しくもこれらの馬たちが一堂に会することはなかったが、互いに死闘を繰り広げたのはご存知のとおりである。個人的には、古馬になってからのスペシャルウィークとエルコンドルパサーで、府中の2400mで一騎打ちをしてほしかった。どちらが勝つだろうかと想像しても、どちらにも負ける要素が考えられない。それくらい、レベルの高いレースを見せてくれることは間違いない。

スペシャルウィークの産駒は、調教師であった白井調教師の言うとおり、大柄に出てしまうと走らない傾向がある。産駒の馬体が大きすぎて、脚元に負担が掛かるため、満足な調教を施せず、素質を引き出してやることができないという。このエルソルダードは、スペシャルウィーク×トニービンらしく、体高が高く、薄手の馬体を誇っている。これから体に幅が出て、あまり大きくなりすぎるようだと心配だが、今のところ、その素質を発揮できる可能性は十分にある。ダービー馬はダービー馬からという格言を、見事に体現してほしいものだ。

Pog02

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◆第2位指名◆グラマラススカイ(父マンハッタンカフェ)牝

マンハッタンカフェ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
サトルチェンジ Law Society
Santa Luciana
ポインテッドパス Kris Sharpen Up
Doubly Sure
Silken Way Shantung
Boulevard

かつて社台スタリオンステーションを見学に行った時、この馬の父マンハッタンカフェの迫力と美しさに圧倒されてしまった。四肢はスラリと長く、毛艶はピカピカで、並み居る種牡馬たちと比べても遜色ない、いやそれ以上の威圧感をマンハッタンカフェは放っていたのだ。私にとって、まさに理想のサラブレッドであった。同じ馬房にいたシンボリクリスエスも素晴らしい雰囲気を持っていたので来年はぜひ狙ってみたいが、今年の新種牡馬の1番手としては、マンハッタンカフェを挙げてみたい。

マンハッタンカフェは、サンデーサイレンス産駒としては珍しい部類に入る典型的なステイヤーで、本格化も遅く、クラシック路線の最後の菊花賞にてようやく頭角を現した。当然、ダービー時点で終了してしまうPOGのルールでは狙いにくい種牡馬である。さらに、マンハッタンカフェの肉体の特徴を見ても、馬体の大きさの割にパーツパーツのジョイントが緩いので、完成までに時間が掛かってしまったという経緯がある。産駒にもその特徴は遺伝しているはずで、脚元がキチッと固まってからでないと、強い調教は課すことができないだろう。

以上のことを考慮に入れた上で、それでもマンハッタンカフェの産駒を指名するとすれば、仕上がりが比較的早く、馬体も大きく出にくい牝馬を狙ってみたい。色々な資料から探してみたが、現時点での動きや雰囲気を見て、グラマラススカイ(母ポインティドパス)に決めた。落ち着きがありそうで(ボーっとしている?)、馬体のバランスもよく、動きも柔らかい。来年デビューでも一向に構わないので、焦らずに調教して、なんとかオークスに間に合ってくれれば幸いと思う。

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◆第1位指名◆フサイチオフトラ(父ブラックホーク)牡

ブラックホーク Nureyev ノーザンダンサー
Special
シルバーレーン Silver Hawk
Strait Lane
ダンシングサンデー サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ダンシングキイ Nijinsky
Key Partner

この馬を指名したくて、POGを始めたと言っても過言ではない。ダービー馬のペーパーオーナーになるという目的から、血統的には少し外れるかもしれないが、そんなことは知ったことではない。なんとしても、たとえペーパーでも、この馬のオーナーになってみたかったのだ。

理由は単純で、私はこの馬の父ブラックホークの大ファンなのだ。ブラックホークよりも強い馬はたくさんいるが、ブラックホーク以上に“好き”という感情を私が抱いた馬はかつていない。正確に言うと、“好き”というよりも、“尊敬している”といった表現の方が近いかもしれない。少年が偉大なスポーツ選手を尊敬するように、私もブラックホークというサラブレッドを尊敬する。

ブラックホークは普段は牛のように大人しいが、いざ走り出すと、闘志をむき出しにして驀進(ばくしん)する。走ることを決して嫌がらず、常に前を向いて走り続ける。そんなブラックホークの男らしさに、当時の私は惚れ込んでしまったのだ。平成11年のスプリンターズSはかなりの主観的な自信を持って臨み、ゴール前でアグネスワールドを差し切った時には、人が変わったように叫んだ(らしい)。

とはいえ、この馬には大きな心残りもあって、それはブラックホークにとって最後のレースとなった安田記念で、この馬を買わなかったことである。高松宮記念(1200m)2着→京王杯SC(1400m)3着というステップレースでの走りを見て、いくらブラックホークでも安田記念を勝つことは難しいと考えてしまったのだ。

安田記念は府中競馬場で観戦していたのだが、直線で大外からブラックホークが飛んできた時には、自分の馬券が外れたことなどどうでも良くて、「あいつが来た!」と何度も叫びまくった(らしい)。とにかく、ブラックホークが勝ったことが嬉しくて嬉しくてたまらなかったのだ。当時の私には、ブラックホークの勝利はまさに奇跡に思えた。論理的でしかなかった自分の予想を反省し、頭で考えるだけでは馬券は当たらないことをブラックホークに教えてもらった。

そんなこんなで、ブラックホークが種牡馬入りしてからずっと、その産駒に期待していた。血統的にも、ヌレイエフとの相性が良い、母父サンデーサイレンスという配合は理想的である。フランスでデビューした母ダンシングサンデーは、競走馬としては結果を出せなかったが、消耗していない分、母としての活躍に期待できる。また、ブラックホーク自身がコロンとした体型なので、父サンデーサイレンスで伸びのある牝馬と配合することによって、距離にも融通が利くようになるだろう。立ち写真を見る限りでは、父ブラックホークが出ているが、この夏を越して、もう少し馬体に伸びが出てくれば最高である。そして、なんと言っても、父ブラックホーク譲りの「男気」を、このフサイチオフトラからは感じる。

Fusaichiofftra

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P-1グランプリに参戦!

「ダービー馬のオーナーになることは、一国の宰相になるよりも難しい。」

その難しさは、ペーパーオーナーとて同じ。

しかし、難しいと言われれば、チャレンジしたくなるのは人の常である。

そこで、なんとしてもダービー馬のペーパーオーナーになるべく、今年はPOG(ペーパーオーナーゲーム)に挑戦してみたい。どこに参戦しようかと迷っていたところ、Eisukeさんやnozowebさんの紹介もあって、【P-1グランプリ】に決めた。東西・牡牝の制限なく10頭まで選ぶことが出来るし、締め切りが9月3日までというのもありがたい。血統の勉強もしながら、これからゆっくりと時間を掛けて選んでいこうと思う。

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