シンザン記念を当てるために知っておくべき3つのこと

Sinzankinen

■朝日杯フューチュリティS好走組優位
この時期に行われる3歳重賞ということもあって、朝日杯フューチュリティSで結果を出せなかった居残り組みと、これから上を目指す素質馬のぶつかり合いという図式となる。過去の戦績から見ると、完成度が高い前者が有利で、特に朝日杯フューチュリティSで好勝負していた馬が順調に出走してくれば、ほぼ間違いなく勝ち負けになる。

■前々で競馬が出来る瞬発力に富んだ馬
同じ時期の同条件で行われる京都金杯と比べ、頭数が少なくなることもあって、ペースはスローに落ちることが多い。開幕2週目で前が止まりにくい馬場であることも含め、前々で競馬が出来る瞬発力に富んだ馬にとってはレースがしやすい。

また、たとえスローに流れたとしても、この時期の3歳馬にとって、京都の外回りマイル戦は厳しいレースであることに変わりはない。よって、1600mの距離を走ったことのない馬にとっては苦しいレースとなることは避けられない。ちなみに、連対馬20頭中19頭に1600m以上の出走経験があった。

■素質馬が集まるジョッキーに変化あり
武豊騎手が過去11年で5勝と圧倒的な勝率を誇っている。平成19年も武豊騎手から岩田騎手に乗り替わったもののアドマイヤオーラが勝ったように、武豊騎手にこの時期の素質馬が集まりやすいことが考えられる。ただし、昨年も岩田康誠騎手と安藤勝己騎手のワンツーで決まったように、その流れも一昨年あたりから少しずつ変わってきている。もう少し生々しく言うと、各陣営の武豊離れが進んできている(武豊騎手一辺倒ではなくなってきている)。

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集中連載:「調教のすべて」第22回

Tyoukyou29

最後に、「本数」について。どれだけの追い切りが掛けられたという回数のことだが、たとえば宝塚記念に臨むにあたってのアドマイヤムーンは、最終追い切りを含めて5本の時計を出していることが分かる(下記参照)。1ハロン15秒以下の時計で走った追い切りが、中間に4本あったということである。

アドマイヤムーン
6/09(土) DW 重 助手      73.5-57.3-42.2-12.0 ⑨ 馬なり
6/10(日) 栗坂 稍 助手      55.8-41.3-27.7-13.9   馬なり
6/13(水) DW 良 岩田   85.4-69.0-53.7-39.5-11.2 ⑨ 一杯
6/16(土) DW 稍 助手 (7)98.4-69.2-55.0-41.1-12.7 ⑨ 馬なり
6/21(木) DW 良 助手 (7)95.6-66.5-52.5-38.3-11.5 ⑨ 一杯

サラブレッドの調教は結局のところ「質×量」に落ち着くと前述したが、追い切りの「本数」とは「量」にあたる部分である。たとえ1本1本の追い切りは軽くとも、多い本数を追い切られれば、全体として馬に掛かる負担は同じになる。

藤沢和雄厩舎の馬たちが馬なりで楽に追い切られているように見えて、実際のレースでは走られる体つきに仕上がっているのは、追い切りの「量(本数)」が多いということでもある。だからこそ、私たちは追い切りの「質(強さ・弱さ)」だけにとらわれてはいけない。どれぐらいの「質(強さ・弱さ)」の追い切りが、どれぐらいの「量(本数)」行われたかということが重要になってくるのだ。

しかし、ここで大切なことは、追い切り以外の運動や短期放牧先での乗り込みなど、私たちの見えないところで進んでいる調教については数字としては表れてこないということだ。追い切り以外の引き運動などを30分程度でサッサと終わらせてしまう厩舎もある一方で、なんと2時間近くもかけてひたすら歩かせる方針を採る厩舎もある。毎日少しずつの違いがレースでは大きな差になって表れるのだが、残念なことに私たちにその違いは見えない。

また、当面レースに使う予定のない馬はすぐに短期放牧に出され、レース直前に入厩させることが当たり前になってきているにもかかわらず、短期放牧先での追い切りの状況などを私たちが知ることはない。入厩してからわずか数本しか時計を出していない馬が、休み明けのレースをあっさり勝利したというケースなど山ほどあるだろう。

つまり、私たち競馬ファンが調教の「質×量」を完全に把握することは本当に難しいということだ。その馬に関わる、ごくわずかな関係者以外には、本当の調教の「質×量」など分かるはずもない。調教師のように馬の調教スケジュールを管理していたり、厩務員のように一日中付きっ切りでもない限り、どうして本当の乗り込み量や運動量などを把握することが出来ようか。調教を見ることの難しさは、ここに集約されていると言っても過言ではないだろう。

(次回に続く→)

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あけましておめでとうございます。

Akeome

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

といいつつ、もう明日は金杯なのですね。

大晦日には、昨年一年をゆっくり振り返ることが出来ました。混戦の春シーズンも面白かったのですが、力と力がぶつかり合った秋のG1シリーズは、久しぶりに心が波立つような競馬が続きましたね。

特に天皇賞秋はもはや伝説と呼べるほどのレースで、歴史的名牝がわずか2cm差の名勝負を披露してくれました。レース後、あれほどまでに競馬ファンがその素晴らしさを語り尽したレースは、本当に久しぶりなのではないでしょうか(私の記憶を辿るとナリタブライアンとマヤノトップガンの阪神大賞典以来)。牝馬がこれほどまでに活躍した年も珍しく、ヨーロッパでは凱旋門賞を制したザルカヴァ、アメリカではブリーダーズカップで9連勝を達成したゼニヤッタもいて、女性優勢は世界的な傾向だったようですね。

上村洋行騎手の涙のG1初勝利、カネヒキリの屈腱炎からの奇跡の復活など、ドラマチックなレースも数多くありました。カネヒキリは東京大賞典まで勝ち、2年以上のブランクを経てトップに返り咲いたのですから、驚異的としか言いようがありません。ひとえに医療技術、調教技術の進歩だと思うのですが、それに携わった人たちの執念も感じざるを得ません。ひと昔前であれば、そのまま終わってしまっていた人や馬が再び日の目を見ることが出来る、そんな良き時代になりました。

三浦皇成騎手の登場という話題もありました。武豊騎手の69勝という記録を抜いて、新人騎手最多勝記録(91勝)を打ち立てました。記録はいつか破られるものですが、それにしても凄い記録ですよね。スタートの良さなど長けている部分はたくさんあるのですが、何よりも全体を俯瞰できるレース感覚が優れているのだと思います。武豊騎手は「福島で記録を塗り替えているようではダメ、もっと目立て」と厳しくも優しい言葉を投げかけていましたが、一流ジョッキーが集まる札幌で勝利を重ねたことを私は評価したいと思います。

新人ジョッキーとはまるで対照的なのですが、ミスターピンクこと内田利雄騎手のマカオでの大活躍も嬉しいニュースでした。一時はリーディングのトップまで上り詰めましたね。安藤勝己騎手が「羨ましい」と言っていたように、競馬とあらばムチ一本持って駆けつけるのがジョッキーの本来の姿なのでしょう。ジョッキーは技術ありきの職人だということを改めて認識させてもらいました。また、同じく海外と言うことであれば、シンガポールで高岡秀行調教師が日本人調教師として初めてG1レースを制しました。昨年の夏にちょうどシンガポールに「世界バケンカ旅」に行ってきましたので喜びもひとしおでした。

それから、第2回ジョッキーマスターズの成功とオグリキャップとの邂逅もありました。ぜひジョッキーマスターズは来年以降、全国の競馬場を持ち回りでやってほしいですね。関東の競馬ファンだけで独り占めするにはモッタイナイほどのイベントです。そして、オグリキャップにひと目会うために、現役時代を知らない競馬ファンもたくさん訪れたことに、ほんわかとした喜びを感じます。馬券も大切ですが、それだけではない本当に大切な部分も伝わって行っているんだなぁと。今の競馬ファンは素晴らしいですね。その一員として、競馬を一緒に楽しめることを誇りに思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

最後に、皆さまから頂戴した、「ガラスの競馬場」に対する声を掲載させていただきます。実は一昨年中に頂いていた感想にもかかわらず、タイミングが合わずにそのままになっていた未掲載分です(失礼しました)。昨年分はいずれ掲載させていただきます。私は競馬について好きなことを好きなように書いているつもりですが、それなりに大変なこともあって、こうしたメッセージや声を聞くことが、私にとって大きな励みになっています。本当にありがとうございます。

数字で表れない部分の読み、分析、レース解説が特に気に入っています
閲覧し始めたのは、安田記念くらいからの新参者です。馬券を買い始めたのは今年の皐月賞から。勝った、負けたの世界ですが、単純にギャンブルとしてではなく、生産者、調教師、厩務員の力があって、あの舞台に出ていく。2005年G1総集編のディープインパクトを見てから競馬をもっと知りたいと思い、色々巡ってるうちに「ガラスの競馬場」に辿り着きました。数字で表れない部分の読み、分析、レース解説が特に気に入っています。 このブログを見て、他の書籍を読んだりして、実際に馬券を続けて購入したりして、ギャンブルだけで競馬を見るのはつまらない、けれどギャンブルを抜きにしては語れなく、それを含めて競馬が成り立っている、と思うようになりました。
Chviewさん

馬券購入の参考にさせていただいております
いつも楽しく読ませていただいております。ためになることもあれば、そうでないことも・・・(失礼)私は競馬場に行き、パドックと返し馬を見てから馬券を買っています。パドック、返し馬を生で見れないときは馬券を買いません。ですから、大きなレースであっても競馬場に足を運ばなければ馬券は買いません。さすがに馬を見ただけで馬券を当てる・・・というのはとても難しいです。迷うこともしばしばです。そんな時には「ガラスの競馬場」やメルマガ「馬券のヒント」のことを思い出し、馬券購入の参考にさせていただいております。今後もメルマガ、ガラスの競馬場を楽しく読ませていただきます。時節柄、お体には充分にお気を付けくださいませ。
Nさん

いつも参考にさせてもらってます
鋭い考察をいつも参考にさせてもらってます。これからも宜しく御願いします。

Sさん

正しい"馬券の買い方"を
以前からの悩みで、穴馬はPickUpできるのですが、馬券で取れない状況がずっと続いているんです。最近だと小倉記念でサンレイジャスパーとアラタマサモンズを軸に据えながらニホンピロキースが抜けたり、博多ステークスで騎手買いでサクラオリオンを軸マルチでデンシャミチも押さえつつ、藤岡康太が買えず1番人気のタマモサポートを飛ばしちゃったり。正しい"馬券の買い方"を「馬券のヒント」で執筆して頂ければうれしいのですが。
Wさん

夢をありがとうございます
いつも夢をありがとうございます。これからも頑張って下さい。

しんいちろうさん

過去の競走馬についても勉強していきたいなぁと思っております
「馬券のヒント」の本編はさることながら、編集後記も楽しく読ませていただいております。そこで、「編集後記」について希望があります。わたしは、実際に競馬場に行って本気で競馬を見始めてから、まだ1年ほどしかたっておりません。それ以前は、なんとかく結果を見たり、もしくはダビスタで競走馬を見てきました。よって、実際の競走馬の歴史やエピソードについてほとんど知識がありません。うわさで聞く程度です。大川さんのライアンとか^^ですので、昔の競走馬で、思い出に残っているレースや、「おもしろエピソード」などがございましたら、がんがん掲載していただきたいなと思っております(すでにスペシャルウィークなど掲載されていらっしゃいますが)。それを頼りに、過去のレースなどを見て、過去の競走馬についても勉強していきたいなぁと思っております。
Sさん

再度気付く非常に良いきっかけ
メールマガジン、サイトとも飽きない内容で楽しんでいます。また、過去に気付いて忘れていたレースについての注意点などもあり、再度気付く非常に良いきっかけにもなり、助かっています。これからも読むのを楽しみにしています。
Nさん

いろんな角度から競馬を見ることを教えてもらえる場所
競馬初心者の僕にとってブログはいろんな角度から競馬を見ることを教えてもらえる場所ですね。メールも大いに参考にさせてもらっています。ちなみに、馬券戦略も購入しちゃいました。大局観…直感思考…そうなんです。競馬を知れば知るほど情報やデータが直感を潰していくような気がします。最近はオッズをあまり見ないようにしています。心が揺らぐのですわ…
Nさん

最近では猛勉強中です
はじめまして。本当につい最近競馬をはじめました。昔から人気のある競技とは知っていましたが、今一興味が湧かずにいました。たまたま風のシルフィードと言う漫画を読み、実際に競馬をしてみてとても興味が湧きました。そういえばディープインパクトってマスコミで騒がれていたなと思い、過去の動画見て見たら背中に電気が走り、競馬はギャンブルなんてもんじゃないと思いました。やっと競馬ファンの気持ちが少しわかり最近では猛勉強中です。またディープのような優駿が現れる事を楽しみにしています。
Kさん

ニヤニヤしながら読んでいます
メルマガいつも楽しみにしています。携帯での受信と時間的なこともあり、残業時に休憩室で一人内心ニヤニヤしながら読んでいます。特に編集後記は治郎丸さんの内情や想いが書かれていて読みいってしまいます。今回、ブラックホークのことが書かれていましたが、ブログ上でも何度が掲載されているように本当に彼のことが好きなのなのですね。僕にはそこまで好きな馬はまだいません。世界が違いますが、『みどりのマキバオー』の「ベアナックル」より好きになれた馬がいません。ベアを超える現実の馬との出会いは競馬に足を運んでいれば、そのうち実現すると秘かに胸に秘めて観戦しています。
Nさん

あーそうだなと反省
忙しくてホームページは覗けないことはありますが,メルマガは拝見しています。書いてあることに,あーそうだなと反省のこもった思いをすることが多々あります。おかげさまで,少しずつでも知識が増えたり,感覚が磨かれているとは思うのですが・・・
Iさん

数字だけの羅列でなく勉強になりました
レース前のコース攻略が参考になっています。LAPでいうと道中の緩む場所が何故そこで緩むことになるのか?コース形態にそっての話などがあって数字だけの羅列でなく勉強になりました。今のままでも十分に楽しませてもらっています。メルマガ本当に楽しいですよd(^-^*)♪
Fさん

初心者の私には全てが矯めになる
ルドルフおやじからの手紙、集中連載とても楽しみにしています。初心者の私には全てが矯めになる。解からないことが、多すぎて!!新馬戦の見方を教えて欲しいです。これからも楽しみにしています。がんばってください。
Sさん

いつも馬券購入の参考に
ワイド版希望です。いつも馬券購入の参考にさせて頂いてます。これからもよろしくお願いします。新馬のコラムなんかがあれば先々楽しいかと。
Nさん

競馬をきりまくってほしい
集中連載の「Good馬場」では馬場状態からどのような馬を狙っていくか参考にさせてもらっています。これからもさまざまなところから競馬をきりまくってほしいです。
Aさん

しかし深すぎる・・・
「ルドルフおやじからの手紙」はいいですね。 治郎丸さんとおやじさんのやり取りで血統の勉強になります。これまで血統をあまり重視するスタイルではなかったのですが気にして見ると以外やおもしろい、しかし深すぎる・・・「集中連載」最近ではGood 馬場! 参考にさせて頂いてます。馬場読みってできないんですよ。改めて各競馬場・コース毎の特徴とかまとまったものがあるとうれしいなっ、と思ってます。以上、今後も楽しみにしています。
Sさん

かなり深い部分まで追究している
好きなコーナーは集中連載ですね。今は馬場の特集をやってますけど、更新される度に、「おお、なるほど」と思いながら読んでいます。集中連載はかなり深い部分まで追究している感がありますので、読んでいてかなり役に立ちます。しかし、馬場はその当日にならないと状態の把握が難しいので厄介ですね。
Kさん

ノンフィクション作家のような文も好き
馬券のヒントと今週の馬の状態がわかるので馬体診断と治郎丸さんのカキコが好きです。また、ノンフィクション作家のような文も好きです。あなたと競馬が、100年続きますように。この言葉好きです。馬は我々が思っている以上に一生懸命だと思います。走るために生まれ、より速く走るために毎日毎日走り続けています。3~4年の短い競走人生(馬生かな?)でG1を勝つ馬もいれば、未勝利で終わってしまう馬もいます。この繰り返しで自分の人生と共に何気なく、ずっと続いたらいいなと私も思います。馬券が当たればもっといいです。(欲張りかな!)
Kさん

ああ、俺って競馬が好きだったんだ
治郎丸さんの過去を振り返ったような文章を読むと、共感するものもそうでない物も含めて、「ああ、俺って競馬が好きだったんだ」と言う思いが湧いてきます。おやじさんの豊富な知識には圧倒されますが、やはり競馬への愛が通底しているので、他の人が書いたら欠伸が出るような蘊蓄も、ごく自然に読み進められます。レース前の二人の対話になりつつある予想コラムは大好きです。
Iさん

そういう見方もあるんだと納得
最近のブログで落合監督の話がでていますが、私も日本シリーズを見てまして、ええ~っと思った一人です。ここは山井でしょう!とその時は声に出してまで思ってましたが、後々のコメント、談話を聞いて、交代もやむなしと思ってましたが、ルドルフおやじさんの一球に集中という言葉に、そういう見方もあるんだ、と納得させられました。今後も競馬だけでなく、こんなやりとりも希望しますw

馬券の買い方が変わってきた
福永祐一騎手を応援しないわけにはいかない私は高知県に住んでいるのですが、祐一騎手の父、洋一騎手の出身が高知ですので、かなり地元びいきで応援しています。私は洋一騎手の現役の姿を見たことはないのですが、競馬を始めた頃から私の叔父が言葉が「武豊より福永洋一はすごかった」と言っていました。豊よりすごいって?!と当時から洋一騎手は私の中での伝説の騎手です。ライブCD、役立ってます。何度か聞いて、自分の馬券の買い方が変わってきたことを実感しています。的中率も上がったような。プロフェッショナル馬券のライブCDも是非とも希望!よろしくお願いします。
Lupinさん

そこに至るまでの過程構築が好き
単なる予想ではなく、文通形式の、そこに至るまでの過程構築が好きです。これからも頑張って下さい。「あなたと競馬が100年続きますように」ってフレーズも素敵だと思います。
はずれっちさん

馬券購入の参考にしてます
毎週拝見させてもらっています。馬体診断、コラム、ルドルフおやじさんと治郎丸さんのコメントなど馬券購入の参考にしてます。マイルCSの軸を何にしようかまだ決まってません、お二人の最終決断待っています。よろしくお願いします。
神山 洋さん

楽しく拝見させて頂いています
いつも楽しく拝見させて頂いています。前回のディープについて投稿させて頂いて際も実は、ネット界での全国デビューでした。

キノPさん

楽しく読んでいます
毎回、ありがとうございます。ガラスの野球場にガラスのポエム教室なども楽しく読んでいます。精神面における勝負は相手が自分であったり、仲間であったりと大変そうです。若手の騎手にも頑張って欲しいと思うこの頃です。

Junさん

鋭い切り口で納得することばかり
いつも楽しく拝見させてもらっています。鋭い切り口で納得することばかり、、、勉強させてもらいます。

スペシャルインパクトさん

詳しい分析で驚きました
2ちゃんねるのリンクから飛んできたので正直初見ですが、詳しい分析で驚きました。ブックマークして、コッソリ覗きに来させていただきますね。頑張ってください!

すだれんさん

血統面での話は特に感心しています
治朗丸さんとルドルフおやじさんの意見を参考にいつもしています。血統面での話しは特に感心しています。これからも貴重な話をお願いします。

鬼脚さん

ルドルフ親父さんの血統の話が好きです
トレセン情報や、血統に弱いのでルドルフ親父さんの血統の話が好きです。これからも面白い記事を期待しています。

Shinさん

これからもそんな場所であり続けてください
いつも楽しく拝見しております。ここで得るものは非常に多く、また競馬の見方すら楽しくさせていただいてます。これからもそんな場所であり続けてください。応援しております。

スパークさん

競馬の本来の楽しさを感じることができている
私にとって、いつも新しい競馬の一面を感じるきっかけを与えてくださっているサイトが「ガラスの競馬場」です。おかげで、競馬の本来の楽しさを感じることができていると思います。当サイトの発展を心から祈っております。
IskwUMAさん

かなり教養あふれることを読みやすい文体で書いてくれる点が有り難いです。
アリッサ☆さん

大変役に立ってます!
重賞レースに対して「当てるために知っておくこと」大変役に立ってます!近走だけに注目してると気づかないファクターです。いづれはまとめのページなんてのを作ってみてはいただけないでしょうか?

スリーパーさん

競馬に対する「敬意」
競馬に対する「敬意」が感じられ、非常に好きです。面白いです。

ぼうずさん

レース前日には必ず覗きにきます。コラムが楽しいもので。
ベル

寡黙に日参していました
いつも楽しく競馬予想を読ませて頂いてます。集中連載もすごく面白くて、寡黙に日参していました。これからも通わせて頂きます!

樹さん

がんばってください。いつも更新を楽しみにしています。
もろこしさん

とても見やすくて、読みやすい
スイープの素敵な壁紙を無料配布なんて、本当に有り難いことです。しかも、プロによる壁紙!これからも、馬を愛するファンを楽しませて下さい。とても見やすくて、読みやすいので、これからも応援していきます!

オッシーさん

競馬初心者の友人にも「まずはここ!」と自信を持ってオススメできます
いつも楽しく拝見しています。まさか、我が最愛のスイープトウショウの壁紙をプレゼントしていただけるなんて、治郎丸さんにも感謝です!ガラスの競馬場は競馬予想サイトには稀なデザイン性の高さと読み易さ、そして読者サービス!が私のような競馬歴の浅い女ファンには有り難い存在です。競馬を始めた最初の1年2年は早く詳しくなりたくて必死に勉強しましたが大概のサイトやブログは居心地が悪い思いをするというか…。初心者と女は帰れ!みたいな。ガラスの競馬場は、競馬初心者の友人にも「まずはここ!」と自信を持ってオススメできます。いつまでも雰囲気のいい場所でありつづけて下さい。更新を毎日楽しみにしています。それでは。
かしみやさん

難しいながらに楽しいです
毎回更新されるのを楽しみにしています。私はまだ自分自身の考えで馬券を買うことが出来ません。せいぜい応援している馬を絡めて買うことです。そんな私にガラスの競馬場はとても参考になることばかりで特にルドルフおやじさんとのやり取りは、難しいながらに楽しいです。
ロデン号さん

ここまでのものを無料で公開されている所はあまり無いのでは?
内容の濃さにびっくりです。基本的に競馬は好きな馬しか追いかけない人間なので馬券検討サイト等を見る機会はほとんど無いのですがここまでのものを無料で公開されている所はあまり無いのでは?それと、ここはお馬さんへの愛がそこかしこに感じられて殺伐とした感じが無いのが嬉しいです。また今度はじっくりと覗かせて頂こうと思います。それでは、この辺で筆を置かせて頂こうと思います。乱文、失礼致しました。
Kさん

観戦記も楽しく拝見させてもらっています
いつもGⅠの前など拝見させていただいてます。まだ競馬歴は2年ぐらいで血統や過去の名馬のことはほとんど知らないため、ルドルフおやじさんや、治郎丸敬之さんのページを楽しみにしてます。そのほか観戦記も楽しく拝見させてもらっています。

Sさん

血統の奥深さを感じます
いつも楽しく拝見しています。「ルドルフおやじ」今回で終了は残念です。馬の血統に興味を持っていましたが、系統は私には難しいですね。が、いままで読んできて父方、母方の血をめぐる話に気持ちが入っていきました。血統の奥深さを感じます。サンデーサイレンス亡き後は群雄割拠なのでしょうね。

Mさん

楽しく、美しいお話を聞かせてください
いつも楽しく拝見させていただいています。来年もお体に気をつけて。私たちに楽しく、美しいお話を聞かせてください。

Mさん

断然に深くなりました
競馬に対するみかたが、断然に深くなりました。ドラマ性を非常に感じるようになり好きな馬ができるようになりました。これからも更新たのしみにしてます。またきれいな写真もほしいです。

Nさん

ほんとに目からウロコ
会社の良き先輩の勧めで、今年の6月から毎週せっせとJRAに振込みを始めた競馬初心者です。某ブログランキングで、こちらのサイトに出会いまして以来、毎日かかさずに (ちょっと嘘っぽい(^▽^;) 拝見しています。他のブログは、的中率の自慢話等が多くてなんか・・・それに比べこちらは、芝の話や血統の話とか何も知らない初心者の私には、ほんとに目からウロコ。「へぇー、そうなんだー」なんて言いながら興味深く読んでいますあと 「あなたと競馬が、100年続きますように。」ってサブタイトルもいいですね 貴殿の優しさが、伝わってきます。あっ、すいません長くなりましたね、お忙しいのに。
Kさん

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京都金杯を当てるために知っておくべき3つのこと

Kyotokinpai

■1■マイル戦に実績があり、マイル以上のスタミナを持つ馬を狙え
主なステップレースは鳴尾記念(1800m)と阪神カップ(1400m)になり、マイル以上のスタミナを持つ馬とマイル以下の距離でスピードを発揮する馬とが、マイル戦の舞台で激突することになる。京都のマイル戦というコース設定を考えると、どちらかといえば鳴尾記念組を上に取るべきだが、33秒台の速い時計で決着することが常なので、スピード勝負にも対応できる裏づけがないと厳しい。そういった意味では、マイル戦での実績(勝ち鞍)は必要で、マイルCSで好走してきた馬が出走してくれば間違いなく好勝負になる。

■2■前半800m47秒台
前半3ハロンの平均タイムが34秒9、ラスト3ハロンの平均が35秒1と、京都のマイル戦らしく、極めて平均ペースでレースは流れる。つまり、どんな脚質の馬でも勝負になり、展開に左右されて負けるということが稀なレースである。また、スタートから最初のコーナーまでの距離も694mとかなり長いため、枠順の有利不利もほとんどない。勝つはずの馬が勝つべくして勝つレースといえる。

ただし、開幕週ということもあって、直線が平坦な絶好の馬場では前もなかなか止まらないことに注意すべき。過去10年のラップタイムの中でも、前半800mのタイムに注目してみたい。

平成12年
12.3-10.9-11.8-11.7-11.5-11.7-11.9-11.6(46.7-46.7) 1:33.4 キョウエイマーチ
平成13年
12.6-11.2-11.8-11.9-11.5-11.1-11.6-11.7(47.5-45.9) 1:33.4 ダイタクリーヴァ
平成14年
12.4-11.0-11.7-11.9-11.7-11.6-11.6-11.9(47.0-46.8) 1:33.8 ダイタクリーヴァ
平成15年
12.3-10.5-11.8-12.2-12.1-11.6-11.5-11.7(46.8-46.9) 1:33.7 サイドワインダー
平成16年
12.2-11.0-11.2-11.6-11.6-11.8-11.5-12.4(46.0-47.3) 1:33.3 マイソールサウンド
平成17年
12.7-10.8-11.5-11.7-11.7-11.6-11.8-12.2(46.7-47.3) 1:34.0 ハットトリック
平成18年
12.2-11.1-11.8-12.2-11.8-11.2-11.4-12.3(47.3-46.7) 1:34.0 ビッグプラネット
平成19年
12.3-11.2-11.7-12.2-11.6-11.0-11.6-12.3(47.4-46.5) 1:33.9 マイネルスケルツィ
平成20年
12.5-11.4-11.4-12.3-11.4-11.3-11.2-12.1(47.6-46.0) 1.33.6 エイシンデピュティ

前半の800mが47秒台に落ち着くと、完全に前が有利になっていることが分かる。出走メンバーを見渡してみて、どの馬がどのように逃げるのかをイメージする作業をする際には、この47秒という数字を頭に置いておきたい。

■3■あまりハンデ戦であることを意識しなくてよい
平成8年からマイル戦へと距離が短縮され、高松宮記念や安田記念へ向かうというよりも、昨年の秋シーズンを消化不良で終わったマイラーたちの最終戦的な色合いが濃い。とはいえ、一戦級落ちの実力のあるマイラーが揃うため、ハンデ戦ながらもレベルの高い争いが期待できる。

そのため、勝ち馬の平均ハンデが56.4kgと、力のある馬であれば、少々重いハンデを背負ったとしても軽量ハンデ馬に足元をすくわれることはほとんどない。あまりハンデ戦であることを意識せずに、基本的には各馬の力の比較を優先すべきレースである。

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中山金杯を当てるために知っておくべきこと

Nakayamakinpai

中山金杯には面白いラップ傾向があり、人気馬から人気薄まで、“差し馬”の活躍が目立つのはそれゆえである。まずは、中山金杯の過去6年間のレースを振り返ってみたい。

平成15年 トーホーシデン
12.7-11.9-12.1-12.0-11.9-11.9-11.8-11.8-11.8-12.1(60.6-59.4)S
平成16年 アサカディフィート
12.5-11.6-12.5-12.1-11.9-11.7-11.7-11.4-11.7-12.1(60.6-58.6)S
平成17年 クラフトワーク
12.6-11.5-12.7-12.0-11.4-11.0-11.6-11.7-12.0-12.5(60.2-58.8)S
平成18年 ヴィータローザ
12.7-11.5-12.9-11.9-11.6-11.4-11.4-11.6-11.7-12.7(60.6-58.8)S
平成19年 シャドウゲイト
12.6-10.8-12.6-11.6-12.2-12.1-12.5-12.6-12.2-13.2(59.8-62.6)M
平成20年 アドマイヤフジ
12.4-11.4-13.3-12.5-12.4-11.9-11.9-11.4-11.0-12.5(62.0-58.7)S

レースラップの後ろにカッコで括っているのは、前後半1000mのタイムである。不良に近い重馬場で行われた一昨年は例外として、良馬場で行われた平成15~18年と20年は全て後半の方が遅いスローペースでレース全体は流れている。にもかかわらず、シャドウゲイトが逃げ切った昨年を除き、前に位置した馬が苦戦を強いられ、差し馬が台頭しているのはなぜだろうか?

その鍵はレースの中盤にある。前後半3ハロンを除いた中盤の4ハロンに注目してみると、11秒台のラップが多く並んでいることが分かる。平成18年においては、中盤4ハロン全てが11秒台である。これだけでは分かりにくいかもしれないので、同じ中山2000mで4月に行われる皐月賞のレースラップと比較してみたい。

平成15年 ネオユニヴァース
12.5-11.3-12.4-12.9-12.6-12.6-12.2-11.4-11.5-11.8(61.7-59.5)S
平成16年 ダイワメジャー
12.5-11.3-12.4-12.9-12.6-12.6-12.2-11.4-11.5-11.8(59.7-58.9)M
平成17年 ディープインパクト
12.1-11.0-11.9-12.2-12.4-12.6-12.5-11.8-11.4-11.3(59.6-59.6)M
平成18年 メイショウサムソン
12.3-11.3-12.0-12.1-12.3-12.0-12.2-11.8-11.7-12.2(60.0-59.9)M
平成19年 ヴィクトリー
12.2-11.2-12.1-11.6-12.3-12.3-12.3-11.6-12-12.3(59.4-60.5)H
平成20年 キャプテントゥーレ
12.2-11.5-12.5-12.6-12.6-12.8-12.3-11.2-11.5-12.5(61.4-60.3)S

中盤の4ハロンに着目してみると、ほとんどが12秒台であることが分かる。つまり、皐月賞は中山金杯に比べ、中盤だけを取ると遅いラップ構成となりやすいのである。それゆえ、皐月賞は前が残りやすいレースになりやすく、中山金杯は前崩れが起こるレースになりやすい。

もう少し厳密に言うと、全体としては皐月賞の方がレベルの高いレースになりやすいが、中山金杯は中盤が意外に緩まない分、上がりの掛かる、前崩れのレースに強い差し馬にとって絶好の展開となるのである。

ここまではっきりとした傾向があるのであれば、皐月賞は前に行ける馬、中山金杯は後方からレースを進める差し馬から狙うのが得策ではないだろうか。

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どこまで世界を変えるのか

Arima08 by Deliberation
有馬記念2008-観戦記-
楽々と先頭を奪ったダイワスカーレットと安藤勝己騎手が作り出した流れは、前後半1000mが59秒6-59秒8というイーブンペース。コーナーを6つも回る有馬記念にしては、中盤の緩みも少ない、全体を通して息のつく間もない厳しいレースとなった。ダイワスカーレットを目標にした馬たちは壊滅し、勝ちに行かずに脚を溜めた馬たちが足元を掬った格好となった。

トウメイ以来37年ぶりの快挙となったダイワスカーレットは、もはや牡馬牝馬というレベルを超えた、現代におけるサラブレッドとしての頂上のレベルにある。天皇賞秋をひと叩きされて、精神的に落ち着いていたように、今回は磐石の勝利であった。それでも、1番人気を背負い、ハナに立つ形で目標にされながら、最後は逆に突き放してしまうのだから恐れ入る。自分のペースで走れば、どこまで行っても止まることなく、最後の直線ではもう一度伸びたように、この馬の底は一体どこにあるのだろうか。来年は海外遠征のプランもあるようで、どこまで世界を変えることが出来るのか、楽しみや期待が尽きない。私たちの常識を超えた馬である。

安藤勝己騎手もダイワスカーレットの強さを信じて、極めてシンプルに騎乗していた。スタートを決めると、迷うことなくハナに立ち、ダイワスカーレットのストライドをそのまま生かしながら、後続の脚をなし崩し的に使わせた。ゴール前で多少行きたがったダイワスカーレットを抑える技術もお手のものである。強い馬が力で押し切ったレースではあったが、ゴールの瞬間にガッツポーズを決めた安藤勝己騎手の表情を見ると、やはり相当なプレッシャーを感じていたのではないかと想像する。競馬の恐ろしさを誰よりも知る騎手だからこその重圧だったのだろう。

2番人気に推された前年の覇者マツリダゴッホは、全くレースをさせてもらえなかった。スタートでメイショウサムソンにポジションを取られると、さらにスクリーンヒーローにも内からブロックされてしまい、終始外々を回る形になった。切れる脚のない馬だけに、4コーナー手前から動いて行かざるを得なかったが、そんなに乱暴に勝てるほどG1レースは甘くはない。昨年と比べて、マツリダゴッホの力が大きく落ちたという訳ではなく、人気を背負っている分、他馬(ジョッキー)からのマークが厳しくなってしまったということである。本当にわずかな動きの差が、これほどまでに大きく結果を変えてしまうという競馬のレースの怖さをここに見た。

武豊騎手がメイショウサムソンを完璧に操り、あわやマッチレースかという見せ場を作った。おそらく予定していた通りのポジション、コース取りだったはずで、道中は(私を含め)夢を見たに違いない。4コーナー手前で夢は潰えてしまったが、メイショウサムソンのレースをしたという思いはあるだろう。厳しいペースをついて行っての惨敗ではあるが、もはやかつての唸るような強さは残っていなかったということである。3年間にわたって一戦で走り続けてきた馬だけに、目に見えない精神的な疲れが限界を超えてしまったのだろう。それでも後ろの世代にバトンを渡す、正々堂々とした走りであった。

スクリーンヒーローも勝ちに行っての敗北だけに、勝った馬が強かったと認めざるを得ないだろう。道中もしっかりと折り合い、虎視眈々とスパートのタイミングを窺っていた。最後の坂で止まってしまったが、4コーナーで捲くって行った時の脚色に今の充実が感じられた。ジャパンカップを勝って暮れの大一番だけに、完調とはいえない状態だっただろうが、それでも見せ場を作ったことで、ジャパンカップの勝利が決してフロックではなかったことを証明した。

大外から2着に突っ込んだアドマイヤモナークは、川田将雅騎手の思い切った騎乗が見事にハマった。力の要る暮れの馬場も合っていたのだろう。もちろん、日経新春杯、ダイヤモンドSを勝ち、京都大賞典でも2着しているように、今年に入って力を付けた馬である。同じくエアシェイディも、ハイレベルの天皇賞秋を5着し、有馬記念でも3着と走ったように、ここにきてまた馬が変わってきている。G1レベルだとあとひと踏ん張りが足りないが、8歳となる来年の飛躍に期待したい。後藤浩輝騎手もレースの流れを見切って、実に見事な騎乗をしていた。

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◎メイショウサムソン

Jiromaru

いよいよオーラス有馬記念です。とても素晴らしいメンバーが揃ったと思うのですが、ウオッカが出走してこなかったことだけは非常に残念です。賛否両論があるとは思うのですが、今年の有馬記念にはウオッカは出てくるべきだったのではないでしょうか。昨年の宝塚記念や有馬記念とは違い、今年は十分勝ち負けになる体力と体調にあったと思います。

前にも書きましたが、エアグルーヴが史上最強の牝馬たりえるのは、天皇賞秋→ジャパンカップ→有馬記念という3戦を、のちに種牡馬となるような牡馬のチャンピオンを相手に回して、最後まで走り切ったからです。どこかのレースをパスして2つ勝つよりも、3つのレースで1、2、3着する方が遥かに難しいのです。

古馬になって体が完成されて、もし本当の強さがあるのだとすれば、全てのレースを走り切ってその体力を示すことでこそ価値を示せるのではないでしょうか。馬のことを第一に考えてという空論はさておき、それぞれの有力馬が勝てるレースだけを選んで出走し、それぞれ走って勝っていくという競馬には血が騒ぎません。そもそも、エアグルーヴは母親としてもアドマイヤグルーヴというG1馬を出しましたよね。ウオッカにはエアグルーヴに並ぶ資格があると思っているので、たとえ負けると分かっていたとしても戦って欲しかったです。

もちろん、ダイワスカーレットもウオッカと並ぶ強さを持った牝馬です。一見大人しい牝馬ですが、ルドルフおやじさんのおっしゃる通り、今まで報われなかった異端の血が父系と母系の両方から騒いでいるようなオドロオドロシイ血統ですね。休み明けであった天皇賞秋の粘り腰にも驚かされましたが、私が今でも信じられないと思っているのが、今年の産経大阪杯です。昨年の秋にあれだけの激走をしておきながら、しかも有馬記念の敗北で緊張の糸が切れて、完全には立ち直っていなかった産経大阪杯で、一戦級の牡馬を寄せ付けませんでした。この馬には常識が通用しないと分かっていたのですが、それでもあのレースにはさすがに参りました。

3歳の有馬記念であれだけのレースをした以上、古馬となった今年は不動の本命と言ってもよいのではないでしょうか。牝馬の優勝はトウメイ以来ありませんが、この馬の走る姿を見れば、もはや誰も牝馬とは思わないでしょう。それほどまで、走るためだけに研ぎ澄まされた馬体をしています。母親としては心配になる部分もありますが、来年も現役を考えているようですので、この辺りで燃え尽きるわけにはいきません。

前走をひと叩きされて、精神的にも落ち着いてきているようです。体は前走で仕上がっていましたので、大きな変わり身は望めませんが、落ち着いてレースを進められるのは好材料です。おそらく今回もこの馬がレースの主導権を取ることになるはずなので、まさに安藤勝己騎手の言うように、自分自身のレースさえできれば結果は付いてくるのではないでしょうか。

唯一の心配材料といえば、今年に入って、産経大阪杯→天皇賞秋と2000mの距離のスピードレースしか走っていない点でしょうか。秋華賞→エリザベス女王杯とゆったりとしたレース使われた昨年とは、走りのリズムが違っています。また、今年に入っての馬体の充実を見ると、マイル~中距離馬らしい豊富な筋肉の付き方になっています。つまり、あまりにいいペースで飛ばしすぎると、これまで止まったことのないダイワスカーレットでも、最後の最後のパタッと止まってしまうこともあるということです。

昨年の覇者マツリダゴッホも仕上がりは良さそうです。中山で行われるこのレースに照準を絞って調整されてきたように、現役屈指の中山巧者でもあります。この馬が中山競馬場を得意とする理由として、いい脚を長く使える長所を生かせるということだけではなく、他の競馬場と比べて力を要する馬場であることも挙げられます。頭の高い走法(上半身に力を入れて走る)だけに、特に冬場で芝が枯れて重くなってきている有馬記念のような馬場はピッタリです。それでもこの馬を本命にしたくないのは、前年を人気薄で制しているからです。たとえ有馬記念に適性があったとしても、昨年よりはひとつ年齢を重ねていることを踏まえると、昨年よりも人気になるであろう今年は狙いにくいですよね。

ジャパンカップを制したスクリーンヒーローはステイヤーだと私は思います。前走はかなり遅いペースでしたが、ただ1頭だけピタリと折り合って走っていました。外枠の不利をはねのけて、ロスなくピタリと回したデムーロ騎手のコーナリング&仕掛けのタイミングの良さにアシストされての大金星でした。もちろん馬自身が力を付けていなければ勝ち切れませんので、ここに来て充実顕著なことは確かです。グラスワンダー×サンデーサイレンスという血統は、先週のセイウンワンダーと同じですね。重くなってきてパワーを要する今の馬場にも、なんら不安はありません。あとは再びデムーロ騎手が隙のない完璧な騎乗をすれば、この馬にもチャンスはあるでしょう。

穴っぽいところでは、エアシェイディが面白いと思います。道中でピタリと折り合いがつき、コースロスなく回ってこられて、ラストの差し脚が生きる展開になればチャンスはあるのではないでしょうか。天皇賞秋でも3強の次に強い競馬をしたように、今年に入ってようやく完成の域に入ってきています。ノーザンテースト産駒は二度変わると言われるように、母父ノーザンテーストの影響もあるのかもしれませんね。また、4年連続でサンデーサイレンス産駒が制していますが、今年も最後の最後にあっと驚くサンデーサイレンス産駒というのもありかもしれません。ちなみに、昨年もサンデーサイレンス産駒はもうないと言われていながらのサンデーサイレンス産駒の勝利でしたから。

メイショウサムソンは、今年に入ってからいまだ勝ち星に恵まれていないように、全盛期に比べると、精神的な面で燃え尽きてしまっているような気がします。同じオペラハウス産駒のテイエムオペラオーがそうであったように、あと一歩前へ出ることが出来なくなってしまうのです。ずっと放牧に出されずに、厩舎で管理されていたことも、精神的なストレスになっている部分もあったのではないでしょうか。「何かきっかけが欲しい」と武豊騎手も話していたのは、そういうことだと思います。

ただ、もし復活の可能性があるとすれば、海外遠征がきっかけになるはずです。森林に囲まれたフランスの広大な土地で走ることによって、精神的にリフレッシュされて帰って来るということもあるのではないでしょうか。前走は馬体重こそ増えていたものの、馬体が少しガレていたように、輸送や検疫で肉体的にはキツいところもあったのでしょう。レース全体を通じて、サムソンらしい覇気がありませんでした。それでも前走をひと叩きされて、馬体面だけを見ると、かなり力強さが蘇ってきています。何よりも、この中間は普段から気合が乗って、元気な姿を見せてくれています。力を要する今の中山のような馬場も、本質的には向いているはずです。

メイショウサムソンにとっては、この有馬記念がラストランになります。ダービー馬が5歳までしっかり走り遂げたのは最近では珍しいですね。数々のベストバウトを残してくれた馬ですが、最後にどのような走りを見せてくれるのか楽しみです。武豊騎手にとっても、非常に意味のあるレースになると思います。男には負けると分かっていても戦わなければならないことがあるのです。


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「ガラスの競馬場」:サムソンよ、いざ凱旋門賞へ

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「勝ちポジを探せ!」ライブDVDの申込み受付を開始します。

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大変長らくお待たせいたしました。先月に行われた、「勝ちポジを探せ!」ライブのDVDが完成しましたので、皆さまにお分けしたいと思います。さすがに有馬記念には間に合いませんが、年末年始のお休みにご覧いただけるようにお届けいたします。

「勝ちポジ」とは勝つためのポジションの略です。近年、サンデーサイレンス産駒がほとんどいなくなり、海外や地方からもジョッキーが入り込んできている時代の中で、この「勝ちポジ」の存在はますます大きくなってきています。ジョッキーにとっても「勝ちポジ」は大きなウエイトを占めますが、それと同じくらい、予想をする私たちにとっても、知らずには予想できないほど「勝ちポジ」は重要な概念となります。

恥ずかしながら、私はこの「勝ちポジ」の存在をつい少し前まで知りませんでした。たくさんのレースを観て、そのような存在があることは薄々気付いていたのですが、本当の意味では知っていなかったのです。ですから、あるレースを観て、その存在を本当の意味で理解した時、ありとあらゆるレースにおける絡み合った糸がほどけた気がしました。そして、これから行われるレースに対する見方そのものが、180度変わってしまったのでした。

それ以来、過去のレースを見直し、実戦のレースを通して「勝ちポジ」について研究を重ねた内容を、最もシンプルな形でまとめたのがこのライブになります。当たり前と言えば当たり前のことですが、今まで明らかに語られてこなかった話です。そういう意味では、当たり前だけど、実は当たり前ではないのかもしれないと思いながら聴いてみて頂けると幸いです。

ライブDVDの内容は以下の通りです。

Disc1(95分)
■デットーリポジション
■勝つためのポジション(基本ポジション)
■動物学的な観点からの『勝ちポジ』とは?
■安藤勝己騎手のこだわりがビリーヴを勝たせた
■なぜ各馬が自分のペースで走ることでレースは成り立たないのか?
■サンデーサイレンス産駒と武豊時代の終焉
■馬単、3連単の時代だからこそ
■川田将雅騎手、藤岡佑介騎手ら若手ジョッキーの台頭
■内田博幸騎手など、地方から来た一流ジョッキーは持たせてしまう
■「勝ちポジ」予想の手順
■買えなかったブラックホークの単勝馬券
■「勝ちポジ」を探すための4つのポイント
■伝説の福永洋一騎手のマジックも実は勝ちポジだった!?
■三浦皇成の上手さはここにあり
■菊花賞はデルタブルースポジション

Disc2(65分)
■勝ちポジを走る馬を探すための3大要素
■岩田康誠騎手の天才論
■武豊騎手がヴァーミリアンで「勝ちポジ」を取りに行った!(武豊の逆襲)
■馬の体調と「勝ちポジ」との密接な関係
■岡部幸雄騎手とジェニュインの『勝ちポジ』
■菊花賞馬が天皇賞春を勝てない本当の理由
■レースを見ることの本当の意味
■横山典弘騎手がなかなかG1を勝てないのはなぜ?
■武豊騎手の悪い癖
■質疑応答(Q&A)

Livedvdimg

ライブDVDの内容は、DVD2枚組(合計160分)と当日使用した資料(レジュメ)になります。今回、DVDという形を取ったのは、ライブの中で13のレース映像を実際に使って説明しているからです。顔を出すのは本当に恥ずかしいのですが、CDでは伝わりにくいと思い映像化しました。厳選されたレースを何度もご覧いただき、ゆっくりと時間を掛けてお楽しみください。

・ライブの報告はこちらから
・競馬場へ行こうツアーの報告はこちらから


私個人の時間的な都合で大変申し訳ないのですが、50部限定とさせてください。料金は7500円のみ(税込み・送料、代引き手数料無料)でお分けいたします。お支払い方法は代金引換になります。ライブの参加費と同じ料金でお分けしたかったのですが、今回は撮影業者に入ってもらったこともあり、コスト的にどうしても難しいのです。決して安くはないと思いますが、それ以上の大きな価値を提供できると考えています。

もしライブDVDを聴いていただいた上で、参考にならなかった、お役に立てなかったということがあれば、メール等にて遠慮なくおっしゃってください。返金させていただきます。逆に安くて心配と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、情報商材ではありませんので、ひとりでも多くの皆さまに聴いていただきたいという思いを込めています。早めになくなってしまうことが予想されますので、ご希望の方は今すぐお申し込みください

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特定商取引に基づく表記もご覧ください。


お申し込み方法
Step1 メールフォームにてお申し込みをしてください。
*SSLに対応しておりますので、個人情報の保護も万全です
*個人情報を第三者に開示をすることは決してありません。

Step2 お申し込み確認メールが届きます。

Step3 お届け先住所にライブDVDが届きます。
*代金引換ですので、ライブDVDをお受け取りの際に料金はお支払いください。

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また、質問メールも受け付け致します。このライブDVDを聴いて頂いて、分からなかったこと、もっと知りたいこと等、もしありましたら私宛のメールにて遠慮なくドシドシ質問してください。喜んでお答えいたします。皆さまからのご感想もお待ちしております。(glassracetrack@ymail.plala.or.jpまで)

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力強さが蘇ってきたメイショウサムソン:5つ☆

アサクサキングス →馬体を見る
毎回良く見せる馬だが、今回も見栄えがする立派な馬体。
表情からも闘争心がピークに達しており、良い方向に出るかそれとも。
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エアシェイディ →馬体を見る
7歳馬とは思えない毛艶とフレッシュな馬体を誇る。
全体のバランスも申し分なく、あとは距離に対する乗り方次第だろう。
Pad4star

カワカミプリンセス →馬体を見る
全体のシルエットはこの馬本来のものだが、毛艶の悪さが目立つ。
表情からもかつての負けん気が伝わってこないのも気掛かり。
Pad3star

スクリーンヒーロー →馬体を見る
馬体だけを見れば、とてもこの馬がジャパンカップを制したとは思えない。
迫力を感じさせない細身の馬体は、典型的なステイヤーのそれである。
Pad3star

ダイワスカーレット →馬体を見る
激戦の後だけに心配していたが、馬体を見る限り疲労は感じられない。
腹が巻き上がって腰高に見えるのはいつものことだが、
それ以外はまるで牡馬のような迫力の好馬体。
Pad4star

ドリームジャーニー →馬体を見る
ひと息入ったからなのか、この夏にあったようなシャープさが感じられない。
ここからどれぐらい絞れてくるかがポイントになるだろう。
Pad3star

フローテーション →馬体を見る
全体的に伸びのある、いかにも長距離を得意とする馬体。
もう少し余分な肉が削げて、馬体が枯れてくると完成するのだろう。
Pad3star

マツリダゴッホ →馬体を見る
スラリと手肢が長いが、体全体からもしなやかなパワーを感じさせる。
欲を言えば、もう少し首回りの筋肉が付いてくれば体全体を使って走られる。
Pad4star

メイショウサムソン →馬体を見る
ジャパンカップは体重こそ増えていたものの、遠征による消耗が残っていたようだ。
今回は明らかに回復しており、この馬らしい力強さが蘇ってきている。
Pad5star

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測り違えにもほどがある

Asahihaifs08 by Deliberation
朝日杯フューチュリティS2008-観戦記-
ゲットフルマークスにツルマルジャパンが絡み、前後半が46秒3-48秒8という、いかにも朝日杯フューチュリティSらしい厳しいペースでレースは流れた。これだけ前半が速ければ、いくら中山競馬場の直線が短いとはいえ、先行した馬たちが流れ込むのは難しい。また、全体的に少し時計の掛かる馬場になってきたこともあり、差し脚を溜めた馬のワンツーフィニッシュとなった。

勝ったセイウンワンダーは、新潟2歳S以来の実戦となったが、休み明けを全く感じさせない走りであった。夏はコロンと映った馬体にも伸びが出てきていて、これだけ動けたのだから、プラス10kgの馬体重は成長分と見ても良いだろう。今回はスタートも抜群で、スッと先行し、ペースに合わせてジワジワと下げて脚を溜めるという王道の競馬ができた。直線では馬群をあっという間に突き抜けると、ゴール板まで一気に駆け抜けた。父グラスワンダーからはパワー、母父サンデーサイレンスからは切れ味を受け継いだ新チャンピオンの登場である。

ロスなく乗った岩田康誠騎手の騎乗は、完璧というより他ない。これ以上、望むべくもない手綱捌きでセイウンワンダーを導いていた。それにしても、馬を出して行く技術、馬の気分を損ねないように少しずつ折り合いをつけていく技術、そして直線に向いてから一気にシフトチェンジする技術は年々凄みを増している。ジャパンカップ、JCダートと、武豊騎手の欠場で回ってきた馬たちで結果を出せずにいたが、鬱憤もこれで晴れたのではないだろうか。

フィフスペトルもほぼ完璧に乗られたが、それでも勝ちきれなかった。勝負どころでの反応が少し遅れたのは痛かったが、勝ち馬との差は枠順の違いとしか言いようがない。前後肢にシッカリ筋肉がついた体型で、距離延長には僅かな心配があったが、今日のレース振りを見ていると全く問題なかった。父キングカメハメハに初のG1勝利をプレゼントするには至らなかったが、来年に向けて奥の深さを感じさせる走りでもあった。惜しくもG1レース3連勝とはいかなかったルメール騎手だが、外から武豊騎手が動いた時も焦らずに待ったように、あらゆる判断が優れている。ヨーロッパだけではなく、日本の競馬も知り尽くしている。

岩田康誠騎手とルメール騎手に対し、武豊騎手の拙騎乗には、驚きを通り越して同情の念すら覚える。道中で交わした馬たちに内を掬われただけではなく、外からも差し込まれたのだから、脚の測り違えにもほどがある。ブレイクランアウトが馬体を併せると走るのをやめてしまうことを前走で知っている以上、もはや弁解の余地はないだろう。あれだけの前傾ラップを、外からマクって上がっていく必要性がどこにあったのだろうか。持ち上げておいて落とすつもりは全くないのだが、日本一のジョッキーであるならば、ギリギリまで脚を溜めて最後の直線で爆発させる騎乗をするべきであった。

北村友一騎手が跨ったシェーンヴァルトは、内ラチ沿いでレースを進めたものの、終始手応えが良くなかった。初めての長距離輸送がこたえていたのか、前進意欲が感じられず、体調自体が優れなかったように映った。4着に入ったホッコータキオンは、外枠の不利やハイペースに巻き込まれたにもかわわらず、最後まで脚を失うことなく良く走っている。現時点では、上位3頭と同じだけの力を持っていると評価したい。ペリエ騎手のミッキーパンプキンは、レースの主導権を奪えず、自分の型に持ち込むことができなかった。それでも、これだけのペースで行って、よく最後までバテることなく走っている。

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中山2500m

Nakayama2500t

外回りコースの3コーナー直前からのスタート。第1コーナーである3コーナーまでの距離は192mと短く、スタートしてすぐにコーナーに突っ込む感じ。スタンド前を通る前に馬を落ち着かせておきたいので、スタートしてから最初の直線まではポジション争いよりも各馬折り合いに専念する。

スタンドからの歓声によって馬が行きたがることがあるが、馬を前に置けるとそれを防げる。そのため、前の馬を壁にできる内枠の馬は有利になる。1週目はゆっくりと坂を登り1コーナーに差し掛かる。ペースが上がるのは2コーナーを回って丘の下りにかかった地点から。向こう正面から3コーナーまでの間に、ほぼトップスピードに加速する。ここでのペースが極端に速いと最後の坂での逆転劇が待っている。

中山の2500mというコースにおける特徴はコーナーを6つも回るということだ。そのため道中のペースはあまり速くなることはない。ステイヤータイプの馬が活躍しているのは、スローペースでも折り合いに苦労することがないからであろう。スピードだけで押し切れるコースではないが、マイラーでも折り合いがつくタイプであれば克服はできる。

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あの時の熱狂が

Jiromaru

今からちょうど10年前、私は1年間を通じて大きな勝負をしていました。1レース10万円。当時は社会に出たばかりの身分で、私の給料などスズメの涙ほどでしたが、それでもひと月に手にする給料の半分以上を、1つのレースに賭けていたことになります。今から思えば愚かな話で、若気の至りと言ってしまえばそれまでなのですが、当時は自信というよりも、何かそうせざるを得ない衝動のようなものがあったのでしょう。

今でも忘れられない話があります。その年の菊花賞、あらゆるツテを使い、何とかして手に入れた1万円札10枚を持って、私は渋谷のウインズにいました。◎ナリタトップロードの単勝を買うことは前々から決めていました。その年のクラシック路線は、アドマイヤベガ、ナリタトップロード、テイエムオペラオーが3強と目されており、皐月賞はテイエムオペラオー、ダービーはアドマイヤベガが制したのですが、春が終わった時点で、私はナリタトップロードが一番強いと思っていました。夏を無事に越して、秋初戦こそ2着に負けたものの、最後の1冠を制するのはナリタトップロードだという確信が私にはあったのです。

当時はPATがほとんど普及していなかったこともあり、ウインズには馬券を買うためにたくさんの人々が並んでいました。今では想像もつかないかもしれませんが、G1レースともなれば、馬券を買うまでに30分近く待つなんてことはザラだった時代です。時計の針を見ると、ちょうど3時。ナリタトップロードの馬番を塗りつぶしたマークシートを手に持って、私は列の最後尾に並びました。

自分の買う番が来るのを待っているうちに、なぜか胸がドキドキしてきました。「本当にナリタトップロードでいいのか?」、ともうひとりの自分が問いかけてきました。強力な瞬発力を持つアドマイヤベガでもなく、ヨーロッパでも通用するという強靭なスタミナを持つテイエムオペラオーでもなく、なぜナリタトップロード?ウインズのモニターに映し出される参考レース映像や、隣の列に並んでいるおっさんの広げる競馬新聞に大きく書かれた「アドマイヤベガで勝てる!」という文字が目に入ってきて、私の気持ちはますます揺らいでいきました。

鼓動はさらに速くなり、ドキドキはドクドクに変わりました。頭の中が真っ白になり、全身から湯気のように汗が噴き出してきました。今から思えば、それほどに精神的にも経済的にも追い詰められていたのでしょう。もはや負けは許されなかったのです。

待つこと20分以上、ようやく私の番が回ってきました。硬直した体をなんとか一歩前に動かし、10枚の一万円札を自動券売機に入れました。あとはマークシートを入れれば、今日の仕事は終わり。もうどうにでもなれと思い、マークシートを入れたその瞬間、マークシートが戻ってきたのです。私はパニックになりました。あれほど入念にチェックしたはずのマークシートが、「識別できません」という旨の表示とともに返ってきたのです。

はじき出されたマークシートを見てみると、確かに私が塗りつぶしたはずのレース番号や馬番が全て消えてしまっていました。何が起こったのか分からなかった私は、ついつい並んでいた列から外れてしまいました。なんと、マークシートは私の手の汗で完全に消えてしまっていたのでした。

当然のことながら、目の前には長蛇の列が並び、私は菊花賞の馬券を買うことが出来ませんでした。あのレースほど、自分が本来買っていたはずの馬が負けることを願ったことはありません。ナリタトップロードが早めに抜け出した時にはバテてくれと叫び、テイエムオペラオーが外から差して来たときには差してくれと叫びました。ナリタトップロードがわずかに先頭でゴール前を走りきった時、私は自分の弱さをとことん思い知らされたのでした。

私の命を引き換えにするような大勝負は、この年の有馬記念まで続きました。アッと驚く結末が待っていたのですが、これについてはまたいつの機会にかお話しましょう。私はこの1年で、金銭的にも精神的にも大きなダメージを受け、たくさんの人々に迷惑を掛けもしました。それでも、この1年があったからこそ、(大袈裟に言うと)今の私があるとも思っています。馬券のスキルだけではなく、競馬というゲームの本質を学びました。大きなお金を賭けることは決してお勧めしませんが、勝つにしても負けるにしても、傷つかない程度ではなく、自分が何かを失ってしまうほどに大きく勝負してみないと、見えないものがあるのもまた事実でしょう。

あれから10年、私も少しばかりは大人になり、自分の人生で大勝負をすることが多くなってきましたが、それでも時には競馬でも大勝負がしたくなります。「男には負けると分かっていても戦わなければならないことがある」って、確か「銀河鉄道999」でキャプテン・ハーロックが言ったセリフでしたね。暮れの有馬記念の季節がやって来ると、あの時の熱狂が蘇ってくるのです。

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有馬記念を勝つために知っておくべき3つのこと

Arima

■1■必ずしも強い馬が勝つとはいえない2つの理由
暮れの大一番、有馬記念。3歳馬と古馬との対決でその年のナンバーワンを決定するのだが、必ずしも強い馬が勝つとは言えないのがこのレース。
その理由として、
1、シーズン最後のレースであるために、強くてもピークを過ぎている馬がいる。
2、コーナーを6つも回るため、展開によって大きくペースが左右される。
という2点が挙げられる。

1については、各馬それぞれ目標としていたレースが違うということである。たとえば3歳馬なら菊花賞、古馬ならジャパンカップ、そして海外のメルボルンカップに目標を定めていた馬もいるだろう。しかし、現状としては、暮れの大一番である有馬記念に目標を置いていたという馬はまずいない。よって、秋のどこかの時点でピークに仕上がってしまった馬や、仕上げて勝った馬は、この有馬記念には下降線の決して万全とはいえない体調で臨まざるを得ないということになる。中にはここに来て調子を上げてくる馬もいるので、そういった体調の交錯があって、あっと驚く好走や凡走が繰り広げられるのがこの有馬記念である。

2については、有馬記念が行われる中山の2500mというコースにおける特徴は、コーナーを6つも回るということだ。競馬はコーナーを回ることによって息が入ったり、ペースがアップダウンしたりするので、コーナーの数と展開の不安定性は比例する。ここ3年はタップダンスシチーが速いペースで引っ張っているが、いつ超スローペースになってもおかしくない。つまり、展開の紛れによって結果が大きく左右される、荒れやすいレースである。

■2■世代交代が行われるレース
過去10年の年齢別の成績を見ると、3歳馬が4勝、4歳馬が6勝となる。成長著しい3歳馬か、充実から完成に向かう4歳馬のどちらかから勝ち馬が出る可能性は非常に高い。このデータを考えると、5歳と7歳時に連対したタップダンスシチーの凄さが分かる。いずれにせよ、有馬記念は世代交代が行われるレースであり、これからの馬を狙い打つのが本筋である。

■3■牝馬が勝ちきることは難しい
牝馬としては過去10年でヒシアマゾンの2着、エアグルーヴの3着、ダイワスカーレットの2着が最高である。理由は2つ考えられて、1つはジャパンカップと同じく、トップレベルのスタミナが要求されること。もうひとつは、牝馬は牡馬に比べて冬毛が生えてくるのが早いように、季節的に休眠に入ってしまい臨戦態勢にないことが挙げられる。これからも牝馬がこのレースを勝ち切ることは相当難しいだろう。

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◎ブレイクランアウト

Jiromaru

ここ最近は、クラシックを目指す素質馬が朝日杯フューチュリティSを回避して、ラジオたんぱ杯2歳Sに回る傾向が強くなってきています。かつてナリタブライアンやバブルガムフェロー、フジキセキ、ミホノブルボンなどが出た時代と比べると、明らかにメンバーに大物感が失われてきていることは否めませんね。今年で言えば、ロジユニヴァースやリーチザクラウンは、昔であれば朝日杯フューチュリティSに出てきている馬たちだったのではないでしょうか。

昨年のゴスホークケンに引き続き、今年も外国馬の◎ブレイクランアウトに本命を打ちます。少し乗り難しい所のある馬なので、武豊騎手が乗ってくるということで安心しました。前走の東京スポーツ杯2歳Sは脚を余したというよりも、馬体が併さってから、あと一歩前に出ることが出来ませんでした。武豊騎手は「ファイトしなかった」という言葉を使っていますが、他馬よりも速く走ることの意味が分かっていないのでしょう。若駒にはよくある話で、ちなみに私も、幼稚園の徒競走で歩いてゴールしたことを今でも親に言われます(笑)。若駒は一戦ごとに成長しますし、乗り方次第でしょう。馬体を併せるのではなく、相手を一気に交わすような乗り方が必要です。

だからこそ、武豊騎手が手綱を握ることこそが勝つための条件となります。武豊騎手は先月の25日に落馬して右腕の尺骨を骨折しましたが、なんと1ヵ月も経たないうちのスピード復帰となります。2002年にも骨盤骨折の重傷で全治3~6ヶ月のところを2ヶ月で復帰したように、その回復力は驚異的ですね。17日に川崎で行われた全日本優駿からも復帰することは可能だったようですが、万全を期すためにここ一本に絞ってきました。年内一杯は休養しても良さそうですが、こうして1日でも早く戻ってくるというのは、ブレイクランアウトやメイショウサムソンで勝てると思っているからというような浅い理由ではなく、ひとつでも多くのレースに乗って、もっといい騎手になりたいという強い信念があるからです。武豊騎手が日本一のジョッキーたるゆえんでもあります。

フランスの魔術師ルメールが跨るフィフスぺトルも面白い存在です。新種牡馬キングカメハメハの産駒として初重賞を父にプレゼントしました。父のようにスケールの大きな馬ではありませんが、小柄で運動神経がいいというのが第一印象でした。函館2歳Sは三浦皇成騎手の好騎乗もありましたが、1頭だけ若駒離れした落ち着いたレース振りでしたね。ただ、前走は休み明けとはいえ、少し入れ込んでいたことと、最後の直線で伸び切れなかった走りに不満を感じました。1200→1400mと使ってきてのマイル戦だけに、道中厳しいペースになりがちであることも含め、スタミナに若干の不安を抱えていることは確かです。絶好調のルメール騎手が、どのようにスタミナを温存し、スピードを爆発させるのか楽しみです。

好枠の1番枠を引いたミッキーパンプキンが逃げそうですね。ペリエ騎手の技術を持ってすれば、途中で息を入れながら速いペースで引っ張ることも可能です。ミッキーパンプキンの馬体や走法からしてもビュッと切れる馬ではないので、ため逃げをするよりも、ある程度引っ張って、この馬の地脚の良さを生かす乗り方をしてくるのではないでしょうか。それでも勝ち切れるイメージはないのですが、勝ち負けになりそうなぐらいの見せ場は作れるだけの能力は持っています。

シェーンヴァルトは、ジャングルポケット産駒らしいバランスの良い馬体で、追ってからも伸びそうですね。デイリー杯の勝ち馬の不振が目立つのは、逃げて楽に勝ってきた馬が多いからで、この馬はしっかりと差して勝っていますから心配ないでしょう。道中の流れが厳しくなり、最後の直線に坂があるので苦しいレースになることは確かですが、乗り方次第で上位争いは可能です。北村友一騎手が世界のビッグネームの中で、どれだけの手綱捌きを見せられるのでしょうか。北村友一騎手にとっては、大きなチャンスになるはずです。


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「ガラスの競馬場」:武豊の雪辱

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いかにも運動神経が良さそうなフィフスペトル:5つ☆

オメガシリウス →馬体を見る
柔らか味のある筋肉と抜群の毛艶が、好調さを物語っている。
ただ、胴部が拳ひとつ分短く、距離延長はプラスには働かないか。
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ゲットフルマークス →馬体を見る
雄大な馬体を誇り、いかにもパワーとスピードに溢れていそう。
気性に激しさを感じるのが気掛かりだが、スムーズに行ければ再び好走も。
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シェーンヴァルト →馬体を見る
全体のシルエットにも長さがあり、それでいて研ぎ澄まされている。
首がわずかに高いのが気掛かりな程度で、現時点での完成度は高い。
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セイウンワンダー →馬体を見る
休み明けになるが、以前に比べて筋肉のメリハリに欠ける印象を受ける。
締まったと見るか、筋肉が落ちたと見るか、判断が難しい。
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フィフスペトル →馬体を見る
小柄だが、敏捷性が高く、いかにも運動神経が良さそう。
腹回りに余裕はあるが、肩から胸にかけての筋肉の盛り上がりは凄い。
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ブレイクランアウト →馬体を見る
表情には幼さを残すが、馬体全体の完成度は高い。
前後肢にしっかり筋肉がついて、これが強靭な末脚を支えている。
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ホッコータキオン →馬体を見る
平均的に優れた、バランスの良さが目立つ好馬体。
皮膚に厚さを感じるが、コンスタントに力を出し切れるだろう。
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ミッキーパンプキン →馬体を見る
胴部と脚の長さのアンバランスが特徴的な馬体。
毛艶も冴え、堂々と立てていて、現在の好調さが伝わってくる。
Pad3star


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