桜花賞からの間隔がプラスに出たクロノジェネシス:5つ☆

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オークスを当てるために知っておくべき3つのこと

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■1■オークスを勝つための条件
牝馬クラシックにおける、桜花賞1600m→オークス2400m→秋華賞2000mという距離の伸縮には少なからず問題点があるだろうが、実際のところ、オークスは2400m戦のレースであっても、内容(実質)的には1600m~2000m程度のものになってしまうことが多い。なぜなら、どの馬にとっても2400mは未知の距離となるため、各騎手に前半大事に乗ろうという気持ちが働き、ペースが遅くなるケースが多いからである。道中はゆっくりと行って、ラストの瞬発力勝負というレースになりがちで、そのため、オークスを勝つために条件となるのは、「スローペースに折り合える」、「瞬発力がある」という2点となる。

■2■桜花賞組が有利
また、桜花賞からの直行組の活躍が顕著なのは、桜花賞組の完成度が高いからである。スローペースに折り合うことができれば、たとえマイラーでもオークスの2400mは十分にこなせてしまう。最終的に問われるのは「絶対能力」であり、桜花賞で勝負になるだけのスピード(瞬発力を含む)、スタミナがあれば、それがそのままオークスでも十分通用してしまう。よって、別路線組よりも完成度(現時点での「絶対能力」)がはるかに高い、桜花賞組が有利になるのである。

■3■桜花賞→オークスの連覇が少なかった理由
なぜ桜花賞→オークスという連覇が少なかったかというと、 1、桜花賞馬はスピードが勝っている傾向があった 2、桜花賞で力を出し尽くしている という2点が考えられる。
1については、阪神競馬場が改修される以前の桜花賞を勝つような馬は、全体的なバランスとしてスピードが勝っている傾向が強かったので、「スローペースに折り合える」「瞬発力がある」のどちらかを満たしていないことが多かった。もちろん完成度が高いため好走はするのだが、それだけではオークスを勝ち切ることは難しい。

2については、桜花賞を勝つために力を出し切ってしまった馬が多く、1ヶ月半後のオークスまで体調を維持することができないことが多い。この時期の牝馬の体調は変わりやすいのである。つまり、余力を残して桜花賞を勝つか、余程能力が他馬と比べて抜けているかでないと、桜花賞→オークスという連覇は難しい。
阪神競馬場が大幅に改修されて以降の桜花賞馬の次走を見てみると、

2007年 ダイワスカーレット→ローズS1着
2008年 レジネッタ→オークス3着
2009年 ブエナビスタ→オークス1着
2010年 アパパネ→オークス1着
2011年 マルセリーナ→オークス4着
2012年 ジェンティルドンナ→オークス1着
2013年 アユサン→オークス4着
2014年 ハープスター→オークス2着
2015年 レッツゴードンキ→オークス10着
2016年 ジュエラー→ローズS11着
2017年 レーヌミノル→オークス13着
2018年 アーモンドアイ→オークス1着

と少しずつ桜花賞馬とオークスが直結しつつあることが分かる。

阪神競馬場の改修を境として、桜花賞を勝つために求められる条件が一変した。つまり、仕上がりが早く、スピードの勝った馬が有利だったが、今やスローペースにしっかりと折り合えて、瞬発力に秀でていて、クラシックを目の前にしてグンと成長してくる馬が有利になったのだ。しかも、マイル以上の距離を走ることのできるスタミナの裏づけが必要になってくる。これらの条件を満たして桜花賞を勝利した馬は、よほど体調を崩してしまわない限り、距離が延びても同じ適性が問われるオークスで凡走することは考えにくいということになる。

■参考として
1)1600m以上のレースで連対したことのない馬は×
2)たとえ桜花賞であろうとも、前走が着外であった馬は×
3)重賞未経験の馬は×
4)連対率が50%以下の馬は×
5)桜花賞のあとレースを使った馬は×

 

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馬ではなく騎手で買う意味

ヴィクトリアマイル2019―観戦記―

アエロリットが堂々とハナに立ち、前半マイル44秒8、後半マイルが45秒7というハイペースに近い流れでレースを引っ張った。自身が瞬発力勝負になると分が悪いと分かっていても、速いペースで走るのは勇気が要るだけに、さすが横山典弘騎手。スタミナも問われるレースになった。

勝ったノームコアはここ数戦、前が詰まって脚を余らせたりと、勝ち切れないレースが続いたが、今回は完璧なレースをして力を示してみせた。このペースでこれだけのタイムで走ったのだから、スピードとスタミナを兼ね備え、4歳世代だけではなく古馬牝馬の頂点に立つ馬に相応しいことを証明した。

3歳秋時点から素質の高さは見て取れたが、正直に言うと、ここまで強い馬とは思っていなかった。ハービンジャー産駒らしく、古馬になってグッと成長したことを、ここ数戦の走りで見過ごしてしまっていた。厩舎関係者は手応えを掴んでいたはずで、5番人気は見下された評価と感じていたのではないか。ノームコアが成長を遂げたとはいえ、どのあたりがと聞かれると特筆すべきはない。それは悪い意味ではなく、総合力の高い馬であるということ。ひとつ挙げるとすれば、気性の素直さというか穏やかさ、ジョッキーにとっては乗りやすさである。また厳しいレースになったことも、この馬にとっては吉と出た。

ダミアン・レーン騎手は来日3週目にしてG1レースを制してしまった。たしかに馬を御するのが上手で、追って味のあるジョッキーではあるが、まだ凄みまでは感じさせない。若くて賢いから、日本競馬という新しい環境に適応するのも早いのだろう。大レースでも普通に乗れる心の安定も素晴らしい。それでもこれだけ勝てるのは、ノーザンファームのバックアップがあるからである。今回のノームコアも元々はルメール騎手が乗ることになっていたもので、つまりノーザンファームはノームコアにかなり期待をかけていて、それがたまたま回ってきたということだ。馬ではなく騎手で買う意味はそこにある。

プリモシーンは、スタートからゴールまで完璧な走りをして、持てる能力を最大限に出し切った。福永祐一騎手もこれ以上ない騎乗をしている。それでも勝てなかったのは、単純に相手が強すぎたのであり、あえて言えば、枠順の内外がそのままポジション取りにつながり、勝ち負けに直結してしまった。

これ以上走れといっても無理な話で、福永騎手にこれ以上上手く乗れといっても難しいだろう。力を出し切れずに負けるのも悔しいが、全力を出し切って敗れるのも悔しい。これだけ走った後は少なからず反動が出るので、十分な休養を取ってケアしてもらいたい。

クロコスミアは正攻法で攻めて、最後まで伸びてみせた。470kg以上の馬体を誇る馬たちが掲示板を占める中で、この馬だけが440kgと軽量。馬格で明らかに劣るにもかかわらず、ここまで食い下がってくるのはステイゴールドの血のなせる業である。とにかく人智を超えた種牡馬である。

ラッキーライラックも真っ向勝負を挑み、自身の力は出し切って4着に敗れたのだから仕方ない。じわじわと伸びているものの、上位2頭には一瞬にして前に出られてしまった分の負け。この馬にとってはもう少し距離が長い方が合っているし、マイル戦では今回の走りが限界だろう。

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雄大な馬体に完成期が訪れたプリモシーン:5つ☆

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東京競馬場にて2誌コラボ対決をします!

明日11日(土)、「ウマフリ」の緒方きしんさんと、東京競馬場にて馬券対決をします!名づけて“2誌コラボ対決”。私も「ROUNDERS」の看板を背負って、誇りと意地を賭けて闘います。ルールはシンプルで、東京1Rからスタートし10Rまで単勝1点勝負。メインの京王杯スプリングカップはそれまでのプラス分も含めて購入でき、しかも券種は自由。1レースの予算は1000円で、11Rまでのトータルでの収支を競います。大穴が1回当たっただけで勝負がついてしまうこともなく、下手に小細工することもできないため、馬を見ることができて、馬を知っている者が勝ち残る、まさにガチンコ対決となりそうです。

2誌コラボ対決の模様は、それぞれのツイッターで実況しますので、皆さんの馬券ライフの片手間に観ていただき、参考にしていただければ幸いです。#2誌コラボ対決とハッシュタグをつけて、レースごとに予想と結果、収支をつぶやいていきます。途中でどんよりとしたり、ネガティヴなツイートになってしまっても見過ごしてください(笑)。

単なる馬券対決だけでは面白くないので、負けた方は罰ゲームとして、無茶ぶりテーマの短期連載を勝った方のサイトにて行うことにします。私が勝った場合は、緒方きしんさんに無理難題を与えて、「ROUNDERS」に原稿を書いてもらおうと思っています。千葉セリが行われる船橋競馬場で最前列に座っている吉田照哉さんに突撃インタビューしてもらうとか。まあそれは冗談として、とにかく負けたくないので、本当に久しぶりに前夜から予習をしています。

「ウマフリ」と「ROUNDERS」2誌コラボ対決
★ルール
①1〜10Rは単勝一点勝負
②メインはこれまでのプラスを含めて買える。券種は自由
③1レースの予算は1000円

★罰ゲーム
負けた方は勝った方の無茶振り短期連載を勝った方のサイトで実施。

最後に、「ウマフリ」とは競馬(ウマ)のフリークが贈る、競馬(ウマ)を自由(フリー)に楽しむための、競馬(ウマ)のWEBフリーペーパー&ブログです。「競馬の楽しさを、すべての人へ」というモットーで、読み物として競馬の楽しさを伝えてくれています。絶滅の危機に瀕している読み物系の競馬ブログとして、共感するところがあり、同じ志を抱く者として応援せざるを得ません。緒方きしんさんにお会いしたとき、昔の自分を見ているような気がして、私ももっと前に進んでいかなければならないと励まされました。互いに力を合わせて競馬を盛り上げたいと思います。

■ウマフリ公式ブログはこちら
Umafre

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ヴィクトリアマイルを当てるために知っておくべき3つのこと

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■1■短距離馬がもってしまうレースから底力勝負、そして再び

府中のマイル戦といえば、字ズラ以上にスタミナが要求されるレースなのだが、ことヴィクトリアマイルに関していえば、そうとは言い切れない結果が出ている。3頭のフジキセキ産駒が勝利しているように、2009年、2010年のウオッカ、ブエナビスタらは別として、どちらかというとマイル以下を得意とする馬が勝ち切っているレースであった。その理由はレース自体のペースにあった。

12.6-11.2-11.6-12.1-12.2-11.4-11.3-11.6(47.5-46.5)S

1:34.0 ダンスインザムード

12.3-10.8-11.7-11.8-11.6-11.2-11.2-11.9(46.6-45.9)M

1:32.5 コイウタ

12.4-11.3-12.0-12.2-12.1-11.2-11.0-11.5(47.9-45.8)S

1.33.7 エイジアンウインズ

12.2-10.8-11.7-12.0-11.9-11.2-10.8-11.8(46.7-45.7)S

1:32.4 ウオッカ

12.2-10.6-11.0-11.7-12.0-11.6-11.3-12.0(45.5-46.9)H

1:32.4 ブエナビスタ

12.0-10.6-10.9-11.1-11.3-11.6-12.0-12.4(44.6-47.3)H

1:31.9 アパパネ

12.2-10.9-11.3-12.0-11.8-11.5-11.2-11.5(46.4-46.0M

1.32.4 ホエールキャプチャ

12.4-10.8-11.4-11.7-11.9-11.4-11.2-11.6(46.3-46.1)M

1:32.4 ヴィルシーナ

12.4-10.7-11.6-11.5-11.8-11.4-11.2-11.7(46.2-46.1)M

1:32.3 ヴィルシーナ

12.1-11.0-11.2-11.2-11.4-11.2-11.6-12.2(45.5-46.4)M

1:31.9 ストレイトガール

12.3-10.4-11.1-11.9-11.5-11.4-11.3-11.6(45.7-45.8M

1.31.5 ストレイトガール

12.6-11.2-11.8-12.3-12.2-11.1-10.8-11.9(47.9-46.0S

1.33.9 アドマイヤリード

12.4-11.3-11.5-11.6-11.5-11.1-11.2-11.7(46.8-45.5S

1.32.3 ジュールポレール

ヴィクトリアマイルが新設されてから最初の4年間は、ほとんどのレースは前半が遅くて、後半が速いという、G1レースのマイル戦では珍しい後傾ラップであることが分かる。道中で引っ掛かることや東京競馬場の長い最後のストレッチを心配して、牝馬同士であることを含め、あまりガンガンやり合うような競馬にならなかったからである。マイル以下に適性があるような短距離馬でも、なんとかもってしまうというレースになりやすかった。

ところが、2010年からは道中のペースが上がり、スローの瞬発力勝負になるレースが見られなくなった。そのことによって、ブエナビスタに始まり、アパパネ、ホエールキャプチャ、ヴィルシーナと、マイル戦以上のレースで好勝負を繰り広げてきた名牝たちによる、単なるスピードだけではなく、スタミナも問われる底力勝負となったのだ。

そして、ここ2年間は再びヴィクトリアマイルの新設時に戻ったように、スローペースに落ち着いて、ラスト3ハロンの瞬発力勝負になるレースに逆戻りしている。この傾向はしばらく続くのか分からないが、流れから考えると、今年も瞬発力勝負に強い馬を狙うべきという結論になる。

■2■近走で牡馬を相手に好勝負出来ていた馬

過去のほとんどの勝ち馬に共通する条件は、「近走で牡馬を相手に勝ち負けできていた」ということである。第1回の勝ち馬ダンスインザムードは、天皇賞秋3着、マイルCS4着、マイラーズC2着と、牡馬を相手に近走で互角に走っていた。第2回の勝ち馬コイウタも前走はダービー卿チャレンジで2着に入っていた。さらに言えば、ダンスインザムードの2着したエアメサイアも、前々走の中山記念で牡馬の3着と好走していた。ウオッカやブエナビスタ、アパパネは言わずもがなである。牝馬同士のG1レースであるがゆえ、牡馬と好勝負出来ているということの意味は大きい。

■3■内枠を引いた先行馬

スローペースになりやすい以上、やはり前に行ける馬にとって有利なレースになりやすい。さらに、スローペースでは馬群が縦長にならず、道中が団子状態で進むことになるので、馬群の外を回されないで済む内枠を引いた馬がレースをしやすい。もうひとつ付け加えるとすると、最後の直線に向いてのヨーイドンの勝負になりやすいので、瞬発力に長けた馬に向いたレースとなる。つまり、先行できて瞬発力勝負に強い馬が内枠を引いたら、たとえ人気薄であっても警戒した方がよいだろう。

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競馬にはこれからもスポーツで


NHKマイルC2019―観戦記―
イベリスが逃げ、クリノガウディーとプールヴィルが続く形で、前半600mが45秒8、後半が46秒6という、このクラスとしては平均ペースで流れた。前半に馬群の中で揉まれてスタミナを消耗した馬ではなく、馬群の外や後方をリラックスして走り、脚を溜められた馬が上位に来たレースであった。

まず先に述べておかなければならないのは、最後の直線におけるクリストフ・ルメール騎手とグランアレグリアの挙動について。C・ルメール騎手は最終コーナーを回る時点ですぐ後ろにいる川田将雅騎手を意識していたし、その近くにM・デムーロ騎手もいて、この先何が起こるか分かっていたはず。外から自分たちの進路を閉められるということ。分かっていたからこそ意識が引っ張られてしまったのか、内に進路を求めようとすることなく、外に張り出すような形を選択してしまった。グランアレグリアが苦しがって外にモタれていたのかもしれないが、ルメール騎手は最悪のジャッジをしてしまった。

最も不利を被ったのはダノンチェイサーであった。このようなケースでは、玉突きのようにして内から外に被害が拡大していき、一番外の馬が最も被害を受けることが良くある。しかし今回は、デムーロ騎手が事態を予測して内に馬を寄せ気味に押し込んだことで、川田騎手がはさまれる形になったのだ。

アドマイヤマーズの勝因は、デムーロ騎手が事態を予測していたため玉突きを回避できたことにある。そして、アドマイヤマーズ自身に勢い(余力)と体力があったため、外に振られてダメージを受けずに済んだことも大きい。直線の不利に関係なく、勝ったのはこの人馬であったはず。アドマイヤマーズが2歳時に比べて、馬体がやや硬くなってきていることを戦前は指摘したが、3歳春時点で筋肉の硬さを理由に評価を落としたのは時期尚早であったと言える。デムーロ騎手も今年は勢いがないが、この勝利を機に巻き返しを図ってもらいたい。

ケイデンスコールは最後の直線に勝負を賭けて、末脚を伸ばした。一か八かの騎乗。これは3着に入ったカテドラルも同じで、先行勢の馬群から少し離れて、変にスタミナを消耗しなかったのが吉と出た。逆に言うと、この時期の3歳馬は、馬群に入って揉まれるだけでスタミナを失ってしまうということだ。

ダノンチェイサーは仕上がりも良く、前にグランアレグリアを見る絶好のポジションで道中は走っていたが、最後にあそこまで強引にこじ開けられるとは思っていなかっただろう。今回は少しひるんでしまった分、伸び切れなかったが、精神的ダメージさえなければ、日本ダービーでの好走のチャンスはある。

圧倒的な人気に推されたグランアレグリアは、ルメール騎手だからこそ何ごともなく走っているように見えるが、前走同様に前半ハミを強く噛んで行きたがる面を見せていた。母父Tapitから気性の激しさを受け継いでいるのだろう。本質的には好走と凡走を繰り返すような難しい馬であると考えるべき。

最後に、今朝行われたケンタッキーダービーにおける勝ち馬の降着と照らし合わせてみると、もし今回グランアレグリアが勝っていたとしたら、実に難しいジャッジになったのではないかと想像する。ルールが異なれば(個人的にも)、マキシマムセンチュリーはセーフ、グランアレグリアはアウトである。どちらのルールが正しいということはなく、良い点と悪い点があり、完璧に裁くことは難しいことを痛感する。その行為が意図的であるかどうかを考慮に入れられたら、どんなに良いのかと思う。競馬にはこれからもスポーツであり続けてもらいたい。


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【今週のWIN5】NHKマイルカップ

20190505

昨日は東京競馬場にようやく着いて、内馬場でゆっくりヒレカツ丼食べて、パドックでじっくりと馬を見て、馬券をしっかり買って、さあレース観戦と思いきや、いきなり雹が降って中止。あんなに快晴だったのに、こんなこと競馬やっていて初めて。もし走っていたとしたら東京10Rの結果とプリンシパルS組の行き先が気になって仕方がない。

さて、気を取り直して今週のWIN5。京都10R橘ステークスはジュランビルが実績的に一枚上の存在と見る。先行力があり、前走からの距離短縮もプラス材料になる。この時期までの牝馬は最後まで真面目に走るため、実力をそのまま評価して良いだろう。もう1頭は、前走で外を回された牡馬グラナタスが内枠に入ったので入れておく

東京10RブリリアントSは関西馬が大挙押し寄せて大混戦。コーナーを4つ回る東京ダート2100mは内枠を引いて内を回る馬に有利になる。ほとんど力差はないので、目をつぶって内枠の牡馬4頭キクノルア、コスモカナディアン、アングライフェン、ゴールデンブレイヴを買っておきたい。

新潟11R谷川岳Sが行われる新潟1600mコースは、外枠から発走して内ラチ沿いにコーナーを回りながら最後の直線で外に出すout-in-outの走りができそうな馬を狙う。堅実に走るプロディガルサンと上昇著しいアルーシャ。内枠から逃げるショウナンライズをどちらかが捕らえてくれるだろう。

京都11R鞍馬Sは3連勝中のミラアイトーンが得意の1200m戦でオープンの壁を乗り越えるかどうかがポイント。重賞クラスのメンバーも揃っているので簡単ではないと考える。脚元をすくわれるとすれば、前走で良い脚を見せた関東馬カイザーメランジェか。適鞍を求めての西下だけに仕上げも万全。

東京11RNHKマイルCはグランアレグリアがアドマイヤマーズを成長力で上回るため、今回は逆転してくるだろう。同じく成長力が期待できるのはディープインパクト産駒のダノンチェイサーで、川田騎手を背に据えて万全の態勢で臨む。今日の雨で馬場が重くなれば後者にもチャンスがあるはず。

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皮膚の質感と筋肉の柔らかさ、ヴァルディゼールに5つ☆

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NHKマイルCを当てるために知っておくべき2つのこと

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■1■マイル以上のスタミナと完成度の高さが求められる
過去23年の優勝馬の前走距離と着順を見てみたい。

タイキフォーチュン→ 毎日杯(2000m)1着 
シーキングザパール→ ニュージーランドトロフィー(1400m)1着
エルコンドルパサー→ ニュージーランドトロフィー(1400m)1着
シンボリインディ→ マーガレットS(1600m)1着
イーグルカフェ→ ニュージーランドトロフィー(1600m)7着
クロフネ→ 毎日杯(2000m)1着
テレグノシス→ スプリングS(1800m)2着
ウインクリューガー→ 毎日杯(2000m)8着
キングカメハメハ→ 毎日杯(2000m)1着
ラインクラフト→ 桜花賞(1600m)1着
ロジック→ニュージーランドトロフィー(1600m)3着
ピンクカメオ→桜花賞(1600m)14着
ディープスカイ→毎日杯(1800m)1着
ジョーカプチーノ→ニュージーランドトロフィー(1600m)3着
ダノンシャンティ→毎日杯(1800m)1着
グランプリボス→ニュージーランドトロフィー(1600m)3着
カレンブラックヒル→ニュージーランドトロフィー(1600m)1着
マイネルホウオウ→ニュージーランドトロフィー(1600m)7着
ミッキーアイル→アーリントンC(1600m)1着
クラリティスカイ→皐月賞(2000m)5着
メジャーエンブレム→桜花賞(1600m)4着
アエロリット→桜花賞(1600m)5着
ケイアイノーテック→ニュージーランドトロフィー(1600m)2着

シーキングザパールとエルコンドルパサー以外の馬は、前走で1600m以上のレースをステップにしている。そして、半数の馬は前走でも勝っているということが分かる。

最初に、ほとんどの勝ち馬が前走で1600m以上のレースをステップにしているのは、東京競馬場のマイル戦では、スピードだけではなくスタミナがないと勝ち切ることはできないからである。特にNHKマイルカップはハイペースになることが多く、最後のひと伸びができるスタミナや底力が問われることになる。

つまり、マイル戦がギリギリといったスピードタイプの馬ではなく、中距離を走り切ることのできるスタミナを兼ね備えていなくては、NHKマイルカップを制することは出来ない。例外的存在であるシーキングザパールにしてもエルコンドルパサーにしても、1600m以上の距離をこなせる十分なスタミナを兼備していた。このレースに出走してくる以上、どの馬も豊富なスピードを有しているのは当然と言えば当然で、最後に勝敗を分けるのはスタミナの有無なのである。

ほとんどの勝ち馬が前走でも勝っているのは、この時点での完成度の高さが勝ち馬に求められるからである。ポロポロと取りこぼしていたり、アッサリと負けてしまっていたりする馬では勝負にならない。G1レースである皐月賞、桜花賞組は別として、前走をキッチリと勝って臨んで来られないようでは、非常に高いレベルの要求されるこのレースでの好走は厳しい。

■2■ニュージーランドT組で展開が向かなかった馬が狙い
中山のマイル戦に条件変更されて以来、ニュージーランドトロフィーでの着順が、そのまま本番へと結びつかなくなっている。中山のマイル戦と府中のマイル戦ではあまりにも条件が違いすぎて、ニュージーランドトロフィーでの成績をそのまま信用することができないということである。これまでのパターンから述べると、イーグルカフェ、ロジック、マイネルホウオウのようにコース適性の差で追い込み切れず負けてしまった馬、またジョーカプチーノのように前潰れのハイペースに巻き込まれた馬など、極端な展開が向かなかった馬に限っては、本番で巻き返せる可能性があると考えてよい。

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全ての知能を走ることに

天皇賞春2019―観戦記―
ヴォージュとロードヴァンドール、メイショウテッコンが先行争いをしつつ前半1000mを59秒8で通過し、速いペースになるかと思いきや、終わってみれば後半1000mが58秒5という後傾ラップであった。昨年の60秒1-60秒6、一昨年の58秒3-60秒2と比べると、今年はスローペースに流れたことが分かる。

勝ったフィエールマンとグローリーヴェイズは父にディープインパクトを持つことで共通している。天皇賞春と菊花賞の3000mを超える長距離G1レースは、ディープインパクト産駒にとって長らく鬼門であったが、晩年にしてようやく壁を乗り越える産駒が出てきた。しかも3着以下に6馬身という圧勝であった。

ディープインパクト産駒は、なぜこうも進化を遂げるのだろうか。ディープインパクト自身がサンデーサイレンス産駒の中でも進化形の馬であったように、産駒にも進化を続ける遺伝子が受け継がれている。その遺伝子とは、全ての知能を走ることに集結することができる能力である。

これは橋田満調教師の父である故橋田俊三調教師が著書「走れドトウ」にて提唱した概念である。橋田氏はレコードタイムが更新されていく過程を見て、その原因を馬場でもなく、血統や調教でもなく、サラブレッドの文化に求めた。サラブレッドが生きるために人間の文化に己を合わせていると説いたのだ。

自らの置かれた環境で生き残るために、野生の本能を捨て、人に喜ばれるようにタイムの更新を重ねてきたということだ。ディープインパクトもその産駒もそうして長く速く走ることができるように進化した。サラブレッドと真剣に向き合った調教師がたどり着いた結論として、一考に値すると私は思う。

フィエールマンはその筆頭であり、わずかキャリア4戦目で菊花賞を制し、6戦目にして天皇賞春を勝ってしまった。何という知能の終結だろうか。この馬こそがディープインパクトの正統な後継者になると直感した。凱旋門賞の舞台にどこまで適応して、どのような走りを見せてくれるのか楽しみである。

クリストフ・ルメール騎手は、今年に入って桜花賞、皐月賞に続き、あっという間にG1レース3勝目を挙げた。道中のポジションから仕掛けのタイミングまで、完璧に乗っている。馬乗りとしての技術や経験だけではなく、日本の競馬場を知り尽くしているからこそ、勝つべくして勝つことができるのだ。

フィエールマンに首差まで迫ったグローリーヴェイズも、わずかキャリア8戦目にして頂点に手の届くところまできた。母父スウェプトオーヴァーボードから、マイル前後が適性距離だと勘違いしていたこともあったが、母系を辿ってゆくとこの馬はステイヤーであることが分かる。今回は相手が悪かった。

グローリーヴェイズが晩成のステイヤーであると分かった今、振り返ってみると、きさらぎ賞で2着したことが驚異的である。キタサンブラックが3歳時にスプリングSを勝ったことが驚きであるように、かなり走る資質の高いステイヤーであるからこそ、3歳時に距離不足の重賞でも好走できる。

パフォーマプロミスは序盤からレースの流れに上手に乗り、この馬の力を十全に出し切っている。まともに走ればこれぐらいは走る馬であるが、乗り方が難しい。ユーキャンスマイルも道中スムーズに走っていたが、ラストは苦しがるように顔を外に向けて走っていたように、まだ力及ばずであった。

エタリオウは最後方からレースを進めたが、最後は力尽きてしまった。ゴーサインを出すと一気に行ってしまう癖が治らない限り、今回のような極端な競馬を強いられることになり、それゆえに展開に左右されたりして、勝ち切ることが難しくなる。ステイゴールド産駒の光と影である。

 

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【今週のWIN5】天皇賞春、スイトピーS

20190428

今週のWIN5は、メインでありG1レースでもある天皇賞・春で思い切って三浦皇成騎手が騎乗するクリンチャーを狙おうと考えているだけに、この時点ですでに一か八かの色が濃い。その他の4レースを見渡してみても、力が抜けていると思われる本命馬としては、スイトピーSのセリユーズぐらいしか見当たらない。その他の3レースは混戦がゆえに、テーマを絞って、リスクの少ない少点数で狙いに行きたい。

京都9Rの鷹ヶ峰特別は京都の芝1400mで行われる。京都のマイル前後のコースは、ディープインパクト産駒の最も得意とする舞台である。キラーコンテンツ、エイシンスレイマン、ヤマニンペダラーダの3頭のディープインパクト産駒が存分に切れ味を発揮して、勝ち負けを演じてくれることを期待したい。

東京10Rの晩春Sは、関西馬が多数東上して拮抗した争いになる。遠征してきた関西馬の中でも、1600万下で好勝負した実績のある馬の勝ち上がり(勝ち抜け)を見越して、デスティニーソング、ポンセルヴィーソ、レインボーフラッグの3頭を狙ってみる。

京都10Rの端午Sは、前走が昇竜S組の争いになるだろう。昇竜Sは序盤からペースが速くなり、後方にいた2頭がゴール前で突き抜けた前崩れの展開になった。その中でも先行して見せ場をつくったヴァニラアイスとケイアイターコイズ、モンペルデュの3頭の巻き返しとみる。

スイトピーSは前述したセリユーズの素質が高く、前走は中山のマイルコースでは不利となる外枠を克服し、最後の直線でもほとんど追われることなく突き抜けて完勝であった。実は京都9Rのキラーコンテンツの妹であり、馬体は兄よりもひと回り大きく、こちらの方が気性的にも距離は持つだろう。

天皇賞春は今年乗れている三浦皇成騎手の手腕に賭けてみたい。クリンチャーは昨年のハイレベルな天皇賞春の3着馬であり、G1を勝ち切れる力は秘めている。ステイヤーは往々にして叩き良化型だけに、前走の凡戦は目をつぶるとして、今回ぐっと調子が上向いてくる可能性は高い。三浦皇成騎手には思い切った騎乗を期待したい。

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充実期を迎えたユーキャンスマイル:5つ☆

 

 

 

 

 

 

 

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京都芝3200m

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天皇賞春の専用コース。スタートしてから第1コーナーまでの距離は417mと長く、しかも緩やかな上りになっているため、無謀な先行争いはほとんどない。1週目は、ゆっくりと3コーナーを頂上とする坂を上って下りる。そして、スタンド前では馬を落ち着かせて、折り合いをつけることに専念する。もしスタンド前直線のペースが速くなった場合は、向こう正面が遅くなり、スタンド前直線のペースが遅くなった場合は、向こう正面が速くなる。ペース配分が重要になってくるため、騎手の腕の差が如実に表れるコースである。

菊花賞が行われる京都3000mとは距離的には200mしか違わないが、菊花賞がAコース(幅員35m)で行われるのに対し、天皇賞春はDコース(幅員25m)で行われる。そのため、天皇賞春が行われるDコースの方が4コーナーの回りがきつくなり、差し馬は外を回さざるを得ない。よって、菊花賞に比べ、天皇賞春は逃げ・先行馬がペース次第では逃げ残ってしまい、人気の差し馬が届かない可能性が高い。

道中のどこかで一旦息を入れることになるため、坂を下りながらのラストの800mのラップは速く、上がりの競馬になりやすい。それでも実質的には3200mを走るのであって、やはりスタミナがないと勝ち切ることはできない。瞬発力とスタミナの両方を兼ね備えていないと苦しい、紛れの少ない、実力が反映されやすいコースである。

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天皇賞春を当てるために知っておくべき3つのこと

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■1■真の名馬と真の調教師、そして真の騎手が一体となって

真の王者を目指し、古馬が集結する春の天皇賞。数々の名勝負が演じられ、過去の勝ち馬には歴戦の名馬が名を連ねる。淀の3200mという舞台で勝利するためには、真の実力を持っていなければならない。「スタミナ」はもちろんのこと、高速馬場に対応できる「スピード」、「瞬発力」、そして、「スローペースに折り合える精神力」を備えていることが求められる。このうちのどれか1つでも欠いては、天皇賞春のタイトルを手にすることはできない。もちろん、先天的な資質だけで全てを兼ね備えている馬は滅多にいないので、足りない部分は調教師によって補われる必要も出てくるだろう。

また、長距離戦であるため、騎手の腕も問われる。道中の駆け引き、ペース判断、仕掛けのタイミングまで、騎手がコントロールしなければならない(することができる)要素が多く、騎手の腕の差がレースの明暗を分けてしまうこともある。過去の勝利騎手を見てもらえれば分かるように、いずれも名手と呼ばれるのにふさわしい騎手たちである。

つまり、天皇賞春は「真の名馬と真の調教師、そして真の騎手が一体となって」、初めて勝利することができるレースである。

■2■ステイヤーはピークが長い

ステップレースである阪神大賞典での1着馬と2着馬の、天皇賞春での成績を比較してみると明確な傾向が見て取れる。

阪神大賞典1着馬の天皇賞春での成績【8・1・5・8】

阪神大賞典2着馬の天皇賞春での成績【0・4・1・14】

以下の2点が導き出せるだろう。

1)阪神大賞典での勝ち馬は、本番である天皇賞春の勝ち馬と結びつきが非常に強い

2)阪神大賞典の2着馬が、本番で逆転する(巻き返す)ことは難しい

なぜこのような現象が起こるかというと、「ステイヤーのピークは長い」からである。

ステイヤーはピークの期間が比較的長いため、阪神大賞典での体調を天皇賞春でも維持することができるのである。阪神大賞典を勝った実力馬のピークが続いている以上、力負けしてしまった馬にとって逆転することは難しく、他の路線から余程の有力馬が出て来ない限り、阪神大賞典を勝った馬は本番の天皇賞春をも制する可能性が高いということになる。

■3■極限の仕上がりが求められる

天皇賞春は3200mという距離ゆえに最も苛酷なレースであり、勝つためには極限の仕上がりが求められる。ギリギリまで絞り込むぐらいの調教を施されたピークの状態において、自身の能力を100%発揮することができなければ勝つことはできない。直前の追い切りをさらっと済ませてしまっているような馬では、3200mの長丁場を乗り切ることができるのかどうか不安が残る。もちろん、休み明けの馬にとっても厳しいレースとなるだろう。

■参考として

1、前2走のいずれかで2500m以上のレースを走っていないと×

2、マイネルキッツ、ジャガーメイル、ゴールドシップの3頭を除くと、過去20年間で全ての勝ち馬は4歳馬か5歳馬

3、前走成績は5着以内が望ましい

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